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2006年11月30日

11月30日 コンベア式汚泥乾燥機。汚泥について。


本日は弊社乾燥機の主たる処理物である汚泥について探りたい。
一体汚泥とは何か。

コンベア式汚泥乾燥機のページはこちらをクリックされて下さい。


本題に入る前に本日の九州は福岡、博多の我が町工場の我らが職人の様子を
しつこく又しても動画で。
愛そして相変わらず燃え滾る(たぎる)ものづくり情熱を感じて頂ければ幸いですばい。










先ず「汚泥」とは。
簡単書けば泥状の物質の総称で、たいへん範囲が広い。
先ず化学的性質により大きく有機汚泥と無機汚泥区分される。
そして、排水処理や下水道処理、各種工場や建設現場からも汚泥が発生し、発生する分野や
状況によって産業廃棄物汚泥と一般廃棄物汚泥に分かれる。

有機汚泥とはもちろん有機物の汚泥だ。
そして、無機汚泥とは無機物の汚泥のことだ。
では有機物と無機物とは何か。
明確には区別されていないのは事実ではあるが、
実際には有機物とはその物質の分子内に炭素を含んでいる化合物と定義されている。
それ以外は無機物ということになる。
特徴として、有機物は無機物と比較すると融点が低く、燃えやすい。

そのため乾燥機で有機、無機物の処理には与える熱量によっては有機物のみは燃えてしまう
可能性がある。
燃えると、煙、すすなどが発生するため、集塵装置、スクラバー等の付帯設備が
必要になる。
弊社の乾燥装置は決して火気は使用しないが、有機物が混合していると
そのための付帯設備の導入は検討課題となる。

弊社乾燥目的の汚泥は産業廃棄物であり通常、産廃業者への引渡しが必要だ。
その際の金額換算はあくまでも重量計算となる。
そのため、汚泥を乾燥させ重量を減らせば減らすほど産廃業者へ支払う費用は少なくなる。
しかし、乾燥があまりにひどいと逆に搬送時に飛び散り持ち出す事すらできなくなる。

ある程度の乾燥が必要条件とすると、弊社乾燥機の乾燥後の乾燥チップの姿は
理想的ではないかと判断している。

又、今後工場からの産廃発生量は減らすべく国が2010年までに20%削減を
既に謳っている。
この数字対して、産廃の乾燥による削減方法は最もな有効な活用方法だと認識できる。

次回は乾燥機の材料に対する熱の伝え方について。

参照文献:「新しい高校化学の教科書」左巻建男編。
参照サイト:「EICネット」「きのまま」「環境goo」
       

       

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本日も電話口の向こうから切羽詰まった声が聞こえる。
やはりどこも苦労、試行錯誤の連続か。
何も弊社だけではないのか。と安逸な気持ちにさせられると共に相手の苦しみに対して
同情心が湧き出てくる。
確かに、同じものづくりで生計を立てそして毎日毎日家族を養っている立場の人々だ。
同じように製品を作り、先ずは自分の工場で試運転。
そして出荷。現地で据付後いよいよ実稼動と言うことになる。
製作してうまいこと動いて何ぼの世界で、それを毎日毎日繰り返しているわけだ。
もちろん実稼動が予定通りうまく行けば何の問題はない。
しかしながら現地で実際実稼動早々100%何ら不具合なく順調に稼動することは
実のところ少ないかも知れない。
いくら熟慮の上、設計、製作。
そして我が工場での試運転の繰り返し。
試行錯誤、そして汗水たらして何とか出荷に至る。
据付後、早速運転。そして実稼動。
ところがだ。
思いもやらない事実が発生する。今まで経験した事のない不具合が発生する。
動く装置をつくる者らにとってそれは日常茶飯事ではなかろうか。
しかし、うまく実稼動しない事には検収は上がらずそして当然に入ってくるべく金銭も
一切手に入れることができない。
そのため過去の事例そして知り合いの業者、メーカーへ片っ端から連絡を取り
相談する。
試行錯誤。悪戦苦闘を繰りかえしようやく安定稼動へ持ち込む。
当然現地でのお客様の協力も得なければならない。
しかしながら、不具合発生時、客先も生産量を減らすことは到底できず安定稼動時までは
ものづくりを行った会社から人を出し、その現場へ人を貼り付ける。
それはトラブル発生時には即座に対応と言う方法を取らざるを得ないという状況まで
自社から現地へ人間を貼り付けることに陥ることが間々あるのだ。
しかし、そういった経験を積むことがその会社の他社との差別化を図るべく
その会社にしかないノウハウを身につける機会である事は事実ではなかろうか。
確かにその時点では非常に苦しむ。
夜は眠れない。
ひたすらお金は出て行く。
果ては倒産の夢を見る機会も数が増える。
その苦しんだ果ての結果はその内容が自分の内部のノウハウとして蓄積される。




決してその他ではない自分の会社だけが経験した失敗と言うノウハウは
必ずしも他社へ教えるとは当然限らない。
むしろ他社に対してはそのノウハウに対してはひたすら無口となりむしろ
他社の失敗を心待ちにする気品すら浮かべる。
それが競争世界であり他社との差別化を図るべく一つの歴然たる方法であるのは
間違いないはずだ。
そのノウハウがあるからこそ、他社には真似ができないし又自社の優位性が顕著に
表現できる内容であるはずだ。
汗をかきそして血を流しながら必死に獲得してきたノウハウ。
当然他社へはそう簡単にその内容をあからさまにさらすのは当然断固として拒否するのは
至って自然の行為だ。


しかしながら、そのノウハウはいずれかの未来の時点で誰しもに通じる単なる共通事項に
なるのは何の疑いもない。
現時点での優位性は将来は何の価値のないものへと変化する事は明確な事実だろう。




他社からの相談。
同じ業界で同じような内容の仕事をしている身。
日頃の悪戦苦闘の様子がその声を通じて伝わってくるだけにどうしようかとふと
心が揺らぐ。
教えてあげればこの問題は即座に解決するだろう。
ここの箇所を別の方法にすれば今までの多大なる苦労から解放されるだろう。
しかし、自分から教えるわけにはいかない。
この社会は競争社会であり当然他社との差別化を常に図りどんなに
小さな会社であっても生き延びていかねばならないのだ。
他社を蹴落としそして自社が常に優位に立たねばならないのだ。
自由経済社会であれば当然倒産と言う2文字を常に胸に抱きそしてそれに対して
断固たる拒否権を自分のあらん限りの力で常に発効しておかねば最早この国の自由経済
社会から抹殺される。


