10月9日 攪拌装置。果たして上手く行くのか。 そして時(15)。。。
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俺には分かっていた。常に新規のお客が必要だということを。
現状維持では必ずやジリ貧になる。
商社から注文が来るようになり利益率はよくなった。
だが、俺の町工場の売上全体を商社だけで賄えるはずもない。
下請けの仕事も相変わらず続けておりこちらは絶えず発注があり安定はしている。
しかし、常にコストダウンで利益率が悪い。
機械の更新、コストダウンのためにいつも頭をひねらねばならずこれこそ貧乏暇なしだ。
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それは向こうからやって来た。新たなる転機が図らずしもこちらへと飛び込んで来た。
俺の町工場へ通っていた工具店の営業マンが頭を下げ相談に来た。
今在社している会社が危ない。他の人間も一緒に雇ってくれないか。
俺は突然の事に驚いた。何故俺に相談したかははっきりとは言わなかった。
多分方々に声を掛けているのは疑う余地はない。
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俺は即断即決した。工具商など未だ経験がない分野だがやってみる価値はあると思った。
それはお客だ。新規のお客が増える。
次の日には税理士、司法書士と相談し早速町工場とは別の会社を興した。
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結局3人の営業マンを雇い入れ会社を始める。
ところが全く当てが外れ一向に儲からない。これでは会社が危なくなるのが理解できた。
客先の多くが俺の町工場のような鉄工所。
売上金額は小さい上に手間暇がかかる。払いは悪い。
儲かるはずがない。次第に一人辞め、二人辞めとうとう三人皆辞めてしまう。
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しかし有難いことに数少ないながら良いお客が残る。
そのお客はどこも鉄工所ではない。生産工場で中には地場大手もある。
俺はある考えで新規に若い営業マンを雇い入れ回らせた。
それは工具、部品販売では儲からなくても良い。鉄工所仕事を手に入れようとの判断だった。
旋盤、製缶仕事。そして現場工事。
これが当たった。当初は僅かな金額だったが次第に任される金額が大きくなり
お客によっては部品販売から製作そして補修現場工事まで一切任せてくれるお客まで
現れた。
当時は高度成長期の真っただ中。営業マンは新規顧客も獲得した。
結局もう一人雇い二人で一日中お客を回らせた。
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下請けでなく中間業者も入っていない。エンドユーザー直接の仕事だ。
当然利益率はよくなった。
今は安定しているが下請けの仕事もこの先どうなるか分からない。
とうとう下請けの仕事は一切辞める。
商社そして俺の販売店からの仕事だけに力を注ぐ事に決断を下したのだ。。。
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それでは又です。
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2008.10.9by 博多の森と山ちゃん
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