8月3日 時 (4)。。。
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俺は独立してしみじみ感じた。
毎日毎日働きずくめだが結局必死に借金を返すために頭、肉体を駆使している訳だ。
サラリーマン、使用人時代には給料が少ないと愚痴ってはいても働けば毎月手許には
サラリー給料の金が積まれる。
ところが会社経営は売上そして利益がなければ御陀仏で会社そのものがなくなるだけでなく
その際背負った借金は一生涯纏わりつく。
それも誰も助けてはくれないしむしろ世間の冷酷な目に蔑まされ、無残なまでに
身ぐるみはがされてしまう。
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金儲けをいやらしく思う人物もいるらしいが金がなければ生活すらできない。
贅沢するためには大量の金がいる。それ相応の対価が必要だ。
金は何でも解決する。この世を司る司法の裁判でさえ審判の結果は金額の高低により
判断されるではないか。
経営の成功とは如何に金儲けができるかでありその人物の評価はその金額の多さに
基準が置かれるのは間違いがない。
逆に儲けが少ない経営者は失格の人物としての烙印を押され周りからは罵詈雑言を
ふんだんに浴びる。
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法律の範囲内であれば儲ける為には何でもやっていい訳だ。
儲ける仕組みを作る。それを現代用語を使えば戦略そして経営計画書に繋がる。
いくら決算書、会計帳簿を眺めようとそれをどう動かそうと会社の利益になるはずもない。
如何に客先に贔屓にしてもらえるか。他社を出し抜いてどうやって注文をもらうか。
肝心なのはどうやって注文をもらうかだ。
そんなことは誰しもがわかっている。だから注文を多く取る営業マンは偉い。
それはどんな方法でも良い。昔はよく朝駆け夜の営業とはよく言ったもんだ。
接待、賄賂何ら法律に違反などしていない。
俺も何でもやった。あらゆる出来ることは何でもやった。
もちろん今でも現在進行形だ。一番大切なのはお客そしてそこから出される金だと
骨の芯まで染みついている。
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会社経営は存分に長としての権力を利用する。
町工場では荒くれ者の職人を手玉に取らなくてはならない。
常に怒り、癇癪を破裂させそして怒鳴る。反対する者は権力者としての迫力でねじ伏せる。
それは徹底的に完膚なきまでやらねばならない。
中途半端では職人はつけ上がる。
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高度成長期には職人はいくらでもいた。
気に入らない職人、反抗する人物は簡単に首を切った。そして即座に募集だ。
それでも職人は集まった。雇用の面では何ら苦労はいらなかった。
必要人以上の数を常に雇った。職人の勤務状態はそりゃあ悪かった。
無断欠勤はざらで自分から辞める者はいつの間にか来なくなる。
昼間にこっそり酒を飲む者。喧嘩をする者。
そんな輩を使い儲けなければならない。
当時は社内旅行へ連れて行ったこともあるが酒飲んでの喧嘩沙汰が絶えないので
最近まで辞めていた。
俺が四六時中怒鳴っているのも無理なかったのだ。
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俺にも家庭がある。
あいつが生まれたのは確か独立間もない頃だったと思う。
妻も工場を手伝わせたので乳母車は旋盤のダライコ入れだった。
妻が配達する際、幼いあいつはいつもその車に乗っていた。
それも荷台に喜び勇んで乗り込んでいた。
俺の子供の対する態度は会社経営と何ら変わりない。
父親の権威を振りかざしあいつが幼いころから癇癪を起こし怒鳴りそして手を出した。
昔でいうスパルタだがふんだんに暴力をふるった。
それは妻も一緒であいつに対しては両親揃ってふんだんに教育と言う名による
暴力を施した。。。
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さあ。いよいよあいつが登場だ。次回へと続けてよかでせうか。。。。
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それでは又です。
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静かな日曜日。今日は次期開発汚泥発乾燥機の図面描きは捗るはずだブログあるはず。
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2008.8.3by 博多の森と山ちゃん
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