11月20日 スクリューコンベアのトラブルとその対応
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下記はスクリュー羽根のみのスライドショー。
最近スクリューコンベアのお問い合わせが非常に多い。
その中には切実な相談もある。 br>
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弊社はコンベア本体だけではなく、スクリューの羽根のみの製作、販売も行っています。
お気軽にお問い合わせ下さい。
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スクリューコンベアで搬送が難しい物の中に粘着性のあるもの、あるいは非常に
比重が軽いものが上げられる。
これは他のコンベアでも同等であるが。
それらを鑑みると、私は軸がないシャフトレススパイラルコンベア。
そして、羽根の取り付けピッチが羽根ごとに異なるスクリューコンベアの需要が増えると
予想しています。
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それではスクリューコンベアのトラブルとその対応について。
あくまでも私の独断と偏見です。
そして既に我がメルマガに記載した内容です。
御面倒ですが御批判そしてご意見賜れば幸いです。
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1.トラブルの種類
スクリュウコンベアのトラブルについては大きく3種類があると思われます。
しかし、それぞれ独立した現象ではなく互いに影響しあった場合もあります。
1)噛み込み、巻き付き
スクリュウコンベアのスパイラル状の羽根とケース通常トラフと呼びますが
その間に搬送物が挟まり羽根の回転が止まる現象です。
搬送物が固まり状の物を搬送する場合によく見受けられます。
又、搬送物が柔らかくかつ長いシート状の物は羽根の外側に巻き付き
物が運搬できなくなります。
2)付着
羽根に搬送物が付着しその付着したものが次第に大きくなり羽根と羽根の
間に搬送物が埋められ、ついには棒状となります。
そうなると全く運搬できなくなります。
その付着の原因には様々です。
(1)摩擦電気、静電気
(2)搬送中の摩擦等により熱を持ち溶けるあるいは軟化する。
(3)水分を含みやすい物質。搬送中に湿気を帯びやすい。
(4)搬送中に攪拌される事により凝集する物質
3)トルク不足
搬送物により駆動トルクは異なります。
スクリュウコンベアの駆動は回転力のみですが、運搬するものにより
机上計算のみではうまくいかないケースが多々あります。
又、同じ搬送物でもその物の形状、含水率、粒の大きさにより経験値では
当てはまらない場合もあります。
逆に大きめの馬力のモーターを当初より取り付けておけばよいのですが
やはりコスト費用の問題があるためなかなかできないものです。
2.トラブル対策
スクリュウコンベアはいたって簡単な構造です。
スパイラル状の羽根を回転させることにより物を搬送します。
しかし、その原因を的確につかみそしてそれに応じた対策を行います。
1)モーター馬力を上げる。
トラブルの原因が噛み込みの場合は無理やり羽根を回転させる方法を
とる場合が多々あります。
但し、その事により羽根あるいはトラフの磨耗あるいは損傷という現象は
当然起こると頭に入れておく必要があります。
そして騒音もひどくなります。
想定外のトルク不足であれば当然モーター馬力を上げることを先ずは
考えるでしょう。
2)スクリュウ羽根の外径を小さくする。
搬送中のスクリュウ羽根とトラフの摩擦をなるべくなくし、噛み込み
あるいは搬送物の摩擦熱を防ぐ方法です。
又、これによりトルク不足が解消する場合があります。
しかし、あまり羽根の外径を小さくすると搬送物がトラフ内に残留する場合が
あります。
3)パイプトラフをU形トラフへ
羽根とトラフとの摩擦を少なくします。
パイプトラフの場合羽根の回転360度全て隙間は小さいものです。
ところがU形トラフであれば上半分も回転時180度は解放され磨耗は
ありません。
これも摩擦熱を少なくすることができます。
又、U形トラフは通常上側は蓋を取り付ける構造になっており掃除が
可能です。
4)多連スクリュウへ変更する。
付着しやすい物の搬送にはスクリュウを1軸ではなく多軸で搬送する場合が
あります。
搬送量が多い場合は多軸スクリュウを採用する場合が多々あります。
但し、付着防止の多軸とは隣同士の羽根が交互に重なり合うように
なるべく軸同士を密着させて取り付けます。
それにより物が付着し棒状になるのを隣同士の羽根で掻き落とし防ぎます。
5)シャフトレススクリュウへ変更する。
その名の通りシャフトがないスクリュウコンベアです。
付着しやすい搬送物が付着する面積をなるべく減らす方法です。
又、シャフトがないため若干羽根が上下左右に動くことができます。
噛み込みしやすいものの搬送も可能です。
但し、シャフトがない片持ちのスクリュウコンベアですから、トラフの下部の
摩擦動作が激しくトラフの磨耗は激しいものがあります。
そのため、必ずトラフには内張りを行い定期的にその内張りを取り替える
必要があります。
6)可変ピッチでの羽根の取付
通常、スクリュウの羽根は同じピッチ、羽根と羽根の間の隙間は同じです。
それを排出方向に向かってピッチを大きくする方法です。
それにより、搬送物が詰まるという現象はなくなることがあります。
7)羽根の形状を検討する。
通常スクリュウの羽根は円形の板です。
その円形の板のを様々な形へ作り変えます。
(1)ドーナツ形
軸と羽根との間に隙間を作ります。
分級機がこの形状です。
(2)パドル形
搬送と同時に攪拌も行う場合に採用します。
(3)カット、折り曲げ形
噛み込み防止、あるいは同時に攪拌も行う場合に使用します。
8)冷却構造とする。
搬送中に冷却する。あるいは搬送物が熱を持たないように冷却水を
循環させ搬送中に冷却します。
トラフ、軸そして羽根に水を通す構造とします。
冷却目的のコンベアであれば、他の種類のコンベアでスチールベルトコンベア
あるいは振動コンベアでの対応可能です。
3.中間軸受けについて
軸の長さが長いスクリュウコンベアはその軸のたわみを防止するため
中間で軸を受ける中間軸受けを取り付けます。
しかし、その中間軸受けは当然軸受け交換というメンテナンスが必要です。
そのため最近は中間軸受けをなくす傾向にあります。
その対応として軸の大きさをなるべく大きくそして太くしたわみを少なくします。
しかし、軸の径が大きくなるため搬送量が減ります。
それは回転数を上げる事により対応しますが、その分モーター馬力を上げる
必要がでてきます。
やはり初期コストと、稼動後のメンテナンスコストの比較検討が必要でしょう。
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備忘録。
読破。
「重力ピエロ」伊坂幸太郎著
レイプで生まれた子供の内面を探っている。
社会的な罪とは何かを問うている傑作。
古典を読み返したくなる。ロシアの巨匠の本を。
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読破中。
「MOMENT」本多孝好著
死を前にした人の願いをかなえる青年のお話。
かなり深く人間の泥臭さをえぐっている。
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それでは又です。
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ベルトコンベア式汚泥乾燥機
スクリューの羽根のページ
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皆様いつもお世話になり有難うございます。
長いものではなくてスクリューの羽根に巻かれると命にかかわるブログあるはず。
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2006.11.20by 博多の森と山ちゃん
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