う~ん。しかしながら私も人間だ。
息をしそして常に考えそして生きている。
紛れもなくこの奇跡の星に生れ落ちた人間だ。


情がある。
どうも今のところ人情と言う文字には似つかわしくないロボットではないようだ。
相手は困り果てている。




長い時間電話の向こうの相手に対してひたすら無口だった。
しかしながらついに口を開く。
それも小さき声で呟くように回りくどくそのノウハウの「ヒント」だけを呟いてしまう。

実のところその呟きは常にものづくりをやる者は次なるノウハウを身につけろと自分自身に
強く命令している裏返しなのかも知れない。




さあ。永遠に次なる技術を求めて。
皆さんと一緒にものづくり日本国の更なる発展を担って。
それでは又です。




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読破中。
「火車」宮部みゆき著
まだまだこれから。
長編ですばい。




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2006.11.30by 博多の森と山ちゃん




2006年11月28日

11月28日 コンベア式汚泥乾燥機。含水率について。


乾燥にとって含水率とは大切な指標だ。
これは昨日の乾燥の進行具合と大いに関係がある。

コンベア式汚泥乾燥機のページはこちらをクリックされて下さい。


本題に入る前に本日の九州は福岡、博多の我が町工場の我らが職人の様子を
何と動画で。
燃え滾る(たぎる)ものづくり情熱を感じて頂ければ幸いですばい。










先ず「含水率」とは何か。
簡単に書けば、材料中に含まれる水分の比率と言うことになる。
但し、この比率の表現方法には2通りの「質量比」そして「容積比」がある。
一般的には「質量比」による表現をとる。
そしてその「質量比」で表す場合も実は2通りの方法がある。
それは「湿量基準」と「乾量基準」があり、基準となる質量の数字を乾いた材料の数字を
とるか、あるいは湿った材料を基準にとるかの違いだ。
「湿量基準」は乾燥が進むにつれ基準となる質量が変化するため、基準質量が
一定である「乾量基準」が通常「含水率」を指す。

又、含水率は「限界含水率」と「平衡含水率」とに区別される。
「限界含水率」とは昨日の今ブログへ記載した定率乾燥期間から減率乾燥期間へ
移る際の含水率のことだ。
つまり、材料の外部の乾燥が終わり、材料内部への乾燥へ移る時点での
含水率のことである。

そして、「平衡含水率」とは乾燥がもうそれ以上しない含水率の事だ。
これは一定の温度、湿度の空気中において材質中の水分量がその雰囲気中で
平衡に達した状態つまり空気中の湿度と同じ状態の含水率と言うことができる。

次回は汚泥について。


参考文献:「初歩から学ぶ乾燥技術」中村正秋・立元雄治著
参考サイト:「特許庁」乾燥技術



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私は過去「マイナスイオン」について苦言を呈したことがある。
それについては今ブログの下記記事をご覧下さい。

マイナスイオンと陰イオン。そして気化熱利用(1)

マイナスイオンと陰イオン。そして気化熱利用(2)

何故今更「マイナスイオン」について書く理由は、本日東京都の報道発表がこの「マイナスイオン」
についてなされたからだ。
詳細はこちらをクリックされて下さい。

科学的根拠をうたったネット広告にご注意!
"「マイナスイオン商品」表示を科学的視点から検証しました"




確かに「マイナスイオン」と言う用語は世間一般用語として極く普通に使われている。
しかし、この言葉は科学の世界では決して登場しない言葉だ。
決して専門的分野では存在しない言葉だ。
そうなると科学的根拠どころかその言葉の存在すら怪しいという事になる。

しかしながら、この言葉を使用することにより、よりその商品の優位性を消費者へ
訴えることができるのであれば当然売る立場であれば使うのが当たり前だ。

この言葉は商業ベースに載せる為に作られた造語との判断は既に論議は尽くされた
と私は実のところ結論付けていた。
しかし、言葉には力がありその力に屈するかどうかで人の判断などあまり価値さえないのが
実際のところであろう。
それはその内容を信じる信じないというところまで大概行き着くのでありそれこそが
言葉の大きな力であろう。
そして、その言葉を発する者の社会的な立場、地位、権利においても言葉そのものは
存分に一人歩きができそして自由自在に操られる面があるのは紛れもない事実であろう。
逆に信じることにより自分自身が幸福になれるのであればそれは既に内容の信憑性は
別問題の存在になり得るし、結局のところそれこそが言葉の本来の力であるのかもしれない。

そのものの信憑性の現実はその本人がその真実以前に信頼寄せればそのものは
何の根拠も無しに十二分に似せた真実を本人に取り入ることが可能なのだ。

つまり「マイナスイオン」と言う用語も信じていればそれに対する詐欺そして詐称など
この世に存在などしないのであり、信じることによりその本人が幸福であれば誰として
その人物に対しては最早意見をする資格など既に剥奪されているに違いない。

しかしながら、真実を追い求める事こそが人間本来の幸せとするならば「マイナスイオン 」と言う
用語を信頼しきっている人物に対しては何らかの言葉を発したくなるのも同じ人間だとして
少しは理解していただけるだろうか。

科学とは学び知れば知るほど分からなくなる世界に違いない。
理解すれば理解するほどに次なる関門が立ちはだかる。
それは何も科学の世界でなくても様々な世界で当然表現しうる内容であろう。
それならばこの「マイナスイオン」と商業造語に対して何らかの自分なりの結論を
常に心に持ち続けることの大切さ少しでも感じていただければ幸いです。

う~ん。「マイナスイオン」。よくできた言葉だ。

物理でよく似た言葉に「陰イオン」があるのは周知の事実だろう。
先ずはその定義である「イオン」がどの程度自分自身の脳細胞で理解できているかを
探る行為は必要なのかも知れない。

「マイナスイオン」が実際存在するかは人それぞれの胸の内に納めておけばそれに越した
事はないはずだ。

それでは私は明日は遠路「宮崎」まで「陰イオン」を探りに行って参ります。
決して「マイナスイオン」でないことは書くまでもなかとです。




それでは又です。




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読破中。
「火車」宮部みゆき著
サスペンス小説ではなかですか。




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2006.11.28by 博多の森と山ちゃん




2006年11月27日

11月27日 コンベア式汚泥乾燥機。乾燥の進行について。



材料はおおむね乾燥の進行具合は大きく3段階に分けられる。

先ず「材料予熱期間」に始まり「定率乾燥期間」そして「減率乾燥期間」へと続く。


コンベア式汚泥乾燥機のページはこちらをクリックされて下さい。


今回のスライドショーは蒸気がテーマですばい。↓↓↓(但し、この乾燥機は失敗作。)
画面左下(+)を押すと進行速度がアップ。(-)を押すと速度がダウン。
さあっ。皆さんも試してみましょう。







