6月29日 ステンレス製スクリューコンベア駆動部全てを覆う。そしてやはり(4)。。。
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ステンレス製スクリューコンベア。
駆動部は安全第一を考慮し可能な限り覆う。
もちろんチェーンカバーには油注し口は取り付けてある。
後は警告ラベルと貼ると出荷を待つのみ。
既に我が九州は福岡、博多の町工場は次のものづくりに入っている。
当たり前だが。。。
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一旦走り出すとあいつ女性専務は決してアクセルを緩めようとはしない。
高速運動のワイーヤのブレードゴムが必死に車のフロントグラスを叩きつける雨を搔き分ける。
前方に垣間見えるのは泥水の滝の流れであるがあいつはハンドルを握りしめ常に先を睨みつける。
時折上下に激しく揺れる振動にも一切心動かさずブレーキペダルへは足先を乗せようともしない。
車を揺らす土に形状により深く踏まれたアクセルペダルは小刻みに上下する。
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間もなくこの上りの頂上だ。あいつは一点を見つめたまま冷徹な表情だ。
登りてっぺんを通過する時だ。
あいつのデーゼルエンジンワゴン車は一瞬浮き上がる。
束の間地面に叩きつけられあいつを大きな振動が襲う。
だがあいつにの表情には何ら変化は見られず相変わらず緊張感で覆われている。
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一面湖だ。登りの向こうの採石置場にはダンプ、ショベルそして肝心の砂利は取り払われており
その広大な敷地はすでに雨による泥水で溢れており地面の肌が全く見れない。
あいつは一切アクセルを緩めない。むしろ踏みしめる。
ハンドルを握る手は汗ばみそして体中もどこかしら湿気を帯びる。
それは雨によるものではなくあいつの体の奥底から染み出ているものだ。
あいつはただ前方を睨み泥水の湖から抜け出すためにひたすら車を走らせる。
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突然前方に水の塊が目に入る。
その小さな水の塊は車が進むにつれ大きくなる。訝しく思うあいつは目を凝らす。
次第にその姿があいつの目に鮮明に映り出す。
左右へ大きな水しぶきをあげエンジンの轟音をかき鳴らし猛烈な速度で近づいてくる。
かなり高くそしてかなり幅広い。
人間の身長をはるかに超えるタイヤからは大量の泥水をあらゆる角度の吐き出し
高さは5M、幅は7Mの鉄の塊があいつの車めがけて突っ込んでくる。
あいつは気が付く。ダンプだ。おそらくこの工場では最も大きい100トンダンプだ。
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果たしてあいつの車は見えているのか。
視界を遮る土砂降りの雨とまき散らす水しぶき。
いくら視界が広い高い位置に運転座席があるとしてもあいつのエンジン音が
聞こえるはずはなくただ運転する者の勘に頼るだけか。
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まさしくあいつの車めがけて真正面から一切よけようともせずに突っ込んでくる。
あいつは一切速度を緩めず向かってくる立ち上る水しぶきに包まれた鉄の塊へ向かう。
やはり相手は気づいていないのか。
あいつの行く先には猛烈な水しぶきのみが立ちはだかる。
あいつそして相手も一切ハンドルを切ろうともしない。ただまっすぐに一直線に
小さな車そして大きな100トンダンプは互いに相手に向い走り続ける。
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すんでのところであいつはハンドルを切る。
あいつの車は鉄の塊よりはじき出された泥水の集団に襲われる。
車全てが一瞬大きな泥水の傘に包まれあいつの視界は一切遮られる。
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あいつは思わずブレーキを踏む。
あいつはアクセルから足を離し一気にブレーキペダルを奥へと踏み込む。
車が止まるまではわずかな時間の経過だった。
一瞬あいつの表情が変わる。アクセルを踏む。
先ずはギアを落とし静かにアクセルペダルを踏む。ゆっくりと緩やかに踏む。
動かない。車は前には進んでくれない。
あいつはペダルから足を離すとクラクションを鳴らす。
ハンドルの上から両手で押し込みしばらくそのままの状態だ。
雨音の隙間からけたたましいクラクションの音が鳴り響く。
一瞬ではなくあいつは両手を決して離そうとしない。
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あいつは覗き込んでいた車内のバックミラーが映し出す光景を確認するとようやく離す。
そして勢いよく車外へ出る。
雨に構わず両手を大きく振る。大きく何回も振る。
あいつに向かい近づくものがある。
途轍もなく大きな先ほどあいつの車を襲ったはずの100トンダンプがUターンをし
あいつを目指し走り込んで来る。
決して速度は速くはない。水しぶきをたてぬよう気遣っているのだろうか。
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あいつは微笑みながら呟いた。
「あのダンプには牽引ワイヤーが積まれているはずだわ。」
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これこそが神と天の恵みに違いない???
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誰も読んでいないお話ようやく終わりですばい。さあ次は如何なるお話でせうか。
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えっつ。まだ書くつもりなの。
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それでは又です。
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読破。
「暗礁 上、下」黒川博行著
桑原と二宮ペアの第3弾。相変わらず面白い。
大阪弁での2人の会話は絶妙だ。娯楽の傑作。
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読破。
「切断」黒川博行著
真面目な作品。
やはり黒川氏は桑原と二宮ペアの著作が良いようだ。
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読破中。
「創造する経営者」P.F.ドラッカー著。
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読破中。
「竜の卵」ロバート・L・フォワード著
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さあっ。静かな日曜日。仕事で満喫するぞ~ブログあるはず。
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2008.6.29by 博多の森と山ちゃん
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