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2006年12月08日

12月8日 コンベア式汚泥乾燥機。蒸気とは何か。


我が社の特許申請済みスチールベルトコンベア式汚泥乾燥機の加熱方法の一つである
蒸気について探ろうと思う。
蒸気による加熱は伝導伝熱方式であり、もう一つの加熱方法である電気ヒーターによる
加熱は輻射伝熱方式だ。






先ず「蒸気」とは一体何であるか。
通常工場ではボイラーで発生させており様々な用途で使用されている。

蒸気は気体である。
その気体は実のところ蒸気とガスに大別される。
その蒸気とガスとの区別からみると状態が変化する例えば蒸発や凝縮と言った現象が
起きる状態に近い気体が蒸気。
そして、蒸発、凝縮が起こるに程遠い気体をガスと定義されている。
例えばLPガス、天然ガスあるいは最近脚光を浴びているバイオガスはこれに
当てはまる。
又、水蒸気と蒸気は同意語のように使われるが厳密に言えば水蒸気は蒸気の一部と言える。
又、ガスは理想気体とされるが蒸気は実在気体という用語が使われ性質が複雑だ。

弊社乾燥機で使用する蒸気とは水蒸気を指すのであり、水を加熱して発生させた
気無味、無臭、無色の気体だ。
我が社の乾燥機で水蒸気を使用する場合、そのためにボイラーを購入、稼動するのではなく
工場での余り蒸気の使用を理想としている。
そうすれば加熱のための蒸気使用のコストは掛からないことになる。


参考文献:「絵ときでわかる熱工学」安達勝之、佐野洋一郎共著


次に水蒸気の特徴を揚げておく。
詳細な説明は次回以降に。

物理的性質
1. 常温では液体(水)であり、加熱することで容易に気体(蒸気)となる。
2. 比熱が大きく、蒸発熱(潜熱)も大きい。
3. 伝熱特性がよく、凝縮後の容積減少が著しい。
4. 温度上昇に伴い、圧力が高くなる。

化学的性質
5. 腐食性がなく、人体に無害である。
6. 化学的安定性が優れ、引火の危険がない。

その他の性質
7. 動力源として利用した後の排蒸気(熱)を再度、加熱源として利用できる。
8. 低コストで容易に多量を得られる。
9. 熱の輸送、貯蔵、制御が容易にできる。


サイト:株式会社ミヤワキ 用語集より抜粋。
ミヤワキ製弊社も購入しています。




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本日関東より大人物が来訪された。
とても素晴らしい方だ。
ある業界を根底から覆そうとしてる熱血漢溢れる人物だ。
私には到底かなわない。
その業界に実際に今現在も携わっており、その業界内部の内容は全て知り尽くして
おられる。
自分自身の体全身で業界を精通しているだけに非常な説得力がありそして
その真摯な態度に私は舌を巻いた。
その方が開発された機械装置は、今や日本国中を席巻しようとしている。
従来から設置されてある装置の根本的な発想から覆し、非常な画期的な製品だ。
今現在も次なる内容での開発が施され、最早日本国中の装置がとって変わられようとしている。
これは決して眉唾な内容ではなく、実際設置された数多くの実績がその素晴らしさを
証明している。
実際その装置を使うべく人物が試行錯誤の連続の上、裸一環で作り上げたものであり
世界中に名を知られたメーカーが何社も挫折したその業界に精通しているものこそが
築き上げることができた血と汗の装置なのだ。
金額、使い勝手そして流すものが決して痛むことがないという、今までの装置の常識を
根底から覆した驚くべきものなのだ。
その存在価値はこの日本国でも次第に大きな地位を占めつつあるし、そしてその速度は
日に日に加速しているようだ。

しかしだ。
とてもこれだけの大きな規模の装置が果たして九州は福岡、博多の小さな我が町工場で
実際に手に負えるのか。
壮大なる大きさの機械装置の結集が果たして我が社のみで完結できるのか。
私は残念ながら即座に首を左右横に振るしかない。
「はい」との二つ返事ができない。
先ず最も重要な要素である工場の広さという物理的な存在価値が我が社を消去してしまう。

しかしながら、今回は決して断りの言葉を発しようなど頭の片隅にもなかった。
逆に大丈夫だと胸をはれる自信が実のところ湧き出ていた。

確かに我が社の規模では到底手に負えない仕事も果敢に受注した過去はある。
その際はもちろん同業者の方には存分に手を貸して頂いた。

しかし、今回頭をよぎった会社は別のところだ。
以前付き合いのある会社ではなかった。
その理由としては地理的な要素が大きいのではあるが。

果たして、極身近に類まれみる製造業集団がいるではないか。
それは決して一つの会社ではなく集団だ。
地理、技術、工場の広さ、人員。
ものづくりを行うとっても必要不可欠なものは全てが揃っている。
その上若さと言う付加価値まで付いているではないか。
ものづくりを行う上でこれほどまでに全てが揃っている集団が極身近に存立しているのだ。

私は回答した。
「後日回答します。多分大丈夫だと思います。」と。

私のその言葉を確認した後、広報秘書を連れた大人物である熱血漢の社長はタクシーへ
乗り込んだ。
そして私はそのタクシーが見えなくなるまで見送った。


こういう事情です。
明日の「円陣(エンジン)全開忘年会」では宜しくお願い致します。




それでは又です。




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読破中。
「氷点」三浦綾子著。
人間の冷酷な部分のみを追いかけているとしか思えない。
全く温かみが感じられない小説。
読むのがつらい。


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 皆様いつもお世話になり有難うございます。
 忘年会は少々遅れるかも知れんとですブログあるはず。
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2006.12.8by 博多の森と山ちゃん