先ず「予熱乾燥期間と」は乾燥は少しは進行するが主に材料が加熱する期間を指す。

その予熱期間が終わると、加熱の熱はその材料の水分の蒸発に消費されるようになる。
水分の蒸発は材料の温度が高いほど激しくなり、温度が上昇するにつれて蒸発するに
必要な熱量も増加する。
そしてついには材料へ与える熱量(供給熱量)と、蒸発に必要な熱量(消費熱量)が
釣り合うようになり材料の温度は一定に保たれるようになる。
この期間材料の乾燥速度も一定になる。
これを定率乾燥速度といい、この期間を「定率乾燥期間」と表現する。
そしてこの期間は主に表面が乾燥している期間である。

表面の乾燥期間の次には材料の内部の乾燥へと進む。
材料へ供給された熱は材料の内部の温度を上昇させるために使われるようになる。
内部の水分の蒸発に使われる熱量は供給熱量の一部に過ぎない状況になる。
蒸発する場所が材料の内部へ移動すれば移動するほど材料の温度上昇のために
使用される熱量は多くなり、逆に蒸発に使用される熱量は次第に少なくなる。
この期間を「減率乾燥期間」といい、定率乾燥期間より乾燥速度は落ちる。
この期間は材料の内部乾燥期間と言える。

次回は含水率について。


参考文献:「初歩から学ぶ乾燥技術」中村正秋・立元雄治著
参考サイト:「特許庁」乾燥技術




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今日もいつもの時刻に目を覚ます。
妻と子供は今だ白河夜船のようだ。
ぐっすりと寝入ったこちらまで心地よくなる寝顔を眺めつつ私は体温で温まった掛け布団から
静かに出る。
昨日の夕食の残りであるきのこカレーをガスコンロで温める。
そのガスの炎の勢いは最も強い力を発揮させるべく調整のノブを最も左端へ持っていく。
カレーのルーがのんびりと眠っている鍋の蓋を開け、おたまでかき混ぜながら
ノブが最も左端に位置する「強」の火力を頼りに温度上昇を試みる。
瞬く間にそのカレーのルーは大きな円を描きながら沸騰し始める。
その沸騰の泡を眺めながら左手には鍋の蓋を持ちそして右手に持ったおたまで
泡立つルーをかき回す。
泡たちは当初は沸騰の円形は大きくそして数は少ない。
しかし、次第に円形の大きさは次第に小さくなり、その小さくなるにしたがって数が増える。
大きな円形泡たち沸騰時は、私自身、目見で数は数えることができる。
しかし、その泡たち沸騰の円形の大きさが小さくなるに従い最早私の数を数える能力の
範疇を越えるようになる。
そのルーが鍋の表面にこげつくことを避ける為におたまで鍋の中を円運動を右手で行うのだが
その運動速度は沸騰円形が小さくなるに従い速度が増す。
焦げ付かないようにお玉をぐるぐると回すのだが、その回転運動を目を懲らしてじっくりと
眺めでもすれば多分三半規管の弱い私は目を回し卒倒するだろう。
しかしながらなるべくルーを限りなく熱い高温へ持っていきながら、鍋には焦げ付けない。
これこそがこの、きのこカレーの温めの極意であり、これが私の本日の朝食時の最大の関心事
つまりテーマなのだ。
限りなく熱くそして決して焦げ付かさない。
このテーマを朝食時に最大限自分が持ち備えている能力を思う存分発揮することが
私自身が生きているという実感を味わえる唯一安逸のひと時なのだ。
それに必要な能力。
やはりお玉の回転速度の調整だろう。
お玉を握る握力が大きすぎると私自身の体の肩こりと言う弊害を引き起こす。
お玉を回転させる速力つまり回転速度があまりにも速いとカレーのルーが鍋の外へ
あたり一面飛び散り、後でその結果を眺めた我が妻が烈火のごとく轟音と共に雷を落とされ
私は息絶え絶えになるのは容易に予想が付く。
適度な握力そして適度な回転速度。
この適度と言う2文字が私のかき混ぜ職人技到達のための極めて重要な要素だ。

最大限沸騰泡を存分にカレーのルーへ味あわせその独特の匂いを私の鼻の中へと押し入れる。

う~ん。完成だ。

私は左手でガスのスイッチを消す。
消したにもかかわらずその鍋のきのこカレーが発している沸騰泡立ちに私はこれから生きて
行くべく活力を頂く。
そのまましばらくその泡立ちを眺める。

いけない。視界が真っ白だ。
それもそのはず。私の視力を支えている大切な眼鏡が曇ったのだ。
即座にその眼鏡を手に取り冷蔵庫にかけられたタオルで無造作に拭く。

私はいよいよそのカレーのルーをご飯にかけねばならない。
高い温度を今だ保っているそのルーを白いご飯にかけるのだ。



私は皿を食器棚から取り出し、炊飯ジャーの蓋を開けその中に入っている真っ白な
ご飯と対面する。
即座に視界は真っ白。
左手には皿。そして右手にはしゃもじ。
両手がふさがっているという理由のため私は視界が開けるのをしばらく待つ。
やがて眼鏡に取り付いた霧は明け視界が広がる。
皿の右端にご飯をたんまりと載せる。
可視光線は真っ白を輝きだしている。
ふっくらとしたコシヒカリのブレンド米の風味に鼻を動かしながら、炊飯ジャーの蓋を閉める。


さあっ。いよいよだ。
さあっ。この行動の為に私は。
この瞬間の為に私はこれまでの私自身兼ね備えた能力全てを出し切ってきたのだ。
私自身に神、天使そして母上そして地球という奇跡の星をより与えられた能力、力を
存分に駆使して来たのだ。
さあっ注ごう。
さあっ。この皿に盛り付けられた昨日の残りのコシヒカリブレンド米の真っ白は輝きの
可視光線へ向かって沸騰泡たったきのこカレーのルーをぶっかけるのだ。
私はいよいよお玉を握った。
もちろん肩こりを引き起こすような力の限りの握力ではない。


私は適度と言う2文字を頭に思い浮かべながら職人芸へ達すべくお玉をカレーのルーが
潜んでいる鍋の奥底へ浸したのだった。




それでは又です。




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読破。
「川の深さは」福井晴敏著
ハードボイルドの傑作。
やはり「亡国のイージス」を読みたくなった。
緻密な文章とスピード感は決して読む者を飽きさせないのでは。


読破中。
「火車」宮部みゆき著




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2006.11.27by 博多の森と山ちゃん





2006年11月26日

11月26日 廃材利用のアングルR曲げ機いよいよ完成だっ~!!



