9月4日 それは一体(5)。そして新たに開発した乾燥機部品。。。
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忙しいというのもあったのだろうか。あいつをしばらく苦しめていた頭痛からは
何時しか解放される。
連日あいつを散々苦しめた頭の割れるような痛みは台風一過のごとくいつのまにか
あいつから消え去る。
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休みなしの長時間労働を始めた頃からあいつを待っていたかのように忙しさが増した。
働く時間が増えたのだから忙しさから解放されるはずが逆になおさら多忙を極めた。
営業外回り、図面書き、工場との打ち合わせ、現場工事と休む暇などなく動き回らねば
ならなかった。社外で打ち合わせを終えると事務所で図面を書きそれを工場の職人へ
渡す。常に工場の出来具合を怠りなく確認しそして現場工事へと工程は流れる。
零細町工場だ。何でもこなさねばならない。ただ資金繰りはあいつの親に任せる。
銀行との付き合いだけはそれこそ町工場の親父の仕事だった。
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休みなしの長時間労働のあいつではあったが肌で感じ取れるものがあった。
忙しいながらあいつは何かしら感触を掴んでいた。
あいつの町工場で作り、取り付けまで行う製品はコンベアなどが中心に選別機や
それ以外の産業機械と幅広く対応していた。
客先よりの要望に応じ図面を書き了承を得、それを製作し、据え付けるという工程を踏む。
日々忙しい日々を過ごしながらもあいつはその思いが日に日に大きくなっていった。
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それは一体何であるか。価格だ。物を作り据えつけを行い検収後頂く売上金。
その売上金からは決して十分な利益をなかなか稼げない。
客先は必ずと言ってもよい程当然競合させる。必ず値引き競争をさせ決める。
注文する権利は100%客先にありこちらには全くない。
毎回違う製品を作り提供するのだがそれぞれの製品に競合相手があり価格競争になる。
あいつは町工場の職人を食わせていかねばならない。注文は欲しい。
やはり利益を削ってでも注文は取ろうとする。なるべく利益確保の為に生産工程は
十分に練る。アイデアを出し品質を保ったまま何とか早く完成するよう創意工夫を
重ねる。
あいつの町工場は一品料理だ。大量生産ではないため量産効果はない。
製作方法に革新を加えても全てにあてはまる訳ではない。
それでも製品ごとの生産工程は必ず見直して行った。それでもなかなか利益確保は覚束ない。
あいつの町工場独自の製品であっても「今回は予算がない。これくらい値引きしてくれたら
買ってもいいよ。」との客先の言葉に首を縦に振らざるを得ず値引きされた金額の注文を取る。
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それは客先の工場とて商売であり生産した物を売る。その際必ず相手側からはコストダウンの
要請がある。その為の生産工程の省力化、生産ラインを見直しなるべく安価で生産可能な
仕組みを作る。客先とて求められているコストダウンを当然あいつの町工場へ求める。
では、もし値引きできないと断れば。いくらあいつの町工場でしかできないはずと踏んでいても
必ずやどこかが作る。あるいは真似をしてでも作らせる。
日本のものづくり工場の技術力は決して侮れない。
どんな製品でも真似をし瞬く間に同じ製品を作り上げる。
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あいつは客先からの提示金額に決して首を横に振ることはできなかったのだ。。。
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又しても続く。。。
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それでは又です。
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2009.9.4by 博多の森と山ちゃん
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