７月１３日 鬼に金棒乾燥機。。。
本日より汚泥乾燥機の改良開発要件を１案件増やす。
同時に２件を行うのだが優先順位はもちろんつける。
次なる乾燥処理物の乾燥を確実にするために行う改良開発だが
先ずは日銭を稼がなくてはあいつの零細町工場の名前は
即座にこの世から消え去る。
長期的視線で先を見通さなければならないのはよく理解できる。
だが、先立つものがなければその実行すら危うい。
あいつの町工場にとっても苦しいこの時期。
我らが職人の給料を払うためにも自ずと開発要件の優先順位は決まるはずだ。
どうしても成功させたいのが破砕、粉砕しながらの乾燥。
だがそれだけではない。それに付着しない方法の発見。
破砕しながら付着しない上に乾燥する。
熱源低圧飽和蒸気乾燥の場合必ず間接加熱方法を取る。
あいつの町工場の乾燥機の乾燥方法も一部間接加熱を行っている。
ある媒体を通して加熱乾燥させる訳だがその媒体に粘着性がある汚泥等の
乾燥処理物は付着しやすい。
付着すると様々な不具合を引き起こす。
厄介な付着性を無きものとしその上破砕、粉砕しながら乾燥する。
もちろんあいつの町工場の乾燥機は連続コンベア式であるから
乾燥しながら目的地まで運搬する。
破砕、不付着、乾燥、運搬全てを１台の乾燥機で行う。
もちろん成功すれば鬼に金棒だ。
あいつは「鬼が笑うかな。」とへらへらニタニタ気色の悪いうすら笑いを
しばらく浮かべていた。。。
乾燥機部品改良図面を３枚仕上げ早々我らが職人に渡す。
１枚は職人の指摘を受け訂正した図面。
実質製作するに必要な図面は２枚のみ。
仕入先商社来社。
出来うる限り情報を提供する。
情報を提供すると必ず新しい情報を教えて頂ける。
相手先が商社ということもありその情報の中身は技術的内容はあまりない。
主に他社の動向そして他の地域の状況だ。
説明すると頭の中が整理できる。その上様々な情報をもらえる。
但し、情報が変化しているのではなくその本人が変化していると養老氏は
本に書いていた。
意識があることに集中している場合従来見えなかったものがはっきりと
見えるなど確かに良くある。
どこに意識を置いているかが肝心なのだろうか。
明日は製造メーカー１社来社予定。。。
それでは又です。
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2009.7.13by 博多の森と山ちゃん
