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10月27日 アルミ溶接。。。



下記写真に撮影されているのは材質全てアルミニウムで作成された小物入れ。
我が九州は福岡、博多の町工場の我らが職人のアルミ溶接の腕がふんだんに
使われた何て事はないが逸品と職人の名誉のために失礼ながら記載させて頂く。
材質アルミはアルゴン溶接にて溶着させる。




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アルミニウムは大気に触れると酸化する。
その際他の金属と同様に表面に酸化被膜を形成する。
しかしステンレスと比較するとその被膜は弱く壊れやすい。
そのため通常日本メーカーが開発したアルマイト表面処理を施す場合が多い。
人工的に表面被膜を強固なものにさせる訳だ。
又、アルミ鍋内面はフッ素樹脂加工される場合が殆どだ。

アルミはリサイクル率が非常に高い。
軽量だが強度もある程度あるため様々な用途に使用され最近では自動車のエンジン
どころかボデーにまで採用されている。

新たなる材質としてマグネシウム、そして炭素繊維が注目を浴びているが。
今後スチールのヘルテン、アルミと並び如何なることになるであろうか。
チタンはやはり高額過ぎるのであろう。

溶接に関して言えばマグネシウムそして炭素繊維は可能であろうか。
塩ビが出来るのであればもしかすると。。。




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倦怠感に体中を襲われ一気に疲労が噴出したかのようだ。
何をする訳ではなく何をしようかと言う意識さえ既にそこにはない。
意欲はなくただそこに佇む。一切の行動を起こさず、いや起きずひたすらその場にしがみつく。
既に自分自身の体の感触は意識されず空中に意思だけが彷徨(さまよ)う。
肩には人間が持てるであろう質量×二乗の石が乗りかかり必死にその重さを噛み締める。
体全体が金縛りでがんじがらめにされ既に身動きひとつ出来そうにもない。
視点はぼんやりと漂うのみで定まらずもぬけの殻に尽き果てる。

突然現れた。そうとしか考えが及ばない。
今現在までそこには決して存在はしていないはずだ。
突如と言う表現が最もふさわしいはずであり決して計算、理論尽くめでの現れ方ではない。
あいつは上の空の視線ながらふとそれを見入る。
漂う視点はまさに瞬く間にそれへと釘付けになった。
その瞬間に今現在までの過去の時間金縛りでがんじがらめで身動きひとつ不可能であった
朽ち果てた体は解き放たれる。
急激なる回復と共に体を痛みつけていたその縛りを俄然吹き飛ばし、まるで新たなる
輝かしき人物が瞬時に誕生したかのようだ。
息を吹き返しそしてそれこそが人間の持つ本来の本能であろう。
まさしくあいつであれば人間誕生の原始古来より備わった本能そのものに相違ない。

可憐で優雅で艶が溢れ出ている。
端正な顔付きでありながらどこかしら可愛らしさも備わっている。
その体のラインはなまめかしくもありエレガントだ。
妖精のごとき微かなる白い色のオーラに包まれこの世の人物とは思われない。
神秘漂う日本人であるのは間違いがない。
真っ黒な髪の毛はストレートに肩まで伸び輝きがあいつの目にまで届く。
つぶらな黒い瞳に一瞬にして虜になるのは当然であろう。
女性らしいふくよかでありながらスマートな顔立ちに思わず何回も瞬きを行う。
すがすがしい爽快感溢れる真っ白なドレスに身をまといその姿に誰しもが振り返る。
歩みには何ら緊張感はなく高貴な気品ある足取りにこちらのほうが体がこわばる。

その微笑には誰しもが魅了されいつしか自分自身の存在さえ忘れそうになる。
表情には何ら陰、暗さは微塵もなく派手やかで周りを美しき色彩へと変化させる力さえある。

その艶(あで)やかで艶(つや)やかな女性は穏やかでそして温かみのある優雅な
仕草であいつへ近づく。
何とあいつの元へと歩いているではないか。
あいつの体はこわばりその場でたじろいでいる様子がひしひしと伝わる。
あいつへ近づく。その女性は脇目も振らずあいつへ近づいているのだ。

あいつはその女性からほんのりと香るかぐわさにいつしか目を閉じる。
嗅覚は麻痺し無重力の世界で漂っている感がする。
目を開けると女性は目の前まで近づいていた。
ついには顔同士がつき合わさんばかりに目の前に相手のつぶらな瞳が登場する。
ほんのりと湿り気を帯びた真っ黒に輝いている瞳はひたすらあいつを見つめている。
しばらくあいつとその女性は見つめあいそして決して動かない。
あいつの視線は目からふくよかな鼻へと移る。
そしてついには微笑を含んだ愛らしい唇をまざまざと眺める。
あいつは分かった。あいつはとうとう理解したのだ。

女性は目を閉じる。輝いていた目はついには閉じられたのだ。
あいつはとうとう行動にでる。ついに自分の力を信じ動き出したのだ。
顔を右横に傾け自分の唇と突き出す。その唇を静かにゆっくりと相手のその唇へと。。。




顔が外れる。
机にひじをつき手の平で支えていた顔がそこより滑り落ちたのだ。
よだれをすすりながら目を開ける。

横の机の椅子に座っている若き営業マンはおいしそうにヨーグルトを食べている。

あいつは呟いた。目を手でこすりながら一人呟いた。
「きっとキスの味はヨーグルト味に違いない。」と。。。




それでは又です。


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読破。
「恋恋蓮歩の演習」森博嗣著。
この本傑作では。最後までうならせるものが。
シリーズこの先もあるが最高の部類に入るのでは。

読破中。
「六人の超音波科学者」森博嗣著。


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2007.10.27by 博多の森と山ちゃん



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