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12月6日 若き職人が長尺スパイラルを汎用旋盤で削る。。。



長尺物のためレベル、芯出し作業に若き職人はてこずる。
ベテラン職人の厳しい指導のお陰で今現在は荒削りを行うまでに。
加工完成まではベテラン職人との二人三脚は続く。



















「是非ともお宅の社内で検討して頂けませんか。」
つい感情的になり要求を出す。その場所は客先だ。
常に冷静であり続けねばならない。そして僅かでも自分自身の感情、感傷を表に出すことを
憚れる場所での出来事だ。
あいつは向きになりつい怒りを含んだ口調で物申す。

今回も新たなる挑戦だ。手探りで始まる新規案件に付き纏うトラブル、不具合。
度重なるごとに悲鳴の声大きくなる。
例え試作とは言えうまく稼動しなければ全責任は製作側にある。
それに対しどう対処するかでその製作会社の今後の命運はある意味決定される。
選択は撤退かこのまま突き進むかの二つに一つだ。

撤退は会社の信頼を根こそぎ奪いかねない大きな後ろ向きの手段であり得るし、
会社の存続を優先すれば退却することこそが最もな価値ある有効なる方法でもある。
当然至極その置かれた立場、環境によりその都度判断選択せねばならなく
その他に何ら検討の余地はない。
あらゆる可能な限り可能な相手に対しては相談を重ねあいつにとって最も
最適な手段を選択する。

先ずは第1回目だ。これを克服すれば次がある。
しかし、次回も苦労するのは目に見えておりこれを解決する手段は実のところ
困難のみが光明を塞いでいるとすると。
技術的苦労はよしとしよう。しかし会社の存続にかかわる重要な資金面の答えは如何に
出せばよいか。負担は全て製造側が負わねばならない。

ものづくり開発において解決こそが技術力の向上であるし、会社継続の使命を担っている。
挑戦するものづくりの解決の回答の道筋はどうしても技術とお金を天秤をかけねばなら
ないようだ。
ものづくり屋としても商売には違いがない。
解決すればお金が入る。そのお金でしか会社は成り立たない。
九州は福岡、博多の零細な町工場としても職人を背負っている。
給料を払わなければ皆路頭に迷う。

決して下請けはやらない常に挑戦するものづくり屋としての回答は明確だ。
だが資金面に猶予がない零細町工場であればその回答は逆となる。
確かに考え方として長期と短期による考察が必要ではある。
その場面で断ったばかりに信用と信頼が一気に崩れその場限りとなる。
苦しい場面での活躍で大いに信頼を得、継続的な付き合いが強固になる。
忘れてはいけないのは信用と言う看板だ。
だが信頼おける会社への成長を遂げる前にお金が原因による決して起こってはいけない
事実が起きる可能性は無きにしも非ずだ。


この先どの道筋を選ぶのか。それはあいつの肩に全て掛かっている。
その重さは言い尽くせない重量でありその重圧こそがあいつ自身を構成している。


あいつはとうとう呟いた。


「常に時が解決する。」と。。。




それでは又です。


読破中。
「ガニメデの優しい巨人」ジェイムス・P・ホーガン著


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2007.12.6by 博多の森と山ちゃん



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