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10月1日 チェーン式バケットコンベア、エレベータのトラブル。。。



この年齢にして疲れか。恥ずかしくて口外など出来ない。弱音など吐くものか。
一切の邪気を跳ね飛ばしひたすら仕事に我が身を埋没させれば満足だ。
例え何ヶ月も休みなく働こうとそれが頼られたのであれば献身こそが進む輝ける道だ。
肉体的、精神的などわざわざ区別を行おうと一人の人間のなかに潜むものであり
その怠惰は疲れではなく未知へ対する慣れに過ぎない。





早朝の自転車通勤時の真っ向から襲う心地良い秋を感じさせるそよ風を体で感じる。
風を切るにはペダルを交互に踏む脚の速度は少々遅い。
それでも真夏から秋へと向かう季節の流れに我が身が染み入ればそれで満足だ。

昨日の現場工事の肉体労働が理由だろうか。
それはあくまでも些細な言い訳にしか過ぎない。
私以上に体を酷使した我が九州は福岡、博多の町工場の職人に対して失礼だ。

久方ぶりに寝坊する。私は目覚時計へ時刻の設定など皆無に等しい。
我が嫁様の起床すべき時刻に設定さたその時計より鳴り響く人間を眠りから覚醒させる
音色に気づかされる。
素早い動きで時計を手に持ちその針がさす数字を眺めながら布団より跳ね起きる。
私目は我が核家族より普段私に対してに「あんたは目覚まし時計だ。」と賞賛とも皮肉ともとれる
表現を受けていた。
それを本日とうとうぶち壊したのか。年少の頃より培った早起きと言うなんでもない特技が
私自身からとうとう遠のくという認めたくはない事実が起こったのか。
これにより又ひとつ私目の得意としていた職人芸がいよいよ消え去ると言うのか。
認めたくはない。実際目の前いや自分自身に降りかかった実際の現象に対し、私目の脳細胞は
愕然と頭を垂れ認識せざるを得ない。
不覚である。信憑性に全くの疑問の余地がない以上認めそして自分自身の腑に落とさねばならない。
やはり不覚である。魔がさしたのか。落胆と言う漢字が我が体を襲い身を凍らせる。
布団から起きたのであるがその場でしばらく動かず呆然と周りを眺めるだけだった。




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垂直搬送バケットコンベアはバケットエレベータと言う名称も使用される。
バケットエレベータにはコンベアベルトによる搬送とコンベアチェーンによる搬送の2種類がある。
トラブルが少ないのはコンベアベルトによる運搬だが設置環境によりコンベアチェーンによる
運搬コンベアも数多く設置そして稼動している。

チェーン式のバケットには1連と2連の搬送方法がある。
コンベアチェーンをバケツ、バケットに1列取付けるか、2列取リ付けるかの違いであるが
2連式のほうがトラブルは少ない。
だが、2連チェーン式バケットエレベータであってもトラブルは起こることはある。
今回はトラブルの内2種類を取り上げたい。

1)左右のチェーンの伸び、磨耗の違いによるトラブル
 バケツ、バケットに取り付けられた2本のチェーンが全く同様に伸びるあるいは磨耗することは
 少ない。必ずどちらかが余計にブッシュ、ピンが減るなどの現象が起こる。
 チェーンを噛み合わせているスプロケットの磨耗にも影響されるのだが、テール部、下側の
 スプロケットホイルとチェーンの噛み込みに不具合が出る場合がある。
 バケツ、バケットに取付けられたチェ-ンそれぞれの長さが長期に渡り均一であることは
 少ない。
 
 対処方法としては、テール側、下側スプロケットホイルの片側のみキー等で固定せず 
 フリー、自在の状態にする。
 常にヘッド部上側の駆動で引っ張られいつためチェーンの緊張に合わせてフリーの
 スプロケットの歯の位置が追随しながら動いてくれる。
 それにより常にテール部のスプロケットの歯とチェーンの噛み込みがスムーズになる。


2)ヘッドシャフトとテールシャフトの芯がずれている。
 設置の状況あるいは長年の使用によるフレーム等の歪みによりヘッド部、上側と
 テール部、下側にそれぞれ取り付いているシャフトの位置がずれることがある。
 そのずれによりバケット、バケツは正常ではなく片寄り、斜め向きのまま上下運動を
 繰り返す。
 バケツ、バケットがフレーム、あるいはシュートに当たる引っ掛かる。
 無理な力が加わることによりシャフトすら曲がることがある。

 対処としては芯ずれをなくすことであるが。
 芯がずれているかどうかは、ぶら提げた状態でどうなるか確認すればほぼ摑める。




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寝坊したという不覚の我が身を落胆させた事実は既に忘れ去られ午前中の打ち合わせは無事
難なくこなす。
若干全身にだるさはあるが、休暇無しの仕事を行えば必ず我が身に起こる生理現象だ。
打ち合わせ終了に一息つき図面を描くべくパソコン画面に向かい脳細胞を活発化させ
マウスを持った右手を掻き回す。
どれだけ時間は経過しただろう。キーボード横に放り出された黒の携帯電話が
自分自身で微細な振動を始めうなり声を周りへ放出する。
振動体をすかさず右手に取り折りたたまれた画面部を解放し耳に当てる。

電話の向こうから聞き慣れた声が聞こえる。
もしかすると今内容は又しても不覚の事態なのか。
会話を何度か交わすうち全貌を理解し出す。
「今も止まっとうけん。早く来てくれんかいな。」
「分かりました。すぐ職人を行かせます。」

私は緊急対応の旨を伝えるべく我が町工場へ脚を向ける。
状況説明をしながら職人の顔色を眺める。
トラブル対処は我が職人は手馴れている。即座に準備を行い出向くであろう。

果たして今回のトラブルは腑に落ちるであろうか。そうでなければ又しても思考を巡らす
日々が続くことになる。これが寝坊に繋がれば我が家族からの「目覚まし時計」と
賞賛にも取れる称号が剥奪される可能性がある。


それでは最良の解決方法は一体何か。


「私も現場へ向かおうっ。!!」




それでは又です。


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読破。
「数奇にして模型」森博嗣著。
シリーズの中でも面白さは数本の指に入るだろう。
次で今シリーズ物も終わりとなる。


読破中。
「有限と微小のパン」森博嗣著。


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 皆様は只今我が耳を騒ぎ立てているH.I.M.と言うロックグループを御存知ですかブログあるはず。
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2007.10.1by 博多の森と山ちゃん



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