5月26日 スクリュー羽根と蛍光灯。
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昨日スクリューの羽根を出荷した。
それは厚み9mmの平鋼をスパイラル状に巻いた1本ものだ。
我が九州は福岡、博多の町工場の得意ものづくりのひとつにスクリューコンベアがある。
そのコンベアの中でも粘着性、付着性があるものの搬送には羽根交差スクリューコンベア
をお勧めする。
もちろん羽根のみの製作も対応している。
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事務所での1枚の図面描きを終える。
そしてCADソフトの画面に映える印刷という文字にカーソルを当てマウスのボタンを
指先で押す。
即座に印刷開始の文字を出し、画面を見ている者へ知らせる。
一旦、印刷開始となるとしばらくは、全くキーボードを叩こうが、マウスを動かそうが
パソコンは如何なる指示に対しても断固拒否権を行使する。
いつしか印刷装置であるプロッターの動作が開始されると、とたんに画面のカーソルが
機敏に動き回る。
私は次なる図面を描くべくマウス、キーボードを酷使始める。
CADソフトの図面に線を書いている最中もプロッターの印刷部分の装置は機敏に働いている。
右、左と黒インキ抽出装置はそのインクを吐き出しながら素早く走り回る。
紙取付装置に差し込まれたロール状に巻かれた真っ白な用紙は装置が
回転するに従いロールからその回転動作とともに解かれる。
インク抽出装置の左右の動作と相俟って白紙には刻一刻と図は描き続けられている。
白いA1用紙に黒一色の線、ひいては点の集合体でありありとその内容が描き出される。
線、点の表現方法は存分に駆使され真っ白な用紙はいつしかものづくりに
必要不可欠な図へと変貌を遂げる。
紙を回転しながら送る際の敏捷な機械音が我が町工場の事務所の中に静かにこだまする。
どこくらい時間は経過しただろうか。
いつしかその紙送りの音は停止する。
そのまま待てばよいのだが。
しばしの時間さえ勿体無く感じる金持ち性(決して反対用語は使用しない。)の私は
後方に位置するプロッターの方へ体を振り向ける。
今や真正面にある動作停止後プロッターの排出ボタンを触るように押す。
その私の動作に猶予を持たずに既に描ききってしまった図は切断刃にて一瞬の内に
寸断され用紙受けに放り出される。
私は受けに落ちた用紙に右手を伸ばす。
それは取り上げる対象物が紙であるためなるべく折り目がつかぬよう、気遣いし
やさしくそして丁寧に指先で掴み取る。
そして体に近づけ我が子を抱くようにして抱え込む。
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確かに誰が見てもそれはほんの紙切れ一枚に過ぎないはずだ。
どこにでもあるただの図面一枚かもしれない。
だが我が町工場にとっては大変貴重な魂がこもった大きな用紙一枚なはずだ。
我が町工場誰しもがこの紙切れを眺めそしてものづくりを始める。
この指示図により大きな一歩を踏み出すことになるのだ。
私自身が精魂込めて描き出したのだ。
持ちうる力を最大限発揮し、夢にまで現れた図面を完成させたのだ。
確かにものづくりの始まりであるその大切な図面を一体誰が書いているのかという
疑問が湧くのは自然な仕草かも知れない。
その描く人物は一体日ごろ何を考えそして一体どんな生活をしているのか興味が
湧き出てくることは。。。。。。
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果たしてあるだろうか。
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だが、描いているのは私自身でありゴーストライターなど存在しない。
正真正銘イニシャルHの私だ。
あの誰も存じ上げないであろう森と山なのだ。
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それが故に様々な事件は当然起こり得る。
その為にいろいろな出来事が実際起きている。
書いている人物が私という人物であるからして致し方ないことであり
しかしそのことから様々な経験そして体験ができるのだ。
なんと素晴らしし事実ではないか。
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しかし、我がブログながら自己宣伝はやめておこう。
やはり、はしたない。
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図面を抱え込み事務所から工場へ向かう際思わず空を見上げる。
上空は水色一色に錯乱され雲ひとつ見当たらない。
太陽放射は容赦なく存分に我が町福岡、博多へ降り注ぐ。
事務所と工場の間の道路には爽やかな春風が吹きぬけそれこそ安逸の心地に至らせる。
この季節は一年の内で最も過ごし易いと言われる理由を体全身で感じ取る。
もちろん最近用心せねばならない紫外線の電磁波も我が体に波打つ。
確かに電磁波といえでも量子の範疇であるから波のみとは言えないが
ここでは波であるという事実もあるのだから上記波打つという表現は決して間違いでは
ないはずだ。
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最近特に悪者扱いされている紫外線。
だが、私達は存分に恩恵を受けているのは周知の事実だ。
先ず、蛍光灯。最近ではプラズマテレビ。殺虫。あるいは消毒。
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それではここで蛍光灯の内部についておさらいしておこう。
皆さんは既にご存知のはずだ。
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蛍光灯の構造として先ず管の中には水銀の蒸気とアルゴンガスが封入されている。
そのアルゴンガスは水銀蒸気が均一に満たされる為の役目のみのために
入れられている。
管、蛍光管内部は蛍光体でコーティングされており管の表面はガラスだ。
蛍光灯両端の電極に電気をかけるつまり電圧がかかると、電流が流れる。
これは電子が動き出した、放出されたことになる。
(電流とは厳密には電荷の移動速度で、電子は電荷を運ぶ運搬車の役目とも言えるのだが。)
その電子が管内の水銀の原子にぶつかる。
これは電子エネルギーが水銀原子内の電子へエネルギーを与えたことになる。
エネルギーを得た水銀電子は紫外線を出す。紫外線を放射する。
具体的に書くとエネルギーを受け水銀の電子は本来の電子軌道の外側の軌道へ移る。
その際紫外線を放射する。そして水銀電子は即座に元の軌道へ戻る。
その放射された紫外線は管内面にコーティングされた蛍光体の原子にぶつかる。
つまり紫外線が蛍光体の電子へエネルギーを与える。
それにより水銀電子と同じように蛍光体電子が外側の軌道へ移り、即座に元の軌道へ戻る。
その際電子から可視光線が出る。可視光線が放射される。
このことにより蛍光灯が光輝くのだ。
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参考文献「機械のしくみ」唯野真人監修。
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この蛍光灯はプラズマでもある。
あのプラズマテレビのプラズマと同じ範疇にある。
我が町工場でも切断機、プラズマ切断機を大いに活用している。
プラズマについてはいずれ又。
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今だ私は蛍光灯の光の下、又しても図面描きに没頭している。
昼夜を問わず紫外線とは切っても切れない仲であることは間違いないようだ。
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それでは又です。
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読破中。
「素粒子と物理法則」R.P.ファインマン、S.ワインバーグ著 小林鉄郎訳
読破。
「家族狩り 第三部」天童荒太著
今現在の家族が書かれているのであろうか。
妄想であって欲しいのだが。
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皆様いつもお世話になり有難うございます。
明日の現場工事でも紫外線のお世話になるブログあるはず。
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2007.5.26by 博多の森と山ちゃん
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