6月16日 振動コンベアとお土産。。。
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私は一目見ただけで興味をそそられる。
心は動揺した。
過去この方法は自分の目で眺めたことがない。
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破砕後処理物を搬送中に磁選ベルトコンベアで鉄分を除去する場合
その搬送機器は黒ゴムベルトコンベアを設置する方法が通常見知っているし、
弊社も行っている遣り方だ。
しかし、私が目にしたのは振動コンベアでの搬送中に磁選を行っていた。
振動コンベアの振動体のトラフの高さを低くし磁選コンベアを横渡しする。
振動での搬送のため搬送物は均等に広がりしかも搬送厚みは薄い。
コンベア搬送中の磁選方法としては絶好の方法だ。
目を凝らししばらくの時間眺める。
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雨が落ちてくるかもしれない。
どんよりとした空模様だった。
早朝の九州は福岡は博多の町は今にも雨が降りそうな天候だった。
私は自転車での行動を止め、徒歩にて駅まで向かうことを決意する。
行きは雨に濡れなかったとしも帰りが心配だ。
もし、帰社する際雨が降っていた場合、自転車ではそれこそ全身ずぶ濡れになるだろう。
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親父である社長から「送って行こうか。」と声を掛けられるが、
「まだ時間はあるけん。歩いて行くばい。」との言葉を残し事務所を出る。
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幸いなことに傘は差さずに約20分間程度で駅に到着する。
早朝の九州の玄関口はさすがに混雑している。
駅から出る人、向かう人それぞれ慌しく無口に歩いている。
これから仕事をする現場へ向かうべく決心を固めた顔つきで足早に大勢の人が流れている。
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今回の出張はそれほど遠方ではない。
自動車で行けない距離と時間ではなかった。
だが、私一人での行動だ。
新幹線とレンタカーがパックになったレールアンドレンタカーを使用すれば割引があり
時間は短縮され、金額は自動車を高速道路を走る場合とさほど変わりない。
客先現場は到着駅からはさほどの距離はない。
長時間の自動車運転での疲れそして安全を考慮すれば当然の行動だろう。
2人以上での行動であればコスト面で自動車での行動が俄然優位に立つ。
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新幹線ひかりで早めに目的地の駅へ到着し早々昼食を取る。
食事を終えるとお土産屋を素通りし、駅そばのレンタカー屋へ向かう。
説明を受け、早々レンンタカーへ乗り込む。
便利なことにナビそしてETC装置が取り付いている。
「ETCカード持ってきていてよかったな。」一人呟く。
アクセルを吹かし、駅前の広い通りへ出る。
ETC装置へはカードを早々入れ込む。
もちろん高速道路を使用するためだ。
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快調に運転ができる。
道が整備され道路の標識もわかりやすい。
我が町博多以上に運転がしやすい。
この地の土地柄もあるのだろう。
黄色信号で突っ込む等危険、無謀運転は目に付かない。
道路が広く混雑が少ないせいもあるのだろうか。
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高速道路のインターチェンジを降り待ち合わせの場所へと向かう。
わざわざ迎えに来て頂く。
運転される車の後を追い現地へと向かう。
山手の方向へと向かう。
だが、決して入り組んだ判りにくい場所ではなかった。
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到着早々工場内を案内される。
先ずは今回の案件である振動コンベアが実際稼動されている場所へと向かう。
先頭に記したように振動コンベア上で磁選されている。
全て海外製だと教えられる。
かなりの規模の工場だ。
設備も大規模だ。
しかし、工場内で働いている人数はわずかだ。
どこの工場でもそうだが、いかに人間の数を減らせるか。
会社運営するに当たって当然取られる手段だ。
人件費以上に機械コストがいかに安価であるかがありありと目の前に表現されている。
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一旦、工場を後にし休憩室で打ち合わせを行う。
椅子に互いに腰掛けた。
私は鞄から資料を取り出し机の上に差し出す。
しかし、客先社長より開口一番叱責に会う。
「他の業者は電話したら次の日には飛んで来たよ。」
「お宅と同じ博多から。」
その言葉を耳にし、私は正直驚いた。
心の動揺は隠し切れない。
まさか即座にこの地遠方まで来訪するとは。
確かに日帰り圏内ではある。
高速道路をひた走れば自動車で来れない距離ではない。
しかも2人で来たと言う。
引き合いが来た時点でその行動が取れるという事に私は心を動かす。
既に注文が前向きだとの反応がない時点でそれだけの行動を取れるとは、
十分に見習わなければならないと自負する気持ちが私を襲った。
日帰り圏内であれば、引き合いがあればその地へと向かう。
その行動力には私は舌を巻かざるを得なかった。
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今回の案件での最も重要な点は金額と納期だ。
特に納期については短縮を望まれている。
金額は現金一括。それも検収時に即時払いという条件ということもあり
強い値引き要請がある。
専務も同席されその勢いに圧倒される。
私は即答を避け一旦、会社へ戻り返事することに。
その場所、その時点での回答をしないことが、弊社、会社のとっても当然然るべき行為
でありそれは過去の経験より自然と取り得た行動だ。
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他にも宿題を頂き客先工場を後にする。
だがこの宿題は難問だ。即座には回答ができる代物ではない。
レンタカーに再び乗り込み今回は行きとは反対の道を走る。
非常に走りやすい。
整備された道路。交通マナーの良さ。
我が町、博多の町との違いを肌で大いに感じる。
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駅に到着しレンタカーを返却する。
次の行為は出張の際必ず行う行動だ。
お土産屋に寄る。
事務所、工場そして我が家向け計3ケの小さな箱詰めの名産を購入する。
手荷物は増えるが必ず出張の際は買う。
習慣化されていることに気づく。
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新幹線ひかりの車内ではひたすら読書に没頭する。
あっという間に帰って来た心地だ。
やはり雨は落ちていた。
博多駅の外の雨の地面を打ち鳴らす音は決して小さくはなかった。
傘の取っ手にお土産袋をぶら提げ既に暗くなった博多の町を歩む。
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ズボンの裾は濡れながらも事務所へ辿り着く。
今だ明かりが点っている事務所の階段を上る。
事務員さんが帰り支度をしている途中だった。
「失礼します。」との声が響き終わると事務所には私一人となる。
鞄、ヘルメットと一緒に机の上にお土産も置く。
袋からお土産を取り出し3つ並べ置く。
「ひとつは我が屋へ持って帰り、残りは明日渡すか。」
無事会社へ戻った安堵に大きく息を吐きながら呟く。
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次の日。
3つの手土産よりももっと大きなお土産を授かる。
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ファックス機より注文書の書類が届いた。
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又してもより一層慌しくなるとです。
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それでは又です。
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読破中。
「素粒子と物理法則」R.P.ファインマン、S.ワインバーグ著 小林鉄郎訳
読破。
「新宿鮫Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ」大沢在昌著
後になるほど読み応えがある。
Ⅳは直木賞受賞です。
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2007.6.16by 博多の森と山ちゃん
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