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5月14日 今日も空は青かった。



既に外は真暗だ。
夕焼けは終わりそして太陽は沈んだ。
日に日に日中の太陽からの光を浴びる時間は長くなっており、それと共に暑さも増す。

今日も五月晴れの清々しい時を過ごせた。
事務所の窓よりは爽やかな風がそよぎその心地良さは眠気までも誘う。





その眠気を吹き飛ばすが如くに事務所の階段を降りそして斜め向かいの我が九州は
福岡、博多の町工場へ向かう。
しかしながら、吹き抜ける柔らかな風に思わず足を止める。
そして空を仰ぎ見る。
確かに数多くの電柱を横たわる電線が目に入る。
だが、その多くの電線には目もくれずに真っ青な空を我が目に焼き付ける。
そこで疑問に思う。
何故空は青いのか。
天候良く、燦燦と太陽が輝いていると何故空は青いのだ。
私は首をかしげながら工場へと向かう。


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太陽の光には色などない。
しかし空を見上げると色がついている。
では先ず光とは。
光は電磁波と定義付けられておりその波長により色は異なる。
人間の可視光線は実際のところ電磁波の種類からするとほんの僅かだ。
可視光線、人間が見える電磁波の波長で最も短いのが紫色。
そして最も長いのが赤色。
太陽の光ももちろん電磁波だ。

太陽光が地球に入ってくると空気の層にぶつかる。
その空気中には様々な微粒子が浮遊している。
水蒸気、花粉、排ガス、砂塵、煙、灰などの他目に見えない粒子が数多く浮かんでいる。
太陽光がその大気中の微粒子により錯乱される。
その錯乱される光の中でも波長が短いほど錯乱されやすい。
詰まり波長が短い光ほど錯乱され地球に届きにくくなる。
最も波長が短い紫は地表には届かず、その次に波長が長い青色が届いている
という訳だ。
しかし、雨雲などの大きな微粒子に錯乱されると灰色に空の色は変わる。
それも錯乱によるものだが。

では何故夕焼けは赤いのだ。
夕焼け雲に映える茜色をしばし眺めるのもなかなか心に染み入るものがある。

夕刻になると太陽は地球から遠ざかる。
それは太陽光が大気を通過する距離が長くなったという事だ。
波長が短い光は錯乱される割合が多くなり地表に届く光は波長が長い電磁波へと移る。
最も波長が長い赤色に空が染まるのは太陽が遠ざかるせいだ。
朝焼けも赤いのそのせいによる。


参考文献「微粒子から探る物性七変化」前野昌弘著

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工場を出ると事務所に戻る。
ふと手鏡を手に取る。
そして自分の顔色を眺める。

う~ん。
どうも青白い。
何度眺めてもやはり青白い。
やはりこれも錯乱の影響なのだろうか。

私は即座にその回答を見出す。
やはり思考が錯乱しているからに違いない。


それこそ短い脳波の錯乱だ~っ。






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それでは又です。




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「素粒子と物理法則」R.P.ファインマン、S.ワインバーグ著 小林鉄郎訳

読破中。
「家族狩り 第二部」天童荒太著



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 皆様いつもお世話になり有難うございます。
 では顔色が赤いのはどんな脳波の錯乱だブログあるはず。
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2007.5.14by 博多の森と山ちゃん



 

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