11月15日 過労などとは言わせない(1)。。。
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ようやく業務に復帰致しました。緊急入院そして手術としばらくご迷惑をお掛けしました。
お詫び申し上げます。
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その晩は結局一睡もできなかった。
横たわった寝床で眠りに入ろうとするが痛みで体が捩れ呼吸さえ意思を固めてやらねばならない。
一向に止むことのない苦痛との戦いが寝室の闇のなかひたすら続く。
その始まりは突然の激痛であり突然の体からの強烈な叫びであった。
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同内容はこちらブログでも読めます。
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家族の寝息を乱さぬよういつしか寝室の寝床を離れ居間のソファーで
必死に抑え込む呻き声と共に七転八倒を繰り返す。
とめどもなく襲いかかる痛みに懸命に耐えながらも四六時中体を捩じる。
漆黒の帳が開け始めた頃には決意を固め身を起こす。
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朝食は取ろうにも取れずに睡魔と苦痛に耐えながらいつもの時刻に家を出る。
習慣化されたはずの徒歩通勤の身には図らずも痛勤と相成る。
一歩一歩踏み出す度に激痛は体を襲い眠気眼な目は血走る。
自然と腰は砕けへっぴり腰の不格好な歩き姿をさらけ出す。
第三者よりの訝しげな視線を気にする余裕すら残されてはおらず
一向に治まることのない身体の苦痛の叫びにもめげず通常の倍の時間をかけ
会社へは何とか到着する。
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決して歯を食いしばらずに冷静、沈着なる顔付で淡々と業務をこなす。
この日は外出予定がなかったのがもっけの幸いだ。
心臓の鼓動の波動とともに襲われる悲惨な痛みを耐えながらも体の動きはやはり緩慢だ。
笑顔もどこかしら芝居ががる。暑くもないのに背中には汗が滲みだし体全身の筋肉がこわばる。
我が町工場と事務所を行き来しながらも目の前の風情は曖昧模糊なものにしか視力が
醸し出さない。
人知れずのしかめっ面は下を向いた場合だけだ。
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午前中ごまかした体は最早泣き叫んでいる。
昼休み時体を横たえようとするが激痛によりそれすらできない。
いよいよ身がはちきれんばかりの痛みの屈辱に跪く前に意識あるうちにと病院へ
電話を入れる。
目的の先生が診察可能との回答を耳に自動車で泌尿器科へと向かう。
病院では様々な検査、最終的にはCTまで撮り痛みの根源を医師は探る。
診療個所は男の急所付近であったが病院内外科へと移され早速治療開始する。
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はっきりとした痛みの原因が分かると医師二人掛かりでそけいヘルニアを押し込む。
既に一刻の猶予もないとばかりに痛み止めも打たずに医師二人はあらんばかりの力で押し込める。
今の脱腸の状態が続くと出てきた腸の粘膜がいつしか腐る可能性がある。
患部を抑える度に激痛が走り大きなうめき声が漏れる。
額には汗をかき医師の動作のたびに襲いかかる強烈な苦痛に歯は食いしばられ
体全身が捩れる。
それにも構わず必死の形相の先生らは力を尽くす。
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痛みを堪える苦渋の顔付きに耐えかねにいよいよ看護師は痛み止めの点滴を始める。
間合いを取り又しても腸の粘膜を力を込め両手で押す。何度も繰り返し押す。
点滴の効力は一向に現れず相変わらず激痛に呻き声とともに体を捻る。
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遂にあきらめた二人の医師は救急車で総合病院へと運び出す。
幾分痛み止めで和らいだ苦痛は救急車の車体の揺れとともに復活を遂げる。
運び込まれる総合病院では慌ただしく準備を整え今か今かと当番の先生医師は待ちかねていた。。。
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次回へと続く。えっつ。。。
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それでは又です。
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読破。ブクログmoritoyamachanの本棚
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「アップ・カントリー―兵士の帰還(上)(下)」ネルソン デミル著
ようやく読破。
結局上下巻で1600頁ある大作。
アメリカとベトナムの関係の描写が詳しくなされ勉強にはなる。
いわゆるベトナム戦争が一体何であったかの一つの答えを導き出そうとしたのだろうか。
紅一点の女性スパイが良い味わいを導き出している。
この女性の存在自体が現実離れしている感もしないでもないが。
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「コフィン・ダンサー(上)(下)」ジェフリー ディーヴァー著
テンポ良く一気に読める。
凝ったストーリーで楽しめる。
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「逸脱者(上)(下)」グレッグ ルッカ著
今作品はノワール色が濃く出ており個人的には非常に興味を覚えた。
中途半端に終わり次の作品を読まずにはいられない。
今シリーズ相変わらず面白い。
あの爽やかな主人公がいよいよ暗黒の世界へと落ち始めた。
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「エンプティー・チェア(上)(下)」ジェフリー ディーヴァー著
悪に染まった警察組織と主人公らの対決。
相変わらず一気に読める。
起承転結がはっきりと打ち出され相変わらず面白い。
今シリーズ3作目だがはずれがない。
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「終りなき始まり(上)(下)」梁 石日著
在日の目線より祖国を見つめている。
男女間の愛情をからめ自分自身の自堕落を懸命に批判しながらも抜け出せないでいる。
この作者の本は3冊目だが相変わらずありのままの直接的表現が心を射抜く。
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来週抜糸までは仕事は助走期間の予定ブログあるはず。
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2008.11.15by 博多の森と山ちゃん
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