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2007年11月03日

11月3日 遠心力。。。



遠心力とは決して主たる力ではなく相対的な慣性系に過ぎない。
コリオリの力も同様であるがこの力の表記はあまり目にすることがない。
これら二つの慣性系はあくまでも客観的な立場での表現方法だ。





現時点の状態を次なる事態の瞬時でも続けようとする性質を慣性系と言う
呼び名が付いている。
例としては車を急発進させると座っている座席に引っ張られる感覚になる。
車が発進した瞬間でも人間は止まった状態を続けようとするためだ。
逆に車に急ブレーキを掛けると人は前へ突き出された感覚になる。
これも人は走行中の速度のままの状態を続けようとするためだ。
慣性系とはあくまでも主たる力に相対して表現される力だ。
慣性力とは主たる者から眺めた状態での力を指すと理解している。

遠心力に対し主たる力は向心力だ。
例をあげる。
ドーナツ状の円盤の中心に私が立ちその円盤が回転しているとする。
円盤の上には物が置かれている。
摩擦がないとするとその物は中心から離れていく。遠ざかっていく。
これが遠心力。
又、摩擦がないのであれば決して真っ直ぐ遠ざかるのではなくカーブを描きながら動く。
これがコリオリ力。
これらの力は中心にいる私が客観的に眺めた慣性力。

では本来の力、主たる力は向心力だ。
私から見ると円盤上の物が静止するには遠心力と同じ反対の力が必要となる。
これが向心力。

回転している円盤を上から眺めるとする。
遠心力とコリオリ力により動くと表現するが実際は慣性系の力に過ぎない。


遠心力という言葉はよく耳にするが向心力は聞かない。
常に何事でも人間とは客観視していると言う事か。




それでは又です。


読破。
「赤緑黒白」森博嗣著。
シリーズ最終巻も十分に楽しめた。
次シリーズへの含みも持たせているようで。


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2007.11.3by 博多の森と山ちゃん