ダクト製作では必ず必要なアングルの円形曲げ。
他様々な用途でR曲げは我が町工場では頻繁に使用する用途。
従来は外注していたが今後は九州は福岡、博多の我が町工場自己完結へと
進化を遂げたとです。
今回は全て廃材利用のため材料費コストは掛からず。








2006年11月25日

11月25日 コンベア式汚泥乾燥機。乾燥と燃焼について。



特許出願済みのベルトコンベア式汚泥乾燥機。
今回はそもそも乾燥とは何か。
そして、乾燥とは異なる燃焼そして爆発とは何かを探ってみる。


コンベア式汚泥乾燥機のページはこちらをクリックされて下さい。












先ずは乾燥とは何か。

水や溶剤等の液体を含んだ材料に熱を加えその液体を蒸発させる事と言えるだろう。

ちなみに水1gを20℃、1気圧で蒸発させるには2540Jが必要だ。
これを時間換算すると100W(100J/S)の熱を全て蒸発に使われたとすると
毎秒100/2540=0.039g水を蒸発できる。


それでは燃えるつまり燃焼とはなにか。
燃焼とは酸化つまり物質に酸素が化合する化学変化であり、その物質からは光と熱を
放出する。
バーナーのように炎を発するものとタバコのように炎を発しないものがある。
燃焼には酸化する為に酸素が必要であるが、他に点火するためのエネルギーが必要だ。
その点火エネルギーには、炎、電気火花、摩擦熱、反応熱等がある。


物質を乾燥させるとより燃えやすくなるのは、水分、液分が物質から蒸発することにより、
より酸化しやすくなるためと言える。


物質は有機物と無機物に大別でき有機物は融点、沸点が低い。
そのため、無機物と比較するとより乾燥、燃焼しやすい。
この有機、無機の違いは汚泥の項目で取り上げるが乾燥装置を作る際、重要な要素となる。


又、伝わる速さが急速な燃焼を爆発と言う。
衝撃波を伴い超音速で伝播するものを爆ごう、秒速数メートル以上の音速に近い速度で火炎が
伝播するものを爆燃という。


我が町工場で耳にする爆発として
1.粉塵爆発
2.水蒸気爆発がある。

1.粉塵爆発について
 粉体など、通常発火物になるといえないような物質でも、空気中に粉塵となって浮遊していると、
 ひとつひとつの粒は非常に燃えやすいつまり酸化しやすい状態になっている。
 このような小さい粒が膨大な数になって浮遊している状態では些細な発火により急速な化学変化を
 起こし爆発する。

2.水蒸気爆発
 高温の金属と水が接触したとき、水が水素と酸素に分解し、その水素に点火し爆発を
 起こす場合と、高温によって水が爆発的な速度で水蒸気になり、体積を急激に増やすことで
 爆発現象を起こす場合を言う。
 我が町工場の身近な例に高温の溶融炉の事故がある。

 参考サイト:(燃焼、爆発については「爆発なんでも辞典 -MIYAKI版- 」を参照されて下さい。)




次に乾燥の進行について

乾燥の進行については2段階に大きく分けられる。
物質に熱を加えると先ず定率乾燥期間となり次に減率乾燥期間となる。
これは限界含水率と平衡含水率と大きく係わっている。

これらは少々難しい内容なので次回へ。




参考文献:「初歩から学ぶ乾燥技術」中村正秋・立元雄治著
       「絵ときでわかる熱工学」安達勝之・佐野洋一郎著
       「新しい高校化学の教科書」左巻健男編集




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恩を仇で返すような真似だけはやりたくはなかった。
しかし、背に腹はかえられない。
お金がいる。
働けない妻そして子供がいる。
お金がなくては生活ができない。

この町工場ではたいへんお世話になった。
たいへん優しく迎えてくれそして仕事もやりやすかった。
理由を話せば分かってくれ即座に対処してくれる。
生活費が底をつき困り果てた際も苦しい経営状態から無理して給料の前借まで許してくれた。
社長、専務の小遣い、身銭だった。



私も間もなく30歳だ。

私は中学卒業後即、職人になるべく町工場で働き始めた。
ろくに勉強などしなかったが体は身軽で、人付き合いも決して悪い方ではない。

働き始めた町工場は親戚のおじさんが経営していた会社でかなり可愛がられ
様々な職人としての腕を学んだ。
若さもあり身につけられる事は何でも見よう見まねで覚えその職場の私より何歳か年上の
若い職人よりも腕はうまくなったほどだ。
生来、体が身軽なせいもあるのだろう。
又、明るい性格なので頑固な年配の先輩職人からも可愛がられ、毎日が楽しかった。

しかし、何年か勤めるうち次第に毎日の仕事の内容に飽きがくるようになる。
ここは製缶工場なため朝から晩まで一日中工場の中で溶接作業ばかりだ。

年配の職人と既に同じ位の溶接の腕まで上達したと思い上がった考えも湧き出てきたのだろう。
他の仕事もやってみたいという気が起こり、私はその可愛がってもらった親戚の町工場を辞めた。

次の就職先は即座に決まった。
どこの町工場にも若い職人がおらず、私の存在は羨望の的であったようだ。

しかし、次の職場もすぐに飽きが来た。

そして何年か勤めた後又その職場を離れ新しい町工場へ就職した。
年齢がまだ若いという事もあったのだろう。
どこの町工場も私を快く迎えてくれた。
そして一旦働き始めてもかなりの腕前だと褒めてくれる。

うぬぼれもあったのかもしれない。

私は職場を転々とした。
色々な職場を経験した。
そして、様々な職種も経験した。

製缶はもちろん。旋盤。鳶。鉄骨。
どしどし腕を磨きそして自分自身では決して他の職人には負けない腕を既に見につけた
と思い上がっていた。

その傲慢さからなのだろうか。
次第に欠勤もするようになり始めた。
仕事をやっていても自分にかなう奴はいない。
私が一旦仕事を始めればあっという間に完成させることができる。
次第にその仕事内容に飽きが来て月の内半分程度しか仕事をしないようになり始める。

結婚もした。
子供もできた。
しかし、一旦月の半分しか働かない生活に慣れたしまった自分の体はなかなか
元に戻らなかった。
結婚しそして子供ができても変わらない。

新しい職場に勤めはじめると最初の頃は何とか2~3ケ月間は休みなく働けた。
しかし、その職場に慣れてくると次第に休み癖が芽を吹き出し即座に花が開いてしまうのだった。

もちろん妻からは毎日にように責められた。
私の腕に家族の生活がかかっているのだから当たり前だ。

月の半分しか会社に出ないのだから当然会社からは首を宣告される。
そして次の職場へと転職する。
その繰り返しだ。

妻ももちろん子供を保育園に預け勤めに出ていた。

では会社を休んで何をしていたかと言うと。
家は必ず出る。
しかし、後はブラブラと放浪するだけだった。
車には乗るがその行き先は会社ではなく他の方角へ向かうのだ。

給料日になれば当然仕事をしていないことが妻にはばれる。
それは烈火のごとく私に向かうだがこの生活パターンは私自身変えようがなかった。

そして、ついには新しい職場もなかなか見つけるのが難しくなる。
町工場の数が減ったせいもあるのだろうか。
不景気のせいもあるのだろうか。
いよいよ就職につくのさえも難しい状況に陥った。

