◆粉塵を出さないクリーンな乾燥機。
汚泥は、移動するステンレスコンベアベルト上に静置されたままで加熱されて乾燥するので、
粉塵は微量で、わずかしか発生しません。
◆複雑な排気ガス処理設備が不要。
粉塵が発生しないため、粉塵を除去し無害化して排気する複雑なバグフィルターやスクラバー、
サイクロン、それらに付属する循環ポンプや配管設備が不要です。
◆排気ガスの温度が低く、冷却装置・ドレン処理設備が不要。
汚泥から出る多量の蒸発水分は、排気ファンで外気と混合冷却して既設処理水槽に
蒸気とドレンとして排出されます。
排気ガスを冷却するコンデンサーと付帯する冷水供給設備、排気ガスのドレンを無害化する
ためのドレン処理施設を新たに設ける必要はありません。
◆扱いやすいシンプルな乾燥システム。
単純な構成のベルトコンベア式連続乾燥システムなので、運転管理とメンテナンスが容易で、
導入教育も短時間で済み現場作業員の負担になりません。
◆省スペース、低価格な乾燥システム。
複雑な排気ガス処理設備、冷却装置、ドレン処理設備とこれらに付帯するファンやポンプ、
配管が不要で、乾燥機の設置スペースが狭くて済み、乾燥システム全体も他に比べて価格
も安くなります。
◆排出汚泥量が増えても対応できる乾燥機。
好景気に支えられて製品の生産量が増え汚泥が多量にでて2倍になった場合でも、
ベルトコンベア式乾燥機はベルトのスピードを上げて乾燥率を下げて処理量を増やすことで
簡単に対応できます。
汚泥の排出量が少ない場合は、加熱室の温度でヒーターを制御するので適温が維持され
無駄がありません。
◆生産量に合わせて、電気ヒーターの点灯数を設定できます。
加熱室で薄く成形した汚泥を上から放射加熱するヒーターは、脱水機から排出される汚泥量
に合わせてユニット単位で点灯数を設定でき、エネルギーのロスなくします。
◆既設排水施設に組込める小型省スペースタイプ。
ベルトコンベア式乾燥機は、汚泥を移送しながら連続的に乾燥するので、既設排水設備の
脱水機とホッパーの間に設置されているコンベアの代わりに設置できる小型省スペースタイプです。
◆連続して乾燥するので、汚泥貯留ホッパーが不要。
脱水機から排出した汚泥をそのまま、乾燥機の投入口に連続的に投入します。乾燥が連続的
に行われるので、前の乾燥が終わるのを待つインターバル時間がありません。
他のバッチ式乾燥機に付帯する、汚泥貯留ホッパーやホッパーから汚泥を切り出し移送する
スクリュウコンベアなどの詰まりやすい装置が不要です。
◆騒音、振動が少ない。
回転式ドラム乾燥機のように高速回転する粉砕羽根がないので、騒音や振動がなく静かです。
◆高い乾燥性能
短いベルトコンベアで乾燥させるために、薄い汚泥を蒸気と電気ヒーターで両面から
集中的に加熱して乾燥させます。
蒸気の伝導熱でステンレスコンベアベルトの下から加熱すると、薄いステンレスベルトは
熱をすばやく効率よく汚泥に伝え加熱します。
電気ヒーターは汚泥を上から輻射で直接加熱して乾燥させます。
汚泥の蒸発水分は外気をキャリヤガスとして排気ファンで効率よく排出されます。
◆運転立上げ、立下げ時間が短い。
運転立ち上がり時間10分、運転立下げ時間10分と短く、作業時間の無駄がありません。
◆運転開始までの工期が短い。
ベルトコンベア式乾燥機は完成品ユニットで納入し、現場で組立付けながら設置しますので、
運転開始までの工期が 2日程度(納入設置、配管配線工事)で済みます。
◆大気圧での低温乾燥のため安全です。
加熱室の圧力は大気圧で爆発の危険がなく安全です。
ステンレスコンベアベルトは蒸気熱で伝導加熱されているので150℃以上にならず、その上に
載って移送される汚泥は、
汚泥の水分が蒸発するときの気化熱で冷やされ100℃前後と低く、加熱室内部は汚泥から
蒸発した水蒸気で充満して低酸素濃度で運転されるので、汚泥の燃焼がなく安全です。
◆高含水率の汚泥を直接乾燥します。
高密度で集中して加熱するので、脱水機から出た高含水率(80〜90%)の汚泥を
乾燥機に直接投入できます。
汚泥に乾燥汚泥や消石灰を二軸ミキサーなどで混ぜて、乾燥機に投入する汚泥の
含水率を下げること不要です。
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