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2006年12月07日

12月7日 更なる進歩を。


既に師走ではあるが決して日々追われることなく毎日を過ごす。
確かにいつもながら引き合いは多く、その対応はつつがなく何とかこなしているつもりだ。




これだけ日々ネットの存在が大きくなればやはり我が小さな町工場でも
どうしてもより一層の厳しい全国規模の競争にさらされる。
発注側とすれば、ネットの発達により容易にそして数多くの業者へ案件を
投げ放つことができる。
この傾向は今後より一層激しくなりはすれ決して静まる事はないだろう。

最早。自由経済国日本国でものづくりを行う限り競争と言う二文字は自分自身の身が
この世を去るまで。そして会社ならばその存在がこの世にある限り永遠に続く。
ことさら強調するまでもなく、この事は既に自分の体に染み付いているのもであり
決して逃げうる事はできない。

しかしながら、競争は何も日本国内だけではなく世界と言う大きな世界でも
当たり前という言葉を背景に存在する。
そこに付き纏う価格と言うものづくりの存在価値。
ひたすら金額のみが一人歩きをし、より一層の競争社会を導き出す。

なるべく他社との差別を図るべく日夜寝ても覚めてもひたすら頭を悩ます。
他社には決してできないひねり、アイデアをひたすらない頭で考える。
その稼動状況をこの目で眺め、他社の製品を肌で感じそして実際溶接、旋盤と
体全身でものづくりそのものを味わいながら次なるそして更なる進歩に勤める。

それは競争があるからこそさらに前に進もうとするのであり、そのため毎日が
とにかく不安で暗闇を歩いているようだ。

そして思いついたアイデアはなるべく口頭で先ずは説明を行い、他には真似を
決してされないように細心の注意を払う。
その案件が単なる修理、修繕だとしても単なる元に戻す行為ではなく
新たなる進歩と言うアイデアを加えた提案を行う。
それは使い勝手が良い。あるいは壊れにくくなる構造へと改造する等。
単なる更新でも同様だ。
単純に同じものを製作するのではなく、血を汗を加えた前進が垣間見れる内容の
先ずは提案を行う。
図面化を行わず口頭での説明を行い、議論の土台を投げかける。
その議論の行き先に進歩の光が輝けば当然喜ぶべきであり、その土台が
それ以上先へと進まなくても一歩先へ歩んでいる。

ものづくりの更なる進展。
決して画期的でかつ類まれなるものではなくても良い。
ほんの少しの使い勝手の良さ。
2つの機能を1つにしたもの。
さらに簡略化したもの。あるいは他の技術をこのものに取り入れたのもの。
ほんの少しの改良でも更なる進歩があれば。

ひたすらヒントを追い求め。
そしてひらめきを起こすために様々な行動を起こしそして頭を悩ます。
しかし、思い付いたアイデアがうまくいかなければ。
そのひらめきのものづくりが失敗でもすれば。

必ず湧き出うる不安と心配。
当然ながら進歩と共に付いて廻るのだ。
ものづくりの進歩。
更なる進歩に必要なものは一体何だ。
他社との差別化を図る競争と言う2文字を攻略すべく更なる進歩に必要なものとは何か。

その命題に対して果たして答えは必要だろうか。
考えたければ考えれば良い。
時間だけは皆平等に与えられている。
だから私はものづくりに時間を使う。
ひたすら寝ても覚めても更なるものづくりの進歩の為に時間を費やす。
その理由とは。

その何故ものづくりへ時間をひたすら費やす理由は果たして必要だろうか。
ものづくりの更なる進歩のためには。





それでは又です。




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読破中。
「氷点」三浦綾子著。
上巻読破。この作品は処女作なんですね。
どうりで文章が初々しい。


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 皆様いつもお世話になり有難うございます。
 果たして図面提出期日に間に合うかブログあるはず。
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2006.12.7by 博多の森と山ちゃん