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2009年06月20日

6月20日 次なる課題は攪拌装置。。。



次なる課題は攪拌装置。
連続ベルトコンベア式汚泥乾燥機内の部品で運搬しながら乾燥物を
解(ほぐ)し、攪拌し乾燥効率を向上させているはずだ。
だが、実際の稼働では本来の目的である乾燥にどれだけ貢献しているか
大いに疑問符が付くとの罵声を存分に浴びている。




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同内容はこちらブログでも読めます。





交差羽根間に乾燥物が詰まり堆積する。
加熱乾燥によりいずれ外れるのだが時間を要する。
乾燥処理物は特殊合金ベルト上を次々と絶え間なく運ばれ
攪拌装置より堆積した乾燥物が外れる暇などない。
原因は付着そして固着だと分かっている。
その付着の解決方法は既にひらめき実際つくり、試すつもりでいる。

実のところ課題はそれだけではない。
如何にコンパクト、省スペースで製作できるかだ。
従来の機能以上の役目を果たし、その上如何に小さく出来るかが
重要なポイントなのだ。
それは攪拌装置だけではなく乾燥機各部品それぞれを如何に改良できるか
でもある。
乾燥室内を如何に狭くし、その狭い空間内で如何に乾燥効率、加熱効率を
上げるかは永遠に続くよりよきものを求める課題でもある。

先ずは攪拌装置を眺める。
攪拌装置の動きをつぶさに眺めそして感じる。
攪拌、解し動作を脇目せずに集中する。
長き時間一点を見つめ決して視線を外さない。
そして待つ。ひらめきを待つ。浮かび上がる妄想いや構想を空中に眺める。
自分なりに自分勝手に結論付ける。

根本的に改良を加える。
軸太さ、羽根の幅、羽根の巻き方、電動機容量、軸受ユニットの形状及び番数、
駆動チェーンの番数、平歯車のモジュールそして歯数。
今攪拌装置は2軸の配置の間隔により軸太さと羽根の幅が決まるので
平歯車の選定が重要だ。
それに伴い軸受ユニットの番数の選定へと繋がる。
過去の経験より駆動源である電動機の容量の大きさはある程度程決定はしているが
この選定によっては動作不調となるのだからやはり頭を悩ませる。
減速比は従来通りで良いであろう。
過去失敗の経験により乾燥室内から外への防塵、防風対策は万全を
期さねばならない。

攪拌装置の図面化を行う。
今回は乾燥機本体内部構造を抜本的に改良施すため、熱交換フードそして
加圧ローラまでも見直す。
熱交換フードの位置をどうするか。従来とは全く異なる考えにより
画期的な配置となる。
加圧ローラは外径の大きさを小さくしより小型化を図る。
クリーナは職人自ら考案した内容をそのまま採用し取付位置までも
改良する。

次なる提案日にちは既に決定している。
夥しい改良点を全て網羅した次世代汚泥乾燥機の図面化を急がねばならない。
図面化し、次は試作機製作となるのだが。

果たしてふところに突風が吹き荒れているあいつの町工場は果たして
行動に移せるのか。

あいつは最早天に任せるしかないと博多の空梅雨の夜空に向かい一人ごつ。
それも必死の作り笑いとともに。。。


それでは又です。




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2009.6.20by 博多の森と山ちゃん