何とか新しい職場を見つけそこで働き始めた。
とても居心地がよくそして思う存分自分の腕を披露することができた。
職人さんそして親父つまり社長。息子さんつまり専務。
皆とても良い人の集まりだった。

ここでは最も長い期間休み癖の芽は出てこなかったと思う。
しかし、その癖はどうしてもおさまらなかった。

一旦その職場からは自分から辞めた。
しかし、他の職場がなかなか見つからない私は妻とも相談し又頭を下げ
再び働かせてくれとお願いした。

人のいい親父さんつまり社長は一旦辞めた者は決して又雇わないという言葉を発しながらも
最就職を認めてくれた。

しかし、やはり長くは続かなかった。

ここを辞めるとやはり次の職場がない。
なかなか勤め先が見当たらなかった。

働かないと当然お金は入ってこないのだから生活に困る。
そして悪い事は重なるもので妻が病で倒れた。
それもその病気は長く続きそうだった。
妻は床に入りながらも子供の世話だけはやると言い張った。
しかし、仕事をできる体ではなかった。
回復するには時間がかかるだろう。
病院へ行くお金さえもったいなかった。

妻が働けない以上、最早どこからもお金が入ってくる手段はなくなった。

一刻も早く働く職場を見つけなければならない。
しかし、なかなか見つからなかった。


私は最早打つ手はないと判断した。
このままでは飢え死にするしかないと切羽詰まった状況に陥った。

やはりやるしかない。
私はこれを決断するにはかなり躊躇した。
しかし、焦りがその思いをより一層大きいものにする。
それもその決断すべき内容は決して消え去るのではなく逆に大きく膨らむばかりだった。

悪い事だとは分かっている。
しかし、妻と子供を養わばければならない。



私は友人からトラックを借りその町工場の横につけた。
時刻は真夜中でここは街灯もなく人通りも少ない。
それに勝手知っている工場だ。
これで3回目だ。
既に会社は気がついてはいるようだ。
鍵は変わりそしてあらゆる隙間に鉄板が貼られている。

しかし、鳶の経験もある私は今だに身軽だ。
ここの場所からは簡単に侵入できる。

今日もその場所を目指して静かに歩いて近づいた。
ここから屋根まで上り屋根の僅かな隙間から体を忍ばせる。
そしてそのから壁伝いに地上に降りる。
一旦工場へ入ってしまえば中からは簡単に扉は開けられる。

今日も屋根まで登った。
この侵入経路は今だ工場の人物は誰も気がついていないようだ。
しかし、今回で最後にしよう。
かなりの金額に換金できた。
高い金額で買ってくれた。
特にステンそして真中の金額に私の表情はしばらくは微笑んでばかりいた。

これでしばらくは生活には困らない。

しかし、もう一度だけ入ろう。
どうしてもあの大きなステンの丸鋼は運び出したかった。
あれだけ太い上、重量もあればかなりの金額になる。
必ずやあの大きなステンの材料だけは運び出したい。

いつもの経路で先ずは屋根に登る。
そして僅かな隙間に足の先からいれ次第に体全身をその屋根の下に入りこませる。

そしてその屋根の中に一旦全身を入れると、壁に取り付いているC形鋼を一段一段降りる
だけだった。

ポケットに忍ばせてある懐中電灯を照らし、周りを見渡す。
今回は違う。どうも様子がおかしい。

懐中電灯で工場内を照らすと目指すべく材料が元あった場所にない。
それに工場内の扉全てに内から鍵が掛かっている。

目指すべき物がない上、そのものを外に運び出すべく扉も中からは開けられない。
あきらめの思いが頭をよぎる。

しかし、小さなものだと大丈夫だろう。
懐中電灯を照らし工場中を歩き始めた。

ふと目に入った。
その電灯を照らした先の黒板の字が私の目に入った。
私は驚いた。
まさかとの思いで信じられない境地に陥った。

それは黒板に大きく乱暴な力強い字で書かれあった。
その字にはふんだんに憎しみさえも含まれているようだった。

その内容を見て私は決断した。
これでこの行為は終わりにしようと。
今回はこのまま帰ろうと。




黒板にはこう書かれてあった。




「○○○(その本人の名前)。ここの物を盗んでいるのは分かっている。
既にお前の名前で警察には届けた。それに盗んだお金で誰も喜ばんぞ。」と。




○○○。昨日で最後にして欲しかとです。



---------------------------




読破中。
「川の深さは」福井晴敏著
先は長かとです。
今ブログも今日は長かとです。




それでは又です。




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2006.11.25by 博多の森と山ちゃん




2006年11月24日

11月24日 コンベア式汚泥乾燥機。スチールベルトコンベアの蛇行修正について。



特許出願済みのベルトコンベア式汚泥乾燥機。
今回は乾燥機で使用しているスチールベルトコンベアの蛇行について記載したい。

ベルトコンベアの中でもスチールベルトは最も蛇行しやい。
そのための蛇行修正の対策の役割はとても重要な位置を占める。


コンベア式汚泥乾燥機のページはこちらをクリックされて下さい。















 スチールベルトコンベアの蛇行修正について

 1.スチールベルトコンベアの蛇行

  ベルトコンベアで使用するコンベアベルトには様々な種類があります。
  その中でもあまり見かけないコンベアベルトにスチールベルトがあります。
  スチールベルトとは書いて字の通り鋼板の板で製作されており、薄い板の
  コンベアベルトです。
  弊社より提供しているスチールベルトは、コンベア用に開発された材質の
  ものでステンレス製です。
  しかし、JIS規格でいうSUS304、SUS316等とは異なります。

  このスチールベルトは特殊な劣悪な環境で使用する場合が多く、特に
  高温の環境での使用が良く見受けられます。
  
  特殊な環境で使用されるため、その環境下ではベルトの片寄り、蛇行が頻繁に
  起こるベルトとなる傾向があります。
  ベルト自体が鋼板で製作されているため、蛇行することによる影響は大きい
  ものがあります。
  最も危険が予想されるのが蛇行によるコンベアフレーム等の切断です。
  薄い板が進行するため、ナイフ状にそのベルトにあたるものをいとも簡単に
  切ってしまいます。

  例えば高温環境で常時同じ温度での使用であればベルトの伸びは一定の
  ままでしょう。
  ところが365日、24時間常時稼動ということはありえます。
  稼動している時間帯は高温でも使用していない場合はそう温度は高くない場合
  が多いのが普通です。
  そうなると高温の場合もあれば、低温時もあるという、温度変化が激しい環境
  での使用となるわけです。

