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2009年06月08日

6月8日 改良済最新汚泥乾燥機。早々汚泥を流したと言うのか。。。



本日お客様が遠方より来社された。
目的は弊社に常設の先日大幅に改良された最新汚泥乾燥実験機の出来栄えを
確認するためだ。




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同内容はこちらブログでも読めます。





午前中に到着した汚泥を早速お客様の目の前の最新汚泥乾燥機で流す。
実のところ改良後の乾燥機の最初の投入が今汚泥だ。
送られた汚泥の量は少なく一気に全て投入供給装置へ入れる。
実際、供給装置へ投入しその汚泥の流れを眺める。
汚泥の成分にもよると思われるが過去悩みの種であった汚泥の
部品への付着は全く見られない。
投入後予想以上の速さで乾燥機本体へと運ばれる。
乾燥機本体内も点検口から眺めるが本体内での部品への付着はない。
当初の構想を覆す素早いスピードで乾燥機から排出される。

排出された汚泥を眺めるにつけ乾燥はあまりしていない。
処理、乾燥させる量からすると投入供給装置そして乾燥機本体の
速度があまりにも早すぎたようだ。

更に速度を落とした上で汚泥を流そうとするが手元には残っていない。
お客様にお願いをし、後日汚泥を多めに送って頂く事に。
今後試行錯誤を重ね最適な乾燥機内容を提案する必要がある。
客先ご要望のなるべく小さなスペースそしてなるべく安価なイニシャルコストを
実現せねばならない。

汚泥処理には焼却する方法もあるが先ず焼却の許可を取るのが大変。
その上、焼却したとしても燃やした後の灰の処分が必要となる。
そのため、熱源である余剰蒸気をできる限り有効活用し、産廃費用を減らす。
今回の汚泥乾燥導入の主たる目的だ。

今お客様からも耳に入れる。
いずれ汚泥の埋立地がなくなる。捨てる場所がなくなる。
汚泥を産廃として捨てる金額が次第に値上がりしている。
先にも決して値下がりはしないだろう。
汚泥処理の方法として汚泥を乾燥させそれをボイラーの燃料として使用し
全く産廃が出ない工場もあるとの事。

先ずは産廃費用の削減と乾燥機導入のコストが割に合うかが今回導入の
最も大きなポイントであるのは書くまでもない。
今後送られて来る乾燥サンプルを改良済み最新汚泥乾燥実験機で
試行錯誤を繰り返しその後最適な機器の提案そして金額の提示となる。

だが、今汚泥に関して言えば改良した内容はことごとく上手く行ったと
言っても過言ではない。
さて、他の汚泥でも同様に問題なく稼働するのか。
今後立て続けに要請されているたくさんの汚泥の乾燥テストを行い
自分の目でしっかりと確かめねばならない。

なけなしの先立つ物が何もない零細町工場でなるだけ工場内の在庫分を使用した
今回の改良。
果たして特許出願した価値が見出せるか。
それは改良された乾燥機自身のみが分かっているはずだ。


それでは又です。



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2009.6.8by 博多の森と山ちゃん