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2007年08月04日

8月4日 消臭ドライミスト噴霧器運転中。。。



水に消臭剤を混ぜ臭いの元へ噴霧することにより脱臭する。
今消臭剤は人体には全く害はない。
霧、ドライミスト化することにより微粒子化され、より一層臭い分子の分解を促進している。
噴霧により消臭のため消臭剤の分量も少なくて済む。



















噴霧、ドライミストは様々な効果がある。
水は使用するがなるべく対象物は濡らさず効果を表す。
散水などと比較すると当然水の量は少なくて済む。
水を噴霧、霧、ドライミスト化する方法には大きく4種類がある。

1)高圧ポンプとノズルの組み合わせ
2)エアー、圧縮空気と2流体ノズルの組み合わせ
3)遠心ファンの利用
4)1)の高圧ポンプとノズルに送風機ファンを追加させる。

今年の暑い夏の冷却目的では弊社は4)の方法による噴霧器が出荷好調だ。
そして、今回のエントリーのビデオは3)遠心ファンによる噴霧、ドライミストの様子を映している。

今噴霧器は水タンクと遠心ファンがあれば噴霧、ドライミストができる。
特に消臭目的で使用する場合消臭剤を水タンクに入れ水と混ぜるだけで使用可能なため
簡単に目的を果たせると言える。
又、配管を巡らす設置固定する機器ではなく、移動が簡単にできるのも大きな特徴のひとつだろう。

今エントリーではビデオでは実際稼動している消臭、臭い消しについて少々具体的に検証したい。

先ず臭いとは何か。
臭いとはにおいの元であるその発生させている物資から気体で出てきている微粒子が
人間の鼻を刺激している。
鼻のなかにある嗅覚を刺激しそれを脳が感知することにより臭いと感じられるものだ。
その臭いは様々な物から気化され発生し、ひいては環境問題を引き起こす。
消臭目的で納品させて頂いた今噴霧器も工場操業時に発生する臭いの付近住民からの
苦情により導入を検討された。
臭いによる被害は人の感覚によるとは言え、歴然とした環境問題で騒音、大気河川の汚染
振動と並びなくさねばならない昨今の大きな課題と言える。

ではその臭いを消すためには如何なる方法があるか。
文献「微粒子から探る物性七変化」前野昌弘著によると
1)物理的脱臭:活性炭、ゼオライトなど多孔質物質を用いて臭いの粒子を吸着させる。
2)化学的脱臭:化学反応を利用して悪臭物質を分解、酸化還元して他の物質に変化させる。
3)生物的脱臭:酸素やバクテリアなどを用いて悪臭物質を分解させる。
の3種類に区分されている。

産業界で最も知られる脱臭装置であるスクラバーは水槽、散水を使用している場合が多い。
水槽内を悪臭をめぐらせるあるいは悪臭に対し散水、シャワーリングしている。
消臭、脱臭としてはイオン利用、蒸気、燃焼等の方法も取られている。

但し、スクラバーの構造はその臭いの種類により検討され製作されるものである。
私が実際見知っている画期的な方法としては水、蒸気そしてイオンにある自然の山に
存在する化学物質を組み合わせた機器による消臭だ。
実際かなりの成果を上げていた。

今回納品済みであるドライミスト消臭は消臭剤を水タンクに少量混ぜその液を噴霧することにより
臭いを消している。
上記3種類の方法では3)の悪臭の分子を消臭剤で分解し消臭しているようだ。
この消臭液は植物性で人体には全く影響がない。
この液を水に混ぜ飲んだとしても健康被害は全くないらしい。
水はその粒、微粒子が小さければ小さいほど対象物に対する表面積は大きくなるため
より小さなミクロンサイズの消臭液を臭い分子に数多く当てることにより、より分解ができうる。
一見大量の水を対象物に掛けることにより効果がありそうに思われるが実際は水の量が
多いばかりで効果が少ない。
散水では消臭液も大量に必要となりコストが掛かる。
噴霧により霧、ドライミストを発生させることにより少ない水量、少ない分量の消臭液で
消臭が可能だ。
臭い発生源がはっきりしていればそこに噴霧するだけで臭いは消える。
散水ではないため決してその周りが水浸しになるようなことはない。


粉塵対策である防塵効果についても同様なことが言えるだろう。
過去散水による防塵は水を撒くことによる環境悪化の懸念がどうしても残る。
散水後は周りが濡れるためにそれに伴う対応も必要となる。
ところが噴霧は気化するため決して濡れないあるいはあまり濡れないため対策は必要ない。
塵、埃を濡らし下に落ちるのだが床は濡れないため掃除がやりやすい。

様々な分野で活用できそして環境にやさしい噴霧、ドライミスト。
今後も我が社は注力していくつもりだ。




それでは又です。


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読破。
「憑神」浅田次郎著
あっけなく読み終わる。物足りない。


読破中。
「ワイルドソウル上、下」垣根涼介著。


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