  それに伴いベルトの伸縮が出てきます。当然歪をでてきます。
  ベルト伸縮もベルト全体に一様に出てくれば良いのですが、そうはなりません。
  例えばベルトの右側のみ、あるいはベルトの一部分の伸縮が激しい等の
  現象が出てきます。
  そのベルトの伸縮は当然ベルトの蛇行に繋がります。

  コンベア使用時の温度変化がベルト蛇行に大きな影響を与えます。


 2.自動蛇行修正装置の必要性。

  劣悪な環境で使用することにスチールベルトコンベアの存在価値があるの
  ですから当然スチールベルトの蛇行を防がねばなりません。
  
  ベルトが蛇行するからといって常時そのコンベアに人を貼り付ける訳にも
  いけません。
  (最近我が社の職人をその蛇行のため何日間か常駐させたことがありますが。)

  人手をかけず蛇行を修正させる自動蛇行修正装置がスチールベルトコンベアには
  必需品と言えるでしょう。

 
 3.自動蛇行装置の具体的内容について

  先ずベルトが蛇行しているかどうかの判断が必要です。
  その判別のためセンサー、スイッチが必要です。
 
  そのセンサー、スイッチ類には種類があります。
  光センサー、近接スイッチ、リミットスイッチ。
  そして反射形、透過形。

  このスチールコンベアは特殊環境下で使用するため特にこのスイッチ類の選定
  は重要です。
  特に粉塵あるいは蒸気等の影響がある場合が当てはまります。


  そしてそのセンサー等で判別した後、蛇行修正用のローラーを動作させます。
  ローラーを上下に動作させるのが一般的でしょう。
  スチールベルトは縦ローラーが置けないためベルトを支えるローラーを
  上下へ動作させます。
  
  通常この方式により蛇行は自動的に修正できます。
  
  しかし、この方法でも蛇行修正がきかない場合もあります。

 
 4.バネによる蛇行修正

  上記3でも修正ができない場合もあります。
  (弊社は実際経験しています。)
  
  他にバネを使用する方法があります。
  緊張装置(ベルトを張る装置)にバネを取付そのバネの伸縮の力を利用し
  ベルトの蛇行を修正する方法です。
  それはバネを力を利用するので自動的に修正します。
  全く人手を必要としません。

  そのバネにより蛇行修正させるにも2通りの方法があります。

  1)緊張装置に直接バネを取付、常時そのバネの力を利用する。
  2)センサー、スイッチ等で蛇行を判別した場合にだけ、バネが効くように
    する。


  スチールベルトコンベアで使用する自動修正装置が他の種類のベルトコンベア
  でも使用可能なのは書くまでもありません。
  又最も効果的な方法ともいえるでしょう。

  今エントリーは我がメルマガにて既に発行した内容です。


---------------------------------------




備忘録。
読破。
「博士の愛した数式」小川洋子著
純粋さに対してほのかな母性をとても温かく静かに表現してもらいました。
女性作家ならではの文章でその根底にある女性ならではの力強さを感じずには
いられない。
ゆっくりとそしてゆったりとこの本は閉じました。

読破中。
「川の深さは」福井晴敏著
打って変わって男らしくそして緻密な活字溢れる堂々とした文字の並び。
少々読むのには時間かかりそう。




それでは又です。




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 皆様いつもお世話になり有難うございます。
 我が町工場に何日間も泥棒に入った奴は一体誰だ。
 既に警察へは被害届けそして町内会長へは報告したぞ。
 真ちゅう、ステン、金目の重量物、そして電動工具。
 それだけ換金すれば確かに年は越せるだろうが。
 しかし、決して汗水たらして稼いだわけではないお金で暮らしても果たして幸せか。
 そして家族、他人は喜ぶどころか不審に思うはずだぞ。
 一刻も早く返してくれ~。仕事に支障をきたすではないか。
 我が町工場の皆の汗と血が染み込んだ材料と道具なんだぞ~ブログあるはず。
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2006.11.24by 博多の森と山ちゃん




2006年11月23日

11月23日 雨だから余計に映えて。。。



私は大きく背伸びをした。
う~んと大きく両手を天井に届かせようかとのごとく延伸させ、大きく口まで開け手のひらを
大きく広げた。

その瞬間。
けたたましい音が、休日の静まり返った事務所で一人3次元CAD「ソリッドワークス」
を覚えるべく一心不乱に画面と格闘している私を襲った。















「プルプルプル~」

平日の業務の最中であれば、日頃それ程その音波は大きな波動を私の
聴覚には感じさせない。
それだけ、休日の今日と言う日付はくつろぎと寂しさと言う静けさの表現を
より一層際き出させるのだろう。

私はその静粛さを一瞬の内に騒音へと変貌を遂げさせた張本人である電話の受話器を
手に取る。

「はい。研機です。」

即座に日頃聞きなれた元気な声が溢れ出た。

「おとうさ~ん。」と我が息子の発する声。


私はすかさず。
「おう。○○○や。」「なんや~。」と答える。

そして、
「おとうさん。はやくかえってきて~。」と。


私は左手の受話器を置いた瞬間から即座にこの文章を書き始めた。
急いで書き終わろうとするキーボードの手がとても忙しく目の前を交差する。




読破中。
「博士の愛した数式」小川洋子著
女性ならではの慈しみのある文章です。
可憐です。




それでは又です。




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2006.11.23by 博多の森と山ちゃん




2006年11月22日

11月22日 コンベア式汚泥乾燥機。スチールベルトコンベアの概要。



特許出願済みである弊社のコンベア式汚泥乾燥機。
弊社へ頂くお問い合わせのなかで最も多い。
最近の原油高の影響もあり、火気を使用しない、省スペースということでたくさんの
お引き合いを頂く。
しかし、ネックになっているのがどうも価格のようだ。

最近ようやく気がついた。
まずはこの火気未使用の汚泥乾燥機はこの世に広め知って頂く事から始めなくては
ならないのではないかと。
よって今後価格帯は他社製品も睨みながら、少々下げてご提案差し上げようと決意したところです。
もちろん低価格にするのは弊社の企業努力が必要なのは書くまでもありません。
しかし、先ずは世に広めなければ。


コンベア式汚泥乾燥機のページはこちらをクリック。


そして、この乾燥機で使用しているコンベアはスチールベルトコンベア。
今回と次回2回に分けてそのスチールベルトコンベアについて記したい。

今回、第1回目はスチールベルトコンベアの概要について。

そして、今ブログでは既に恒例であるスライドショーを眺めて頂ければ幸いですばい。
















--------------------


 スチールベルトコンベアについて

 1.ベルトの材質について

  ベルトコンベアで使用されるコンベアベルトの一つにスチールベルトがあります。
  このスチールベルトとは文字通り鋼板、金属の板で作られたベルトです。

  そのスチールベルトの材質には従来カーボン(一般で言う鉄)とステンレスがありました。
  しかし、このスチールベルトは特殊な環境で使用される場合が殆どなため
  ステンレス製のベルトを使用するのが一般的です。

