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2006年11月27日

11月27日 コンベア式汚泥乾燥機。乾燥の進行について。



材料はおおむね乾燥の進行具合は大きく3段階に分けられる。

先ず「材料予熱期間」に始まり「定率乾燥期間」そして「減率乾燥期間」へと続く。


コンベア式汚泥乾燥機のページはこちらをクリックされて下さい。


今回のスライドショーは蒸気がテーマですばい。↓↓↓(但し、この乾燥機は失敗作。)
画面左下(+)を押すと進行速度がアップ。(-)を押すと速度がダウン。
さあっ。皆さんも試してみましょう。







先ず「予熱乾燥期間と」は乾燥は少しは進行するが主に材料が加熱する期間を指す。

その予熱期間が終わると、加熱の熱はその材料の水分の蒸発に消費されるようになる。
水分の蒸発は材料の温度が高いほど激しくなり、温度が上昇するにつれて蒸発するに
必要な熱量も増加する。
そしてついには材料へ与える熱量(供給熱量)と、蒸発に必要な熱量(消費熱量)が
釣り合うようになり材料の温度は一定に保たれるようになる。
この期間材料の乾燥速度も一定になる。
これを定率乾燥速度といい、この期間を「定率乾燥期間」と表現する。
そしてこの期間は主に表面が乾燥している期間である。

表面の乾燥期間の次には材料の内部の乾燥へと進む。
材料へ供給された熱は材料の内部の温度を上昇させるために使われるようになる。
内部の水分の蒸発に使われる熱量は供給熱量の一部に過ぎない状況になる。
蒸発する場所が材料の内部へ移動すれば移動するほど材料の温度上昇のために
使用される熱量は多くなり、逆に蒸発に使用される熱量は次第に少なくなる。
この期間を「減率乾燥期間」といい、定率乾燥期間より乾燥速度は落ちる。
この期間は材料の内部乾燥期間と言える。

次回は含水率について。


参考文献:「初歩から学ぶ乾燥技術」中村正秋・立元雄治著
参考サイト:「特許庁」乾燥技術




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今日もいつもの時刻に目を覚ます。
妻と子供は今だ白河夜船のようだ。
ぐっすりと寝入ったこちらまで心地よくなる寝顔を眺めつつ私は体温で温まった掛け布団から
静かに出る。
昨日の夕食の残りであるきのこカレーをガスコンロで温める。
そのガスの炎の勢いは最も強い力を発揮させるべく調整のノブを最も左端へ持っていく。
カレーのルーがのんびりと眠っている鍋の蓋を開け、おたまでかき混ぜながら
ノブが最も左端に位置する「強」の火力を頼りに温度上昇を試みる。
瞬く間にそのカレーのルーは大きな円を描きながら沸騰し始める。
その沸騰の泡を眺めながら左手には鍋の蓋を持ちそして右手に持ったおたまで
泡立つルーをかき回す。
泡たちは当初は沸騰の円形は大きくそして数は少ない。
しかし、次第に円形の大きさは次第に小さくなり、その小さくなるにしたがって数が増える。
大きな円形泡たち沸騰時は、私自身、目見で数は数えることができる。
しかし、その泡たち沸騰の円形の大きさが小さくなるに従い最早私の数を数える能力の
範疇を越えるようになる。
そのルーが鍋の表面にこげつくことを避ける為におたまで鍋の中を円運動を右手で行うのだが
その運動速度は沸騰円形が小さくなるに従い速度が増す。
焦げ付かないようにお玉をぐるぐると回すのだが、その回転運動を目を懲らしてじっくりと
眺めでもすれば多分三半規管の弱い私は目を回し卒倒するだろう。
しかしながらなるべくルーを限りなく熱い高温へ持っていきながら、鍋には焦げ付けない。
これこそがこの、きのこカレーの温めの極意であり、これが私の本日の朝食時の最大の関心事
つまりテーマなのだ。
限りなく熱くそして決して焦げ付かさない。
このテーマを朝食時に最大限自分が持ち備えている能力を思う存分発揮することが
私自身が生きているという実感を味わえる唯一安逸のひと時なのだ。
それに必要な能力。
やはりお玉の回転速度の調整だろう。
お玉を握る握力が大きすぎると私自身の体の肩こりと言う弊害を引き起こす。
お玉を回転させる速力つまり回転速度があまりにも速いとカレーのルーが鍋の外へ
あたり一面飛び散り、後でその結果を眺めた我が妻が烈火のごとく轟音と共に雷を落とされ
私は息絶え絶えになるのは容易に予想が付く。
適度な握力そして適度な回転速度。
この適度と言う2文字が私のかき混ぜ職人技到達のための極めて重要な要素だ。

最大限沸騰泡を存分にカレーのルーへ味あわせその独特の匂いを私の鼻の中へと押し入れる。

う~ん。完成だ。

私は左手でガスのスイッチを消す。
消したにもかかわらずその鍋のきのこカレーが発している沸騰泡立ちに私はこれから生きて
行くべく活力を頂く。
そのまましばらくその泡立ちを眺める。

いけない。視界が真っ白だ。
それもそのはず。私の視力を支えている大切な眼鏡が曇ったのだ。
即座にその眼鏡を手に取り冷蔵庫にかけられたタオルで無造作に拭く。

私はいよいよそのカレーのルーをご飯にかけねばならない。
高い温度を今だ保っているそのルーを白いご飯にかけるのだ。



私は皿を食器棚から取り出し、炊飯ジャーの蓋を開けその中に入っている真っ白な
ご飯と対面する。
即座に視界は真っ白。
左手には皿。そして右手にはしゃもじ。
両手がふさがっているという理由のため私は視界が開けるのをしばらく待つ。
やがて眼鏡に取り付いた霧は明け視界が広がる。
皿の右端にご飯をたんまりと載せる。
可視光線は真っ白を輝きだしている。
ふっくらとしたコシヒカリのブレンド米の風味に鼻を動かしながら、炊飯ジャーの蓋を閉める。


さあっ。いよいよだ。
さあっ。この行動の為に私は。
この瞬間の為に私はこれまでの私自身兼ね備えた能力全てを出し切ってきたのだ。
私自身に神、天使そして母上そして地球という奇跡の星をより与えられた能力、力を
存分に駆使して来たのだ。
さあっ注ごう。
さあっ。この皿に盛り付けられた昨日の残りのコシヒカリブレンド米の真っ白は輝きの
可視光線へ向かって沸騰泡たったきのこカレーのルーをぶっかけるのだ。
私はいよいよお玉を握った。
もちろん肩こりを引き起こすような力の限りの握力ではない。


私は適度と言う2文字を頭に思い浮かべながら職人芸へ達すべくお玉をカレーのルーが
潜んでいる鍋の奥底へ浸したのだった。




それでは又です。




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読破。
「川の深さは」福井晴敏著
ハードボイルドの傑作。
やはり「亡国のイージス」を読みたくなった。
緻密な文章とスピード感は決して読む者を飽きさせないのでは。


読破中。
「火車」宮部みゆき著




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 きのこカレーは熱かったブログあるはず。
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2006.11.27by 博多の森と山ちゃん