7月30日 更なる高速で宙を回転し続ける汎用旋盤。。。
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あいつは思いのほか今ビデオを作成するのに時間を喰ってしまった。
くれぐれも目を回さぬようお気をつけてご覧下さい。。。
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あいつは現場で既設フレームにスケールを当て寸法を確認していた。
向こうから近づいた同行者の職人があいつに声を掛ける。
「こちらだけ解体すれば作業はできる。実際やってみてだめだったら
向こう側も外せば大丈夫。」
現場工事の事前確認だ。あいつは現場作業の際は事前に必ず我らが職人を
伴い訪問の上作業内容について詳細に打ち合わせを行う。
それにより作業工程、準備するものがより明確になる。
耳にするより現地で人間の持つ五感で確認出来ればそれに越したことはない。
あいつは職人に告げる。
「残業だけはせんばい。なるべく早く終わらせないかんばい。」
職人は当然のごとく首を縦に振る。
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ここでの現地確認が終了すると次なる現場へと向かう。
車中助手席のあいつの携帯電話がバイブ振動と共に高鳴る。
画面を見ると別の職人の名前が浮き上がっている。
「スプロが抜けん。工場に戻り外すけん。
それに他の場所の軸受も悪くなっとうごたあ。取り替えないかんめえか。」
あいつは客先担当者と電話を変わり早急に部品を手配の上予定外の箇所の
修理も行うことにする。
その電話で再度職人と話し早急に対応するよう指示をする。
あいつは会社事務所に連絡し部品を仕入れ加工を緊急対応するよう
話をする。
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電話対応が終わる頃には目的地の現場へ到着する。
早々予定された工事内容を職人とスケール片手に話し合う。
現場の様子を睨みなるべく簡単にそして早急にできるよう互いにアイデアを
出し合う。
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内容がほぼ纏まると帰社する。
戻ったあいつの工場では現場より一旦帰社した職人に工事の状況
そして目の前にある修理品をつぶさに詳細に確認する。
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それが終わると事務所へと戻る。さあっ。あいつはこれからが本番だ。
決定した工事内容に基づき図面を作成しなければならない。それも早急に。
決して職人を遊ばせる訳には行かない。
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部品メーカー来社。底は脱したとの喜ばしい話を耳にする。
少しずつではあるが出荷量が増えていると言う。
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喜ばしい話を頭に響かせたまま再度図面を描き始める。
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とうとうやはりあいつはいつものごとく呟く。
「本来はビデオなどつくる暇はないのだが。アイデアが浮かぶと何でも
先ずはやらないと気が落ち着かないんだよな~。」と。
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だから何なんだ。
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それでは又です。
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2009.7.30by 博多の森と山ちゃん
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