6月14日 いよいよ小型の新型汚泥乾燥機試運転開始。。。
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少量の汚泥乾燥用新型開発の小型乾燥機の試運転を行った。
今後少ない処理量に見合った安価な新型汚泥乾燥機の提案ができる。
これで弊社コンベア乾燥機のラインナップが増えた。
もちろん特許出願するつもりだ。
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同内容はこちらブログでも読めます。
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「この金額では新規に乾燥機を導入したとしても何らメリットはない。
産廃費用は削減できるが処理量が少ないため機械代が捻出できない。
ベルトコンベア式乾燥機にこだわる必要はないのでないか。
交差スクリュー式であれば安価に仕上げられるはずだ。」
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早朝先ず親父へ問い掛ける。
あいつの突然の言葉に親父は、しばらくは苦渋の面そして半開きの瞼の
視線は一点を見つめていたが顔をこちらを向け静かに話し始める。
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「会社にとって乾燥機自体を入れることに目的があるのではないか。
それは単純に、機械代回収という意味合いではなく今後値上がり続ける
あるいは捨て場がなくなる産廃に対しての考え方だ。」
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「よく分かる。産業廃棄物である汚泥をどう処理するかは今現在そして
将来的にも社会的問題だ。現在は最終的には焼却あるいは埋め立て処理
がされているが特に埋め立てできる場所はいずれなくなる。」
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「そうだろう。乾燥機導入は環境に貢献しているのだという社会的にアピールも
できる。何も費用対効果のみで購入している会社ばかりではない。
それに実際身近に産廃削減目的のみで乾燥機を導入した会社もあるではないか。
CO2削減そして環境への貢献。これだけでも社会的信頼は増す。」
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「確かにそうだが。しかし、会社は常に利益を求めるし利益がなければ
会社は成り立たない。産廃費用削減できる上に機械代も回収できるので
あればそれに越したことはない。
既に産廃の汚泥の堆肥の利用あるいは燃料使用により100%リサイクルが
完成している会社もある。
その工程の一つに乾燥機は必ずと言ってもいいほど必要だ。
出来るだけ安価で乾燥効率が良い乾燥機の必要性は社会的要請でもある筈だ。」
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「しかし売上の数字は上がらない。
それにベルトコンベア式乾燥機開発に一体いくらの金を注ぎ込んだか
知っているだろう。
売れなければ開発費用の回収どころではない。
これからが勝負と言うのにもう他の乾燥機と言うのか。
今の大不況からすると売れなければ我が町工場自体がどうにかなる。
もう開発費用などどこからも出ないからな。」
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「何も又新しい乾燥機を一から開発しようとしているのではない。
最近ベルトコンベア式乾燥機を新たに改良した一部分を
単独で乾燥機として成り立たせようとしているだけだ。
それに売れない事には会社は吹っ飛ぶ。
売るためには安い金額で少ない処理量の乾燥が可能な汚泥乾燥機が
必要なだけだ。
処理量に応じて客先へは提案すれば良いはずだ。
処理量が少ない場合は交差スクリュー式乾燥機。
そして処理量が多い場合にはベルトコンベア式乾燥機を。
処理量が多ければ多いほどベルトコンベア式乾燥機はメリットは出るはずだ。」
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親父はその後一切口を開かない。
あいつは席に戻るとパソコンの画面に向かい新型の小型汚泥乾燥機を
CADソフトで描き始める。
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蒸気加熱の間接乾燥の設計には必ず圧力容器の考慮が必要だ。
蒸気加熱設備は第一種圧力容器の適用となる。
しかしその第一種圧力容器には下記3種類に選別できる。
1)第一種圧力容器-------検査機関 労働基準局
2)小型圧力容器--------検査機関 ボイラー協会
3)簡易容器---------検査なし
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なるべく簡易容器になるよう常に頭を捻る。
それ以外の容器指定となると検査、届け出など厄介でその費用は
当然機械代へ上乗せとなる。
その上検査を受けるために日数が掛かるため乾燥機自体の納期も長引くことになる。
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「汚泥が届きました~。」
女性の事務員の声を耳にするとあいつはストップウオッチ、温度計を
手に取り乾燥機が待つ我が町工場へ向かう。
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「さあっ。又しても始まりだ。」
あいつはひとりつつぶやきながら親父の顔色を眺める。
当然笑顔などあるはずもない。。。
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乾燥前
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乾燥後
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それでは又です。
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出勤早々洗濯機へぶち込んだ作業着をそろそろ干さなければ。
乾燥はもちろん我が汚泥乾燥機で乾かすつもりはないブログあるはず。
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2009.6.14by 博多の森と山ちゃん
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