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12月27日 スクリュー羽根年内出荷完了しました。。。



全国各地へ出荷させて頂いているスパイラル巻きスクリュー羽根。
先日年内最後の出荷を終えた。




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今年もお陰様で何本も出荷させて頂き好評だったスクリュー羽根。
来年度も是非とも御贔屓の程宜しくお願い致します。




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輝かしき美貌のあいつ女性専務は短いスカートよりスラリと伸びた色白の
美しきおみ足2本で我が町工場の前へ立ちふさがる。
工場内では女性ばかりの職人が脇目も振らず必死にものづくりに打ち込んでいる。
工場入口付近で佇んでいるあいつの耳にはいつもながらも職人が打ち鳴らす
騒音が耳に届く。
その音色に耳を傾けながらつい溜息をつく。そして一人呟く。
「今年も何とか毎月皆に給料が払えて良かった。」と。

日本国も先進国とされるがその繁栄の力は既に下位の順位だ。
新興国は破竹の勢いがあり日本国の経済力をいずれいとも簡単に出し抜くであろう。

国内を見渡せばの様々な格差は広がる一方で決して狭まるはずもない。
しかし、それを嘆き何ら行動に出ないのならそれはなおさら格差は広がるのは自明の理だ。
弱者同士が傷を舐め合う位であれば方策を考え抜け出す行動を取る。
それには見栄、張ったりなど通用せず世間体など邪魔になるだけだ。

大企業と女性ばかりの零細町工場の様々な格差は今現在も存在しそして大きくなるのは
容易に予想ができる。
日頃懸命にものづくりに励む我が町工場の女性職人達が化粧もできず、又香水すら
つけることができなくなればそれこそあいつの町工場は格差につぶされるだけだ。

大企業とは決して争わず勝ちやすきに勝ちそして戦わずして勝たねばならない。
他社が手を出せない隙間、手を出していない小さな分野で何とか1位の地位を獲得するのだ。
必死に考え這いつくばって行動する。
辛い、きついはあたり前で散々もがき苦しみそして血反吐を吐いてまでも前へ進む。
ひたすら長時間労働に徹し遊楽には決して見向きもしない。

「今年も何とか生き延びた。」一言つい呟く。
あいつ女性専務は抜群のスタイルでうっすらと香る香水を漂わせながら工場の前の
アスファルトの道を何ら目的なく歩む。
周りはコンクリートで囲まれた人工的な街であり決して自然など目の前には存在しない。
過去を振り返ることが悪事だと信じ込んでいるあいつではあるが歩む速度の緩さに
相伴い今年の出来事が走馬灯のように浮かび上がる。
ことさら自分自身で意識はしていないのだが自然と夢心地で目の前に現れる。
その光景は全てが苦しかったことであり2度と経験などしたくもない内容だ。
苦しみもだえる様相はありのままにはっきりとあいつに襲い掛かりつい目を塞ぎたくなる。
過去自分自身で自分の体で経験した内容であるが故に目の前の自分の姿に
又しても狂おしくなる。

あいつはうっすりと淡く塗られた口紅の口元から呻くように囁いた。
「もしかするとまだ苦しみが足りなかったのか。」
ゆっくりとであるが決して歩みを止めずひたすら前へと進む。
あでやかで艶やかな後姿からは日頃決して楽しみを追わず次々に襲い掛かる
大いなる困難に必死に立ち向かっているなど予想だにできない。
他人には笑顔で優しく接しながら自分には厳しい。
休みなくひたすら長時間労働に徹する。
それでもやはり足りないものは努力でありそして苦労だというのか。
アイデアを出し次なる動くものづくり製品をひたすら考える。
次なる商品そしてその販売方法。四六時中頭をひねる。
今年一年のあいつの行動にはやはり努力が足りないのであろう。
ものづくりの熱い情熱、信念を持ち続け決して期待することなく
希望を持ちひたすらできるとの思いを忘れ去ることがないように行動するだけだ。

既に正月休暇には宿題を頂いている。
会社は休みではあるが誰が暦通りに休むものか。
できうる限り働いて働いて働くだけだ。

あいつは必死の形相で美しき顔形が崩れているのも構わず一人こぶしを力を入れて握る。
とうとう目的地へ到着する。あいつは自分の目指した場所へ着いたのだ。
あいつの目の前には滔々と水が流れる川が見える。
決して川幅は狭くはなく広い。水量もとめどもなく多い。
この川は大雨時には過去氾濫した過去がある。
川岸はコンクリートで埋め尽くされた都会の真ん中を流れる大きな川だ。

あいつにとってその川こそが世間であり時の流れなのだ。
突然あいつは長い髪を振り乱し走り始める。力の限り歯を食いしばり脇目も振らず
その世間そして時の容赦ない流れに向かって走り出す。
幅は果てしなく広くそして限りなく深い川の流れに向かって懸命に走る。
呼吸は既に荒くその女性ながらの艶やかさを表す吐息は周りの空間を時めかす。

あいつは息絶え絶えながら何とか淡い口紅の元から囁いた。


「来年はもっと世間という川にとめどなく深くそして速く流されてやる。」と。。。


そして、はちきれんばかりのスタイル抜群の体はとうとう空中へと舞い上がった。




それでは又です。


読破中。
「経営者の条件」P.F.ドラッカー著
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」フィリップ・K・デイック著


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2007.12.27by 博多の森と山ちゃん



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コメント

本日は、拙ブログへのわざわざのご訪問、年末のご挨拶までいただき、誠にありがとうございます。
驚愕&恐縮し、急ぎお礼へ参上いたしました次第でございます。
本年一年のご活躍、逐一ブログにて目の当たりにし手に汗にぎり、
飛び散る汗も拭かず拝読いたしておりました。
当方、臥薪嘗胆の例えどうり会社を居とし、デザイン、製作につまればオフィスの床に臥し、天啓を受けては、ガバとはねおきPCにむかい、疲労に電気ストーブを消し忘れ家内に発見され、叱責の雨あられ、期待した大口は決行時期不明とまさに絶好の人間修行環境が実現した一年でした。
来年はかならずこの福岡ランチェスター戦士たちに福音がもたらされると確信いたしております。
正月も眠らぬ戦士として、牙を研ぎ、つめを磨き、突然の突っ込みにあわててキャナルへ子供を連れてゆきながらも、歴史の先へものづくりの旅を共に続けたく思っております!
森と山ちゃん様にものづくりの神の降臨あれ!
良いお年を!

★この世にないものづくり愛好会会長様
今年一年お世話になりました。
絶え間ないジュエリーにかける熱きエネルギーを胸に秘め必死の形相で日夜立ち向われておられていることでしょう。
その熱き心はいずれ来年美しき花となり奇麗に際限なく大きく開くことでしょう。
こちらこそ良いお年を!!

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