11月22日 地域。。。
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八方塞がりの現実を常に打破しないことには生き残ることはできない零細企業にとって
最も重要なのはその会社独自の戦略だ。
戦略と戦術の違いを明確に自分の腑に落とし自分自身身に着けることに誰しもが
苦労を重ねる。
凡人であるあいつも同様で常に行動そして体験する事によりようやく自分の脳細胞へ
訴える事ができる。
その体験は常に薄氷を踏む思いであり、決して安寧そして安泰なる優しき道ではない。
その厳しさに恐れおののきそれ故に尻込みし身構える。逃げられない。逃げ出せられない。
立ち去ればその場を退場すればその会社はこの世からただ消え去るのみだ。
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凡人であるあいつとても常に戦略を練る。
天才ではない以上それを行う努力は怠らない。
先ずは座学あるいは耳学から入るのではあるがなかなかあいつの身に染み渡らない。
学習する机上の論理だけでは通用はせず経営とは実践科学なのは間違いがない。
博学とは身をもって実践する証明であり口だけでは達成し得ない。
あいつの頭脳、それも潜在意識にまでその内容が行き渡らないことにはそれは藻屑に過ぎない。
戦略を染み込ませるには年月を要し簡単に会得するのは天才でない限り不可能だ。
学習努力を持続させそして実践する。
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凡人以下であろうあいつも最近ようやく理解ができるようになった内容に販売地域の戦略がある。
完全に把握できたかはその将来が物語るのみであり今現在その様子を窺い知るのは
あいつもそして誰にも出来ない。
失敗の連続だ。しくじる体験など誰もしたくはない。
それに失敗を重ねるなど当初は想像だに出来ない。
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動くものづくりには不具合と言う突然の最たる出来事が発生する。
突然の出来事であり瞬時に奈落の底へまっさかさまに落とされる呼吸困難に陥る事実だ。
その対応には全神経を注ぎ、目は血走り目尻は上がり必死の形相だ。
歯を食いしばり熱くもないのに背中には汗をかき全身がしびれ体が思い通りに動かない。
言葉を発するのも億劫になり息絶え絶えに常に唾を飲む。
一刻も早く解決せねば。1秒でも早く回復せねば。
心のうちでは常に手を合わせ誰ともなしに拝む。
このまま倒れこみそうだ。ここまま意識がなくなりそうだ。
常に自意識を明確に自分自身で把握していないと即座に意識は朦朧としはじけ飛ぶ。
肩には鋭く突き刺さりそして重い。常に鈍い痛みを感じる。
精神的そして肉体的負担は大きくその内容には金銭的背景が大いに陰を落とす。
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一銭の金額を生まないところが多大なる出費が重なる場合さえある。
それを対応することこそが一流の会社だ。それこそが立派な町工場だ。
信頼の置ける会社だ。これからも長きに渡り付き合っていける会社だ。
それにより技術力が身につく。
職人の腕があがる。次なるものづくり開発に非常に役に立つ。
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とんでもない。それどころではない。背に腹は変えられない。
不具合対応はいとも簡単に会社の運命を左右する。
確かにいつもかつも不具合とは起きる現象ではない。
同じような製品、少しずつ改良を重ねた製品。
小規模な工夫を加えた製品は既に不良な点は出で尽くし決して出荷後も緊急対応の
連絡が入ることは先ずない。
新規開発の製品。新しい技術を取り入れた製品。これから手塩にかける製品こそに
何らかの障害が起こりやすい。
製品開発後自社では試運転を繰り返す。成功するまで実際に動かしその実情を十二分に
把握した上で出荷、据付そして現地稼動となる。
実際現地稼動が始まると予想以上の処理量、時間経過と共に部品の劣化。
予想外の部品の動き。様々な現象が起こる。
いくら試運転を自社の町工場で繰り返し行おうと何日間か繰り返すだけで何年も
行う訳ではない。
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何とか試運転良好までこぎつけやっとの思いで納品したとしても新規開発物件は
不具合が発生する。
そこで問題になるのが出費の度合いだ。
その現場が遠方、近郊と比較する。
当然ながら遠方であればあるほど伴う交通費、宿泊費は多大となる。
近郊であれば宿泊の必要ない場合も多い。
時間についても長き時間を遠方へ出向くと割かれる。
人件費こそが会社の出費のなかで最も大きな地位を占めており当然ながら
時間の流れは人件費の出費の大きさと比例する。
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近郊を販売拠点とすることは零細企業にとり最も重要でありそうすべき内容だ。
さりとて会社付近で売れる製品を作らねば売れない。
近郊で買ってくれる会社がなければ日本国中、海外までも視野に入れ捜さねば
ならない。
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我が零細な会社に取ってどの地域にどの製品を出荷するかは見極めが重要だ。
新規開発製品をむやみに出荷するのではなく先ずは近郊で試すと言う方法は
ないであろうか。
そして、課題を克服し完璧になれば自信を持ってあらゆる地域に出荷する。
地域戦略はあいつには度重なる不具合対応と言う身を持って体験した学習によって
ようやく意識始める。
凡人であるが故に実際の行動の結果こそが潜在意識に染み込ませる最も有効な行動のようだ。
否応無しに体験させられた感はあるが。
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地域の相手先そして競合相手を常に頭に入れた商品開発が必要となる。
当然おいそれとは行かない。
だがそれをやらねばあいつの町工場の職人は飯の食い上げだ。
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しかし、あいつはいよいよ次なるアイデアそして次なる製品の構想が既に具体化しているらしい。
それは些細な内容を組み合わせたものづくりだ。
果たしてうまく行くかは天に任せ自然の流れに任せる他ない。
従来もそうであったように決して時の流れには逆らえない。
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あいつは常に思う。いつも身に付けたいと心から欲する。
それは開発に対する「着眼点」と言う言葉だ。
先ずは真似からは入る。そして非凡な製品開発の着眼点を身につけた人物との出会い。
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そんな人物とこれから何人出会えるかが商品開発の鍵だとしたら。
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しかし、あいつはやはり一人呟いた。
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「俺はスーパーイニシャルHだけは捨てきれない。」と。。。
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それでは又です。
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読破。
「女王の百年密室」森博嗣著。
後半のテンポの良さが前半にもあれば。やはり贅沢か。
凡人の私目が書ける内容ではないだろう。
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読破中。
「迷宮百年の睡魔」森博嗣著。
これで森氏の作品はしばらくは最後としたい。
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