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4月29日 海外の汚泥の乾燥テストを行ったと言うのか。。。



大量の汚泥が入れられたいくつものスーツケースを抱え海外より通訳の方を伴い
飛行機で来社。
早速最新汚泥乾燥デモ機にて乾燥テストを実施。
結果は良好。
後は乾燥された汚泥を持ち帰り自国で検討される事に。。。











同内容はこちらブログでも読めます。





女性の通訳の方同伴でお越しになる。
3つのスーツケースにはそれぞれ汚泥が満載。
早速我が町工場の職人は閉じられた汚泥入りのビニール袋の封を開け最新汚泥乾燥機へ投入。
海外の方は汚泥投入、乾燥そして排出の様子を事細かに持参のカメラ、ビデオに納める。
乾燥機より排出された汚泥を自分の手で握り乾燥具合を確かめる。
言葉を発せられるが私には全く理解できない。
いつかの質問は通訳の方を通してされる。それ以外の私の対応は笑顔で頷くだけだ。

乾燥後の汚泥は水分計で計測するがその様子までビデオそしてカメラで撮影される。
乾燥結果は満足するものであったはずだ。その方の表情は終始にこやかだった。

工場より事務所に戻りしばし談笑する。

この方の会社と客先とのパイプは太く既に北米製の乾燥機を納入済みとの事。
熱源は主に電気なのだが最近汚泥が燃え火災が起こりその乾燥機は稼働されていない。
又、金額が高いため全く利益がない。
一から自国で開発しようとも莫大な費用と時間がかかる。

そのため金額が安く世界一の技術力がある日本国の我が町工場の乾燥機に白羽の矢を立てる。

但し、本来であれば日本国の数分の一の金額の電気を熱源としたい。
しかし、実際電気熱源の乾燥機が火災を起こし運転されていない事実があるのだから
安全で扱いが簡単な低圧蒸気を熱源として使用を勧めるとの事。
火力発電所の余剰蒸気を使用できるため環境に貢献CO2削減に繋がるであろう。
もちろん乾燥の熱源に火を使用する意向は全くない模様だ。
危険の上付帯設備が必要となるのは承知されている。

やはりこの方の国でも不景気で仕事がないらしい。
是非とも弊社の乾燥機を売り込むと意気込んでおられた。
後はこの方の自国での交渉を待つだけだ。

日本国同様汚泥の処理が国を挙げての問題となっている。
海洋投棄はできない上、埋め立ての場所も残り少ない。
汚泥の炭化、あるいは肥料等での利用を考えているのは日本とそっくりだ。
先ずは廃棄費用の削減が重要課題であるのは世界共通なのだろう。

いずれこの方の国の現地視察が必要になるだろう。
豚インフルエンザの将来の動向も気になるが頂いたおみやげのお返しを何にするか
既に頭を悩ましている。。。



それでは又です。

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「霧の橋」乙川 優三郎著
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2009.4.29by 博多の森と山ちゃん



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