  そのため今現在、スチールベルト世界一の日本のメーカーではカーボンベルトは製造して
  おりません。
  そして確かに材質はステンレスですが、SUS304あるいはSUS430とは異なります。
  ベルトコンベアでの使用条件から独自の化学成分になっています。
 

 2.ベルト受けについて 
 
  スチールベルトコンベアのベルト受け方法は黒ゴムそして樹脂ベルト同様
  スラセ(スベリ台)あるいはローラーで受けます。

  リターン側ベルトの戻り側はベルトの受けはローラーで受けるのが殆どです。
  そしてキャリア側搬送側のベルトの受けはローラーあるいはスラセつまり
  板の上を滑らせ物を搬送します。
  但し、スラセの場合は材質に注意が必要です。
  そして、蛇行しやすいスチールベルトは、その蛇行防止するスラセ板の置き方があります。
  そのスラセ板の材質そして板の置き方は長年の経験でのノウハウが必要です。


 3.ベルトへの付着について

  スチールベルトコンベアは金属板のコンベアベルトのためベルトに付着した
  ものは容易に掻き落とせます。
  黒ゴム、樹脂コンベアベルトにもベルトクリーナを取り付けベルトに付着
  したものは掻き落とせます。
  しかし、ゴム、樹脂のベルトはスチールベルトと比較するとベルトの
  性質上クリーナーで掻き落とすのにあまり硬いものを押し当てるにはいけません。
  その点スチールベルトは付着物を掻き落とすベルトクリーナーはベルト
  に密着させ容易に掻き落とすことが可能です。
  付着しやすい物の搬送にはスチールベルトコンベアを選定するのも
  有効な一つの方法です。

 
 4.ベルトの性質について.
  スチールベルトコンベアのベルト表面は金属の板のため他の黒ゴムあるいは
  樹脂ベルトと比較するとたいへん滑りやすい性質があります。
  そのため選別目的のコンベアとして使用する場合、ベルト横から選別物を
  引き出す場合、容易に引っ張り出せます。
  あるいは仕分けコンベアとして使用する場合も他の機器に負担を掛けずに
  物を滑らせ仕分けが容易にできます。

  又、搬送物運搬時に振動が少ないのも特徴です。
  そのためスチールベルトは騒音が小さくできます。

 5.用途について 
 
  弊社で使用するスチールベルトコンベアのベルトはステンレス製です。
  しかし、本来のステンレスSUS304あるいはSUS430等とは異なります。
  あくまでもベルトコンベア用に開発されたベルトです。 そのためSUS304、SUS430等
  のJIS記号の材質とは化学成分が異なります。

  このステンレスベルトとJIS記号のステンレス材質と比較すると
 
  1)耐食性はSUS430と同程度。
  2)高温加熱による寸法変化が著しく少ない。

  そのためステンレススチールベルトは洗浄、加熱、冷却ラインには優れた
  特性を示します

  又、このステンレススチールベルトは耐食性に優れています。
  
  ベルトの他のフレーム等もステンレス製であればもちろんベルトコンベア
  全体が洗えます。
  ベルトコンベアを常に清潔に保つ必要がある場合、ステンレススチールベルト
  コンベアを選択する場合が多々あります。


 6.挟み込みでの搬送

  ステンレススチールコンベアは上下2枚のベルトで搬送物を挟み運搬する
  事が容易です。
  もちろん搬送物によりますが。
  傾斜搬送の場合も挟んで運搬すれば、急傾斜搬送も可能といえます。


---------------------------------------




備忘録。
読破。
「MOMENT」本多孝好著
最後の編の内容はなかなか読み応えがあった。
「決して死に急ぐ事なかれ!!」

読破中。
「博士の愛した数式」小川洋子著




それでは又です。




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2006.11.22by 博多の森と山ちゃん




2006年11月21日

11月21日 ローラーのシャフトは何故折れるのか。



頻繁ではないがたまに受ける相談がある。
その内容はローラーのシャフトが折れるというものだ。
回転式選別機トロンメル、あるいはロータリーキルンの回転体を支える受けローラー、車輪の
シャフト、軸。
あるいはコンベア部品であるプーリー、ドラム。
これらの軸が破損するいう事だ。
もちろん弊社製品で起きた過去はない。


今回はその原因を探ってみた。
もちろんご批判、ご意見お気軽にお寄せ下さい。


参考としてローラーを又してもスライドショーにて掲載しとります。














----------------



本論に入る前に先ず溶接について記したい。

溶接といっても様々な方法がある。
町工場では一般にアーク溶接が行われていると思う。
そのアーク溶接のなかでも手棒、TIG、MAGの3種類の方法で日頃作業を行っているはずだ。

九州は福岡、博多の我が町工場でも現場工事では手棒での溶接、
工場内ではTIG、MAGによる溶接を行うことが多い。
ちなみにTIGはアルゴンガス。MAGは炭酸ガスを使用する。

溶接でも禁止事項がある。
ただ闇雲にやれば良いのではない。

我が町工場へも試験者が来訪され、下手すればチョークでバッテンマークを付けられる。

では禁止事項とは一体どういう行為なのか。
ここでは外観上の欠陥と言う表現を使用する。

1.オーバーラップ
  溶接面が重なり溶接棒、ワイヤーが溶け込んでいない。
  私たちは俗に「ダゴ」と呼んでいる。
  半自動CO2 MAG溶接で行うと、見かけ上は「ダゴ」ではないのに実際は溶け込んで
  いない場合がある。
  それだけMAG溶接は簡単に覚えられるが、注意が必要だ。

2.アンダーカット
  溶接棒、ワイヤーが溶け込み過ぎ、あるいは溶接速度が速い為に見かけ上はへこんだ
  ように見える。
  溶接ビードが溶接面に十二分に行き渡っていない。

他にも「溶接面の割れ」あるいは「スラグの付着」等も掲げられると思われるが、これは
溶接検査を受ける以前の溶接の腕の問題だろう。


では何故、先ず溶接について触れたのか。
実はシャフトが折れたローラーはいずれも溶接により接合した製品だったからである。

------------------

では本論へ

先ずはシャフトの材質について。


1.シャフト、軸の材質について

 一般に鉄で言えばシャフトには炭素鋼が使用される。
 鉄といっても材質は様々だ。
 炭素鋼とは俗に言う鉄板、圧延鋼材とは異なり炭素が多く含まれる。
 炭素分が多いとそれだけ硬さ、強さが増す。

