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12月25日 落とし穴。。。



どうもがこうと、どう泣き叫ぼうと今年は間もなく終了する。
いつもながら散々であった今年も終了し新たなる年を迎える。
確かに年の数字には変化が起こる。
しかし、番外弱者である零細町工場も常に変化せねばじり貧に陥るのは
目に見えている。
そのための行動は如何するか。そのための方策はどうするか。
間もなく迎える年末年始という長期休暇を是非今後の行く末を熟慮する絶好の
機会としたい。





休暇中にできうる内容をまずは考える
読書か。独り静かに本に書かれた内容を頭に入れる。
その読むべき本はドラッカーそして竹田先生が書かれた最新戦略全集だ。
本来であれば休暇など取りたくもない。
一人事務所で懸命に次なる戦略の検討に是非取り組みたい。
だが、そうはいかない。年始年末は家族孝行、親せき回りと何かと慌ただしい。
何とか仕事以外の行動は手短に済ませ本、パソコンそして筆記に全身全霊を向けたい
ものだが。

常に苦戦し常にもがき苦しむそして常に苦労するのは零細企業の役目であるのは
至極納得できる。
決してそれらから逃れることができるなど甘い思いはかけらも持ってはいない。
常に倒産という確たる2文字が襲い掛かりついには潰されそうになる。
毎日なんとか切り抜け這いつくばりながらも懸命に生き延びている状況だ。

忙しい時期は馬鹿のように連日遅くまでの残業でこなす。
一変、暇なときは手持無沙汰で工場内最早掃除する箇所がなくなっても再度
掃除を繰り返す。
もう嫌だ。暇、多忙の繰り返しなどまっぴらだ。
暇なときは忙しさを羨み、忙しい時期は暇を羨む。

我が零細町工場は一切下請けはやらない。一品料理の受注生産だ。
このやり方をなんとか打開したい。
一品料理、特に新しき領域を取り入れた製品には落とし穴が隠されており
これに落ち込むと這い出すために一歩間違えると会社の運命さえ握る。

落とし穴があるのであれば先に経験すれば良いではないか。
先に苦心、苦労を重ねその上で世間へ堂々と披露すればよいではないか。
暗く深い粘質な落とし穴であれば先に落ち込む覚悟で向かうのだ。
常に忙しさを纏い暇な時期を徹底的になくす努力をする。
いくら完成品が目に見えるものづくりであっても実のところ最も大切な部分は
目に見えない個所であるのは間違いがない。
その製品のために流した血と汗の量こそがその値打ちを表す。
それは決して作り方だけではない。
重要なのは把握困難な売り方にもあるのは十分に認識しているつもりだ。

さあっ。今年も残り少ない。
これからも常に切迫感、緊張感を持ち大いにストレスを溜めながら仕事に邁進する。
ただひたすら長時間労働だ。俗にいうワーカーホリックだ。
このワーカーホリックという言葉ほど人間らしさを表現した内容はないと感じるのは
多分凡才なあいつだけだろう。




それでは又です。


読破中。
「経営者の条件」P.F.ドラッカー著
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」フィリップ・K・デイック著


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2007.12.25by 博多の森と山ちゃん



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