1月14日 旦那。。。
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「今日で世間で言う3連休も終わりか。明日から又喧噪の日々が始まる。」
類まれなる美貌のあいつ女性専務は図面内容が映し出されたパソコン液晶画面を
眺めながら呟く。
最近は現場で力仕事をする機会がめっきり減った。
あいつは連日知識労働でただひたすら新たなる動くものづくりを追い求め
次なる製品化に渾身の力を注いでいる。
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知識労働は常に頭脳を可能な限り回転させアイデアを醸し出すのが最たる条件の
はずだ。
従来の肉体労働とは異なり筋力が勝負であるものづくりの世界も変貌を遂げている。
如何に短納期できるか。如何に使い勝手がよく壊れないかが鍵を握る。
動くものづくり製品を実際使う人物も時代とともに変化する。
如何に機械、機器の内容を知らないずぶの素人で使用可能か。
危険な運転箇所はないか。なるべく特殊品ではない既製品の部品を使用しているか。
軽くそして丈夫に。小さくそして処理量が多く。なるべくコンパクトにそして見かけさえ
重視される。
赤いミニスカートからすらりと伸びた長い足で歩きながらあいつはひたすら考える。
如何に設計時間を減らしその上如何に競争相手には思いもよらない隙間の
動くものづくりの製品化を。
やはり椅子に座ったきりではなかなか良いアイデアが思い浮かばず
会社の事務所周りを走ったり、体をほぐす体操を行ったり。
人類誕生以来備わった体を存分に駆使しなければそれこそ何のための
五体か分からない。
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あいつはつくづく思う。
我が九州は福岡、博多の町工場の職人は既にこの時代皆女性だ。
果たして、男性だからものづくりあるいは工場で働くという意義はいったいどこにあるのか。
職人には性別は全く関係ない。
重たいものであればクレーンがある。高い場所であれば高所作業車がある。
確かに危険、きついそして汚いの3拍子は揃ってはいる。
但し、我が町工場の化粧を奇麗に施した女ばかりの職人の手にかかれば
決して職場が汚いなど言わせない。
日頃、香水のほのかな芳しい香りが工場中を漂い常に良い心地だ。
それに女性本来のきめ細やかな気遣いがあれば怪我など誰一人としてしない。
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最近開発されたロボットスーツを着こなせば怖い物などない。
スーツ内には温度制御された送風装置がついておりヒートポンプ式の冷却そして温めることが
出来る。
暑いときには冷風で心地よく、寒ければ温風が体を包み四季の気象に左右されず
存分に働ける。
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得てして女性の方が素直で粘り強い。
男性特有の傲慢、頑固、気難しさがあまりない。プライド、名誉欲は必ずしも必要がない。
確かに女性同士の集まりはある意味まとまりはない。
それぞれが気が強く陰口も多い。
しかし、気にしなければ良いだけだ。我が町工場の女職人皆、仲が良い。
一方、事務所での図面描きも男性である必要は全くない。
むしろ粘り強くそして目の前の現実に目が行く女性の方が向いているのではなかろうか。
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張り出した胸をなんとか納めた作業姿のあいつはこれからも次なる製品化へ向けて
アイデアを出し図面描きを続けなければならない。
明日からは我が町工場の職人もベテランも若きもそれぞれ独自の化粧と、香水を
身に付けロボットスーツを着こなしおしゃれにそして元気な姿で出勤するだろう。
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あいつは机の横に置かれた小さなストーブに手をかざし暖を取りながら呟いた。
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「今日は早めに帰るか。旦那の作る食事はおいしいからな。」と。。。
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それでは又です。
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読破中。
「創造する経営者」P.F.ドラッカー著
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2008.1.14by 博多の森と山ちゃん
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