6.国内の排出枠クレジットは |
1.グリーン開発メカニズム(CDM)
京都メカニズムを活用する柔軟措置の一つ。非付属書T国(途上国)で温暖化対策のプロジェクトの
排出削減量に対してCER(クレジット)が発行される。プロジェクトの実施によって得られたCERを付属書I国
(先進国)の排出削減目標達成に用いることができる。日本国内のカーボンオフセットに利用されている。
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2.自主参加型国内排出量取引制度(JVETS) 環境省
事業者が自主的・積極的に、費用効率的かつ確実に温室効果ガス排出量の削減を達成することを
目的としている。自主削減目標に応じて排出枠や、省エネ設備導入の補助金がある。
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3.オフセットクレジット(J−VER)制度 環境省
市場を流通するオフセット・クレジット(J-VER)を発行することを目的としており、これにより、個人、企業、
自治体等による主体的なカーボン・オフセットの 取組の促進、国内の企業や自治体等における自主的な
削減・吸収に係る努力の促進を目的。国内のカーボンオフセットに利用されている。
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4.国内クレジット制度 経済産業省推進
大企業等の技術・資金等を提供して中小企業等が行った二酸化炭素の排出抑制のための取組みによる
排出削減量を認証し、自主行動計画等の目標達成のために活用する仕組み。中小企業等における
排出削減の取組みを活発化、促進することを目的としている。中小企業が手厚い支援により
排出枠クレジット取得ができる唯一の制度。
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5.電力グリーン調書
グリーン電力証書を購入することで、通常の電力料金に環境付加価値分のプレミアムを上乗せして支払う。
このプレミアム分は、最終的には再生可能エネルギー発電事業者に助成金として渡る。
利用者は消費電力総量のうち、グリーン電力証書を購入した分の電力量が再生可能エネルギーを
消費したものと見なされる。
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6.東京都排出量取引
EU等で導入が進むキャップ・アンド・トレードを我が国ではじめて実現したものであり、オフィスビル等をも
対象とする世界初の都市型のキャップ・アンド・トレード制度。
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