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6月2日 雨。。。



聞いた覚えが全くなかった。
上の空で耳に入れていたのだろうか。
妻の表情をまともに見る事はできない。
首を落とし、ごく間近でまくし立てられる騒音をただ耳に入れるだけだ。





この日を選んだのは決して間違いではない。
図面描き。職人らの製作期間。部品の納入期間。そして他の現場工事の日程。
様々な要因を考慮して今回の日程は決定している。
無理がなく、いくらばかりか余裕を持って日にちを設定した。
6月に入ると天候の影響も受ける。
既に九州南部は梅雨入りしたらしい。
今回の作業は屋外だ。重量物の取り付け。それも高所での作業だ。
天候が良い日でも当然ながら危険を伴う。
クレーン重機を使用し、高所作業車を使う。
屋内での仕事であれば天気模様はさほど気にはならない。
しかし、屋外作業ともなれば空を何度も見上げることになる。

雨が降れば更なる危険を伴う。
高所作業時の滑る事による落下事故。溶接作業時の感電事故。
いくら慣れているからと言っても、通常より気を使う。
それによる疲れ。又、慣れによる仕事に対する驕り。
高所の作業は地上の仕事と比較すると当然はかどらない。そのことによる焦り。
過去弊社は事故に遭遇した経験がある。決して事故、怪我を起こす訳にはいかない。
今回は雨がひどければ延期しようと心に決めていた。


この現場工事の日曜日。
事前には我が息子も私の耳に入れていたらしい。
我が妻も教えていたと断固主張する。
しかし、私は聞いた覚えが全くない。
この日曜日は我が息子の運動会の日。
全校生徒が一同に集い運動による晴れ姿を見せる日。
私が現場工事の日程を口に出すと即座に我が嫁様の表情が変化する。
顔色は瞬く間に紅潮しひときわ甲高い声が家中に響き渡る。
理由は当初は分からなかった。
だが、話の内容を理解するに従い、怒るのは当然であるし立腹の上雷を落とすのは納得できる。
しかし、隣に座っていた息子は一言も話さず黙っているだけだった。

私が小さい頃は親父が運動会に来るなど想像だにできなかった。
一度だに親父が学校という名の付く場所に足を踏み入れた事実はない。
高度成長期の時代でもあり親父が日曜日も働くのは当然なことだと家族全員理解していた。
お袋一人での見学は当たり前だと思っていた。

時は流れる。そして時代は変遷する。
今は本当に良き時代だ。
両親揃っての見学。祖父、祖母も喜んで来る。親戚さえ集まろうとする。
皆集まって昼食。歓談。賑やかにそして楽しい一日を過ごせる。

雨が降れば運動会は延期らしい。
現場工事も雨がひどければ別の日へ延期することになる。
天候が左右する。その日の行動をどうするかは空の姿により決めることとなる。
天気の週間予報を毎日確認する。日ごとに日曜日の予報は変化する。

ところがだ。
主役である我が息子が2日前に熱を出す。
学校の練習の際に気分が悪くなりその後は見学していたらしい。
日焼けした元気な顔色からは熱があるなど想像だにできない。
運動会の練習の後はテニス部部活の活動。
肌は真っ黒に日焼けしている。
毎日活発に動き回っていたはずだ。
疲れだろうか。不安と心配が頭をよぎる。
昨日私が帰宅した際には夕食もとらずに布団に入っている。
運動会前日である今日も学校では練習のため出校日らしい。
しかし、熱を出した息子は行ける筈もない。
今頃どうしているだろう。まだ布団に入っているだろうか。
熱は下がり起き上がっているだろうか。
すっかり元気を取り戻し明日に備えているだろうか。
一体如何なる心境、心地でいるだろうか。


本日も早朝出勤時よりインターネットで何度も逐次天気予報を調べる。
現場工事。そして運動会。天候次第で今後の行動を決定する必要がある。
実のところ判断が難しい予報だった。
傘の絵が出てはいるが一日中ではない。
雨量は少ないようだ。
これが時間経過とともに変わる。

今回現場工事に使用する高所作業者そしてクレーン重機の手配と言う課題がある。
事前に連絡済ではある。
だが、明日は日曜日と言うこともあり当日のキャンセルはできない。
本日、早目に連絡する必要がある。
いよいよ少雨模様との予測を当てにし、決断する。
職人とも話し合い、いよいよ工事決行することに。
では運動会はどうするか。

いずれにせよ時が流れるだけですばい。




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それでは又です。




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「素粒子と物理法則」R.P.ファインマン、S.ワインバーグ著 小林鉄郎訳

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「家族狩り 第五部」天童荒太著



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2007.6.2by 博多の森と山ちゃん



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コメント

すべて、緩やかな時の流れに身も心もまかせる、それがいいのでしょうか。。
 
いずれにせよ、工事の無事完了と、
ご子息がお元気になられることをお祈りしております。
 

★この世に燦然と存在するミスタテ様
お元気でしょうか。
いやお元気に違いない。

>流れに身も心もまかせる
先ずは任せられるだけの人物になる必要性があると思うとります。

>工事の無事完了とご子息がお元気に
ミスタテ様の暖かいご声援により万事がうまく運びました。

どうぞミスタテ様もご自愛の上更なるご活躍を。
今日は如何なる土地へ出向かれるとでしょうか。
いずれ九州は博多駅のホームまでお越しください。
焚き火が待ち構えていることでしょう。

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