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2009年09月19日

9月19日 【水と油】林地残材木材チップ乾燥機不具合の原因



今回は決して水に濡れることのない油との関係について書き留めたい。





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5.水と油の関係
では水と油の関係について。
京都薬科大学サイトでは

「水と油はなぜ混ざり合わないか?」
「溶解現象は、溶質分子と溶媒分子の間に働く分子間引力が、溶質分子同士
または溶媒分子同士の間に働く引力と同等または、それ以上の大きさとなって
働いて溶質分子同士の会合を壊し、分散させることである。
鉱油、植物油を構成する分子の大部分はジグザグ形の鎖式炭化水素基からなり、
C-H 間の小さな双極子モーメントは隣の炭素の逆向きの双極子モーメントと打ち
消しあっているため分子同士の間は、比較的小さな van der Waals 引力しか
働いていない。とくに、流動性のある液体の油では、ほんの小さなvan der Waals
引力しか働いていないと考えられる。これは、H―C―H 部分の永久双極子モーメント
および一時双極子が小さいからである。
一方、水の中では、水分子は水素結合し、強い分子間力で会合している。
もし、油分子が水に溶けるとすれば、油分子と水分子の間には水分子同士の
会合と同等またはそれ以上の分子間力が働かなければならない。しかしながら、
H-C-H 結合やC-C 結合の分極率は比較的小さいので、油分子と水分子が接近し
たとしても、それらの間には小さな分子間力しか働かないと考えられる。その
ため水は水分子同士の会合から抜け出すことはないから、油を水に溶かすこと
はできない。」


水内部の分子同士が引き合う力が、水と油の接触面、界面部分の分子間引力
より強ければ界面部分の分子は内部に引っ張られ表面張力、界面張力が生まれ
水は油とは混ざろうとはしない。
水と油の界面での分子間引力が水、油それぞれの内部の分子間引力より同程度
以上の力であれば界面、表面張力、界面張力は一切生じることはなく混ざり合う
事になる。
水と油が混ざらない理由は水、油との界面での分子間引力よりも水、油それぞれの
内部の分子間引力の方が強いため表面張力、界面張力がそれぞれに生じ
決して混ざろうとしない。
だが、界面活性剤は界面の性質を変化させ水と油であろうと仲を仲介し混ざる
事を可能にするものだ。

参考文献 「微粒子から探る物性七変化」前野昌弘著



9月17日(木)
連休明け現地作業向け図面作成の上提出。

業者と一緒に客先訪問。機種が古くどこの業者でもメンテナンスが高額となるとの結論。
全体取替でなく必要箇所だけでの対応での先ずは見積提出する事に。

工場は全員現場工事。変更以前の図面を工場へ渡していたため急遽工場に戻り
手直し後再度現場へ。終了時間予定よりかなり遅くなる。
私のミス。「急いては事を仕損じる」の典型例。


9月18日(金)
林地残材木材チップ乾燥機実験。ようやく完全に成功する。
全くモータ停止、羽根間への詰まりなし。
実験内容まとめ県の機関へ報告書を提出することに。
県の機関バックアップのもと全面的に売り出す予定。
まだ次なる研究開発は必要だが。現時点でも需要はあると見込んでいる。

新規食品工場訪問。女性のみの工場の上担当者も女性なのに驚く。
弊社のお客様には女性が多く男性が2、3名の工場はあるが全て女性のみ
の工場への訪問は今回が初めて。


9月19日(土)
図面書きそしてSolidworks操作に明け暮れる。
工場は本日より連休に入る。



それでは又です。


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2009.9.19by 博多の森と山ちゃん