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10月1日 最新式連続コンベア式汚泥乾燥機。更なる改良を加える。。。



更なる改良を加えた最新連続コンベア式汚泥乾燥機。
これで上部加熱部の構造にかなりの手を加えたことになる。
あくまでも熱源は低圧飽和蒸気だ。
当初の加熱ローラーによる圧縮蒸気伝熱乾燥のみに、攪拌、蒸気熱風乾燥方法が追加される。
早急なる対応製作組み立て後早速試運転を開始した。ところがだ。。。




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わざわざ遠方よりお越し頂いたお客様の目の前で処理物を投入する。
コンベアのスチールベルトに載せられた物は順調に加熱部へと運ばれその姿は
見えなくなる。
後は乾燥後排出部より吐き出された加熱乾燥された物を待つだけだ。
出てくる。出たきた。先ずは小さな粒状のもの。次第に大きな乾燥されたものが
間近で睨み続けている皆の目の前に現れる。
ベルトで運ばれながら加熱乾燥されたものを次々とその乾燥機本体は吐き出す。
しかしそれ以降おかしい。投入されたはずの物が半分以上が現れない。
皆何も運ばれないただ進み行くベルトのみをしばらく眺める。
だが、出てこない。一向に運ばれない。排出されるべきさらに大きなものがなかなか出現しない。
待つ。ひたすら待つ。そううち職人がつぶやく。「ひっかかっとうばい。」
その職人は足早に乾燥機の点検口へと向かい早速それを開け中を覗く。
「やっぱりな。」職人の予想は的中する。
取り省かねば。諸悪の根源である引っ掛かり物を至急乾燥機より放りださねば
乾燥テストができない。
折角忙しい中遠方より時間を掛けお越し頂いた方々に多大なるご迷惑をおかけすることになる。
必死に取り除こうとしている職人の向こうからもう一人の職人が走ってくる。
大声を出しながら必死に形相で近づいて来る。
「機械が壊れたばい。」その顔面蒼白の表情は決断する決定打となる。
乾燥機本体が壊れたのではなく他の設備が動かなくなったのだ。
頭を下げお詫びをし今回の乾燥テストは何もできないまま終了となる。

今乾燥機はあくまでもテスト、デモ機として製作した。
目的は更なる乾燥率の向上目指した開発機としての色合いが濃い。
本来は汚泥乾燥を目的としているが要望により様々なサンプルを流している。
今回は処理物が汚泥とは全く異なるある固形物の乾燥を目指すべくお客様の
目の前でテスト乾燥を行おうとした。
その目的物に合わせできる限りの調整は行った。しかし調節範囲は限られている。
あくまでも今回の処理物の専用機ではないため出来得る範囲は制限を受ける。
それも大幅な改造を行ったばかりでありそのために時間を取られ事前に物を
流す猶予は一切残されてはなかった。
トラブルは起こった。テストはできなかった。
その解決方法は簡単であるが時間は掛かる。
今回は見送りその乾燥目的物にあった構造へと改造の上乾燥テストを行うことにする。

お詫びしたお客様をお見送りした後は乾燥機ではなく我が工場設備の機械の確認だ。
動かなくなった機械を前に取扱い説明書を見ながら点検をそして調整を行う。
何度運転スイッチを押そうと始動前にモニターにはエラーが出る。
一刻を争う。乾燥機を動かせないのでは改良後の乾燥テストを待っている方々へ
顔向けできない。
見切りをつけサービスマンを呼ぶ。しかし、結果は手の施しようがないとの事。
新品の金額を聞くが手が出せる額ではない。
早々手当たり次第中古を探す。以前購入した会社そしてネットで目星をつけると電話を入れる。
何件も。何本も電話を入れる。あった。中古はある。次は価格そして品質だ。
電話の内容を検討しどうするか回答を早々に出さねばならない。一刻を争う。

次なる不安心配で既にあいつの胸は詰まる。
機械設置後早々テスト開始するがその結果がどうなるか。
うまく行かねばいよいよあいつは首を吊らねばならないのか。
もし乾燥率が向上しないのであればあいつの町工場は吹っ飛ぶのか。
頭をよぎる。脳裏をかすめる。
もし今回うまくいかなければ。乾燥率が向上しなければ。
高鳴る心臓の鼓動に思わず掌を当てる。胸からの伝わる振動は次第に強烈になる。

あいつはひとり呟いた。
「次の構想は既にある。」と。。。


汚泥以外のご要望も多々頂きます。どうぞサンプル品お送りください。
先ずは弊社のテストデモ最新蒸気コンベア乾燥機で流してみます。




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他の製品も製作真っ最中。




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それでは又です。




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読破。ブクログmoritoyamachanの本棚

「ホワイト・シャドウ」 エース アトキンス著
結局作者の伝えたい内容が掴めない。
文章は不気味さが漂いノワールらしさが発揮されていたが。
ストーリーの起伏がなく悪く書けば物語ではなく新聞記事を読んでいる心地。

「雪月夜」 馳星周著
いわゆるいつもの馳氏独特のノワールワールド。
しかし、最後は登場人物の殆どが死んでしまうとは。
名作「不夜城」を超す作品を読むことはできないのだろうか。

「テキサス・ナイトランナーズ」ジョー・R. ランズデール著
ノワールではなくスリラー。
どこが面白いのか全く分からずじまい。
ノワール馳氏が解説を書いてはいる。
確かにとち狂った小説には間違いはないが。
虫唾が走るだけで得るものは何もない。

「守護者(キーパー)」 グレッグ ルッカ著
面白かった。
疾走感を存分に味わえる。
26歳での作品とは恐れ入る。
荒削りなところが又染み入る。
他の作品も既に購入手配済み。


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2008.10.1by 博多の森と山ちゃん



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