6月9日 既に又新たなる汚泥乾燥機なのか。。。
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ついぞゆっくりとは眠れなかった。
腫れぼったい目元を手で擦りながら我が家であるマンションの
玄関を出る。
会社までの通勤はいつもながら徒歩だ。
薄曇りの中右手には傘を持ち左手には通勤鞄。
両耳には鞄の中のCD再生装置よりコード伝いにイアフォンが差し込まれている。
今日もランチェスター経営原則 戦略名人の講義を耳にコンクリートジャングルの
中の道を安全靴で歩む。
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同内容はこちらブログでも読めます。
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いつもの日常と変わらぬ早朝7時には会社事務所に到着する。
一目散にパソコンの前に座り電源を入れしばらく立ち上がりを待つ。
準備が整うと即座にEXCELのアイコンを押しファイルを選択する。
ディスプレイ画面上に映し出された多数の計算式の空欄の升目に
そそくさと数字を叩きこむ。
ソフトは瞬時に計算の結果を弾き出す。
目の前の計算結果の数字は昨晩眠れなかった理由をありありと映し出している。
「やはりそうか。」と一人ごつ。
続けてしばらくは数字を何度も入れ替えてはその計算結果の数字を見入る。
しばらく眺めては首を小さく縦に振り一人頷く。
たった一人で納得するとその結果をプリントアウトする。
後で親父へ見せるためだ。
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胸騒ぎは本物だった。
客先の現在の汚泥の処理量。その汚泥の乾燥前、乾燥後の水分率。
汚泥の現在の産廃として排出する際の処理金額。
全てをEXCELソフトで計算した結果では、
新たに乾燥機を導入した際の乾燥機購入、ランニングコストを乾燥後の
産廃処理費用と差し引き儲けが出るまでにはかなりの年月が必要だ。
産廃費用の削減のみを考慮すると今回の乾燥機導入は無意味だ。
乾燥機導入の意味合いは薄い。
昨晩の胸騒ぎの予想が的中したのだ。
乾燥させる汚泥の処理量があまりに少なく弊社最新汚泥乾燥機では
採算が合わない。
やはりある程度の処理量の多さが必要で今現在の弊社乾燥機では客先の
要望には適合しない。
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しかしながら名案、回答は既に用意はしてあった。
既にひらめきは次なる乾燥機の姿を目の前に映し出していた。
弊社過去存在しなかった乾燥機。いやこの世に今だ存在していない乾燥機。
弊社乾燥機最大の特徴であるベルトコンベア式ではない乾燥機。
それは既に頭の中では具体化され寸法正確に作れる姿だ。
つまり又新たなる乾燥機の開発、提案だ。
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汚泥の処理量が少なくても採算が合う小型の乾燥機。
その上、なるべくスペースを取らない。
画期的であるのは間違いがない。確かに自画自賛ではある。
先ずは実証が必要だ。
いずれ乾燥サンプル汚泥は送られて来るだろう。
実際上手くいくかは自分の目そして手足で十二分に確かめねばならない。
決して絵に書いた餅であってはならない。
実際稼働させた乾燥テスト結果こそが事実の証明だ。
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既に図面化を急いでいる。今回のテストは及第点が付くだろう。
過去の経験から自ずと回答が出る。
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実のところ処理量が少ない乾燥機の提案はためらっていた。
弊社の特徴であるスチールベルトコンベア式乾燥機ではない。
それに金額が低く売上があまり上がらない。
しかし、よく吟味すれば処理量が少なくとも引き合いは多く台数をこなせば
問題はないどころか売上高は結構なものとなる。
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既に見積り活動も開始した。
乾燥テスト後即座に画期的な真新しい乾燥機の提案ができるよう事前準備を急ぐ。
実際上手くいけば引き合いを頂いている他の客先にも今内容で商談が進められる。
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そうだ。いよいよ弊社従来の特許申請済みベルトコンベア式乾燥機ではない
新たなる乾燥機の開発が始まる。
もちろん特許は申請せねばならない。
つい最近特許事務所の先生のお世話になったが再度相談せねばならない。
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今度こそはと一人密かに胸に誓う。
ふところの突風の隙間風をせめてなぎにすることを。。。
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それでは又です。
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次なる乾燥機の姿は如何なるものなのかは乞うご期待ブログあるはず。
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2009.6.9by 博多の森と山ちゃん
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