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2007年05月22日

5月22日 太陽放射。



昨日より始めた完成後のベルトコンベアの試運転。
一日中動きっぱなしだ。
業務開始時に電源を入れると仕事を終えるまで一切止めない。
我が九州は福岡、博多の町工場の業務中は四六時中ベルトコンベアは
只、ひたすら動いている。





客先訪問のため事務所の階段を降りる。
その訪問手段である車に乗り込む前に我が工場へ立ち寄る。
やはり動いている。
試運転中のベルトコンベアは一切停止することなくひたすら前進続けている。
運転当初は進行方向向かって左右への若干の片寄りはあった。
しかしながら本日の今の時点では蛇行調整用の緊張装置は動かす行為は
必要ないとのことだ。
しかし、まだまだ油断はできないだろう。
一人心地で呟きながら工場を出ると駐車場への方向へ足を向ける。

近づいた車のボンネットを照り返している強い太陽の光のまぶしさに
思わず目をそらす。
しかし、この太陽のお陰で奇跡の星地球は成り立っているんだな。
と車に向かい一人囁きドアを開け座席に座る。
開いたドアを閉めながら又しても疑問が湧き出てくる。
フロントガラスを通してまぶしく輝く太陽光を肌で感じながら疑問に思う。

太陽の光とは一体どんな光なのだ。
太陽光の内部は一体どうなっているんだ。
私はキーを回しエンジンをかける。
今日もこの愛車ディーゼルエンジン内の高圧ポンプによる燃料噴射は良好のようだ。
ディーゼルは燃料効率以上に吸入される酸素量の多さが重要視されると聞いたが本当だろうか。
そうなると如何に多くの空気を使えるかがポイントなはずだ。


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太陽から地球に注がれる光を太陽放射という。
つまり太陽から届く放射される電磁波が太陽放射ということになる。
光、電磁波はその種類により大きさの違いはあるが必ず熱エネルギーを持っている。
当然ながら太陽放射は常に地球を、地表を暖めていることになる。
しかし、太陽放射の電磁波全てが地球を暖めている訳ではない。
雲、雪などによる反射。あるいは大気つまり地球を取り巻く気体が吸収し
ほぼ半分のみが地表へその光を届けている。
そして暖められた地表は赤外線を放射しながら冷めて行く。
これを地球放射という。

さて、それでは太陽光のその電磁波の中身は一体何か。
X線、赤外線、紫外線そして可視光線だ。
まずX線。
これは大気中最も上空にある熱圏と呼ばれる層で吸収され地表には届かない。
次に赤外線と可視光線。
赤外線の約半分は大気中に吸収されその残りが地面に吸収される。
吸収した地面は次には赤外線を発するようになる。
この放射された赤外線は大気を暖める。
これは対流だ。そのためか地表付近の大気を対流圏と呼ぶ。
可視光線は以前取り上げたことはあるが殆どが地表に届き、地面で反射あるいは吸収される。

最後に紫外線。
最初に取り上げた熱圏より下の中間圏そして成層圏に存在するオゾン層で
人体に有害である紫外線の一部は吸収される。
オゾンは紫外線を吸収すると熱を発し大気を暖める。

そのオゾンについては今後詳しく取り上げたいのだが。


参考文献「新しい高校地学の教科書」杵島正洋、松本直記、佐巻建男共著


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我が町工場横を通る際運転中のベルトコンベアの様子が目に入る。
今日も夕刻職人皆が腕を振るう作業を終えるまで動き続けるのだろう。
後何日試運転を続けようか。
ベルトコンベアのあの黒いベルトの動きが頭に残ったまま客先へと向かう。
しかし、その思いはいとも間単に一時消え去った。
その理由はお客様がその言葉を口に出されたからである。
「これは注文だよ。」と。

「有難う御座います。」と最後に告げると帰社のため車に乗り込む。
しかし帰社の最中思いがよぎる。

ベルトコンベアのあの黒いベルトは今現在もうまく動いているのだろうか。




それでは又です。




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読破中。
「素粒子と物理法則」R.P.ファインマン、S.ワインバーグ著 小林鉄郎訳

読破中。
「家族狩り 第三部」天童荒太著



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2007.5.22by 博多の森と山ちゃん