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2007年12月17日

12月17日 疲れ。。。



あいつは度重なる重圧に辟易している。
だが、決して逃れることなどできずもがき苦しむ。
精神的圧迫の大きな力であいつ体全身の肉体全てが今にも吹き飛ばされそうだ。





着実にひとつひとつ何とか解決を見出し次なるものを摑もうとする。
だが現実とは至極残酷かつ冷酷で次なるものには苦労と言う重圧を隠し持つ。
次なるものに決してひるむことなく最大限の努力を払おうとも隠された困難が
次第に大きくなる。
その困難は容赦なく襲い掛かりあいつの心をいとも簡単に引き裂く。
引き裂かれた心を又しても必死に修復する。
果たしていつまで続くのか。一歩一歩前進するたびにその困難は大きくなり
解決すれば解決するほどにそのための苦労は大きくなり決して楽にはならない。
解決するたびに次第に襲い掛かる困難は大きくなり果たしてあいつは持ちこたえることが
できるのか。

人は言う。前向きに生きよ。ポジティブに考えよ。
分かっている。悲観主義に陥れば今の状況であれば最たる判断をするであろう。
思いは必ず叶う。紙に書け。願望は必ず達成できる。
分かっているつもりだ。それに実際行っている。

飯を食らえるだけでも良い。贅沢などする気などさらさらない。
四六時中仕事のみに夢中になりひたすら休み無しの長時間労働を続ける。
働いても働いても決して苦しみからは逃れることなどできずひたすら大きな困難という
重圧に耐え必死に這い蹲りながらも前進する。

日常化されている困難への対応は決して逃げることなく耐え忍びそして少しずつでも
前に進むしかない。
ストレス解消とは一体どういうことだ。
常にストレスに苛まれ体はつぶされそうだ。
茫然自失に浮き足立つ。立ちくらみがひどく頭痛は日常化する。
度重なる吐き気に必死に耐える。

あいつは分かっている。あいつは自分自身では理解しているつもりだ。
生きていくことは苦戦の連続であり零細町工場ではなおさら苦難の連続であることが。




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あいつ、女性専務は引き締まった体で大きな深呼吸をする。
出るべくところは出、そのスタイルの良さは誰しもがつい振り向いてしまう。
手元にあるニュートラルネットのモジュールスイッチを透き通るような肌の手でスイッチを入れる。
即座に全人類と脳神経で繋がれその制御を行っている陰のモジュールに話しかける。
愛くるしい口元には淡い紅色の口紅が塗られ艶やかな顔形を引き立てる。
つぶらな瞳で視覚に映った錯覚である現実の目の前の光景に目をやる。
決してその陰は視覚に映ることはない。姿かたちは人間の目には映らない電磁波だからだ。
愛らしい口元から陰に向かって言葉が発せられる。
「お前には確かに学習する能力が備わっている。日毎に人間の感情を推し量れるようになっている。
それは俺も認める。では試しに俺の今現在の心境が分かるか。」
陰は答える。
「俺たちがお前達の脳神経の接続を行っているのだ。分かるのは当たり前だ。」
「だったらわかるだろう。」
「お前は今現在は疲れがひどい。ゆっくりと休んだほうが良いと思うのだが。」
「そんなこと分かっている。」
「何故怒る。お前の質問に答えただけだぞ。」
「答えが正解だからだ。」
「どういうことだ。答えが正解であれば誉めてくれないのか。」
「それは出来ない。」
「その理由は何か。理解に苦しむ。」


あいつは微かに微笑みながら答えた。
「それは俺が人間だからだ。」




それでは又です。


読破中。
「幼年期の終わり」アーサー・C・クラーク著


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2007.12.17by 博多の森と山ちゃん



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