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2008年05月10日

5月10日 何時まで。。。



「真っ暗の中でのあの高さの仕事は危なかばい。落ちればそれこそ御陀仏。
先ずはベルトが取付くようにすればいっちゃけん。早うあいつら二人降ろさんな。」
ベテラン職人がもう一人の年配の職人へ声を掛ける。
「そうやな。あの仕事はベルトを張りながらでもできるもんな。」と答えると
新設トリッパーベルトコンベアの地上8M上で作業している若き職人のもとへ
走り出した。
近づくと即座に大声を出す。
「お~い。降りて来い。その仕事は明日終わらせればよかけん。」
その声が伝わったのかいつの間にか闇の帳が降りた漆黒の空間の中、若者二人は作業をやめ、
安全帯の命綱をはずすと高所作業車のゴンドラに乗り降りてくる。




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今回の現場工事は期間が限られ工程に全く余裕がない。
そのため連日予定通りの作業を必ず終了させねばならず当然ながら毎日夜遅くまで
仕事に励むことになる。
真夏日程気温は上がらないが連日夏日で外での作業は少なからず体に堪える。
小雨模様の日が一日のみだったことは非常に助かった。
野外作業時雨に降られると高所、電気溶接作業時の危険度が増し作業が捗らない。
それこそ天の恵みだ。

今回は長期に渡る旅館泊まり込みでの作業だ。
無理なお願いではあったが早い朝食、遅い夕食その上弁当まで用意して頂く。
旅館側もGW期間も重なったためさぞかしたいへんだったろうと偲ばれる。

怪我人が出た際はもうだめかと思いを巡らしたが職人皆の頑張りにより
何とか予定通りの試運転にまではこぎつける。
もし間に合っていなければ客先業務にも支障が出、多分我が零細町工場は吹っ飛んだだろう。

だが今だ解放された訳ではない。
一旦我が町工場へは戻ったもののそれは次なる作業への準備に過ぎず明日日曜日も
現場作業だ。

休日のない常に時間に追われた生活で既に曜日の感覚は消え失せている。
時に翻弄され時間の流れにただ身を任せている感が強い。


一体全体何時まで仕事づくめの休日のない毎日が続くのだろうか。
いやこれこそが本来の自身の活動の日々のはずだ。

答えは神いや時のみが知ると言うことか。。。




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それでは又です。


読破。
「葉桜の季節に君を想うということ」歌野晶午著
帯につられ一気に読み終えたのだが。


読破中。
「創造する経営者」P.F.ドラッカー著。


読破中。
「竜の卵」ロバート・L・フォワード著


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2008.5.10by 博多の森と山ちゃん



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