 炭素鋼でもその含まれる炭素の量により材質の記号は異なる。
 例えば炭素の量が全体の約0.25%であればS25C。
 約0.35%ではS35C。そして約0.45%含まれていればS45Cと言う記号になる。
 一般的にはこの3種類の炭素鋼が使用されると思う。

 シャフト、軸で使用される材質はS35Cが多い。

2.熱処理

 炭素鋼は熱処理されることが多い。
 熱処理を施すためにこの材質を選択する場合も数多くある。
 
 この熱処理により、材質の特質が変化する。簡単に書く。
 ここでわざわざこの項目を設けるのは、今後の内容に関連するからだ。
  
 1)焼きならし
  高温で加熱し、空中に放冷する。
  引っ張り強さ、じん性が向上する。
 
 2)焼きなまし
  高温で加熱後、炉内、灰中で徐々に冷却する。
  引っ張り強さ、降伏点は下がるが、伸び、絞りは向上する。

 3)焼入れ
  高温で加熱後、水、油等で急激に冷やす。
  著しく硬さが増す。

 4)焼もどし
  3)の焼入れの状態では硬いがもろい。
  そのため再度適当な温度で加熱し、粘り強さを回復させる。


3.シャフト固定について

 ローラーの構造はドラムあるいはロールにシャフト、軸を突き通した簡単な構造だ。
 ロールとシャフトを固定する方法として下記方法が上げられる。

 1)焼きばめ
  ドラム、ロール本体を高温で加熱し、膨張させる。
  本体の穴が熱により大きくなった際に即座に軸、シャフトを入れ込む。
  我が町工場の焼きばめの様子は旧ブログ「2月22日 焼きばめですかな。」をご覧下さい。
  弊社ではこの方法を頻繁に使うが、同時に上記焼きならしの効果も狙っている。
 
 2)削りだし
  ロール、シャフト一体形。
  全て切削加工で製作する。
  時間と金額を要する。

 3)キー溝固定
  キー溝を掘りロールとシャフトをキーにより固定する。
  但し、四角形キーの場合、エッジにつまり角に回転時の応力が集中する。
  キー溝そしてキーをR加工し、なるべく時間経過と共に発生するキー溝が大きくなることによる
  両物のずれを防ぐ方法を取る場合もある。

 4)溶接固定
  ドラム、ロール本体とシャフト、軸を溶接により固定する。

  この構造のローラーのみシャフト破損が起きる。
  特に溶接面にこの現象が見られる。
  固定方法では最も簡単だがそれだけにこの方法には溶接後の対処が特に重要と言える。


3.溶接固定により起こる現象
 
 我が町工場での溶接作業は全て職人によるアーク溶接だ。
 このアーク溶接は溶接すべき(+)プラス極と溶接棒、溶接ワイヤー(-)マイナス極が
 触れ合うと発生するアーク放電により接合する事だ。
 簡単書けば空気の絶縁破壊、つまり通常は電流が流れない空気に電流が流れる 
 放電により高温で接合すべき金属を溶かして接合させると書いときます。
 詳細説明は私には少々むずかしかです。

 そして溶接面を溶接時は必ず差し出すのは、アークの光の中の赤外線が目に非常に悪い
 影響を与えるためで、長期間受けると失明の危険もある。

 本題に戻す。

 このアークの温度は2500~3000℃もあるらしい。
 その高温による急激な溶融そして凝固により歪みが発生する。
 その溶接後の歪みについてはどこの鉄工所も考慮した上で溶接作業を行う。
 この歪みは溶接することによる応力が原因らしい。
 
 そして特に今回の題目で忘れてはいけない影響がある。
 それは熱である。溶接時に発生するかなり高温の熱だ。
 ある意味溶接時の高温の熱である種の熱処理が行われたとも書けるのではないだろうか。
 今回取り上げたローラーは材質としては、通常熱処理も行える炭素鋼が使用される。
 炭素鋼であれば上記に記した通りなおさらだ。

 上記2の項目で言えば溶接時の温度からみると1)と3)の中間くらいだろうか。
 私たちはこの現象を通常「焼きが入った。」と言う表現をしている。


4.結論
  溶接後の熱処理が原因と想定する。

 それでは溶接構造でのローラー製作にはその固定方法に問題があるのか。
 それは全くないと断言できる。
  
 ロールとシャフトを溶接接合するとその溶接部分には焼きが入り材質が変化し硬くなる。
 硬くなると逆に粘りがなくなりもろく折れやすくなる。
 
 そのため通常炭素鋼の溶接後は焼きもどしを行う。
 溶接接合後、再度ガス等で適度な温度で加熱し粘りを回復させる。

 結局のところあくまでも私見の結論ではあるが
 溶接後の焼きもどしが十分に行われていない。
 あるいは焼きもどしの際の加熱温度が適当でなかった。

 これを最後の文章としてこの題目については終了したい。
 是非皆様のご意見を拝聴できれば値千金で嬉しく思います。
 お気軽にご批判を。


 参考文献 「機械工学必携」馬場秋次郎編 三省堂
 参考サイト フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』




---------------------------------------




備忘録。
読破中。

「MOMENT」本多孝好著
現代では当たり前の透明な文章も特徴かな。




それでは又です。




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 私は溶接で私自身にくっつけて欲しいものたくさんあるブログあるはず。
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2006.11.21by 博多の森と山ちゃん




2006年11月20日

11月20日 スクリューコンベアのトラブルとその対応



下記はスクリュー羽根のみのスライドショー。

最近スクリューコンベアのお問い合わせが非常に多い。
その中には切実な相談もある。













弊社はコンベア本体だけではなく、スクリューの羽根のみの製作、販売も行っています。
お気軽にお問い合わせ下さい。







スクリューコンベアで搬送が難しい物の中に粘着性のあるもの、あるいは非常に
比重が軽いものが上げられる。
これは他のコンベアでも同等であるが。

それらを鑑みると、私は軸がないシャフトレススパイラルコンベア。
そして、羽根の取り付けピッチが羽根ごとに異なるスクリューコンベアの需要が増えると
予想しています。


それではスクリューコンベアのトラブルとその対応について。
あくまでも私の独断と偏見です。
そして既に我がメルマガに記載した内容です。
御面倒ですが御批判そしてご意見賜れば幸いです。



----------------------------------------



 1.トラブルの種類
 
  スクリュウコンベアのトラブルについては大きく3種類があると思われます。
  しかし、それぞれ独立した現象ではなく互いに影響しあった場合もあります。

 1)噛み込み、巻き付き
  スクリュウコンベアのスパイラル状の羽根とケース通常トラフと呼びますが
  その間に搬送物が挟まり羽根の回転が止まる現象です。
  搬送物が固まり状の物を搬送する場合によく見受けられます。
  又、搬送物が柔らかくかつ長いシート状の物は羽根の外側に巻き付き
  物が運搬できなくなります。
  
  
 2)付着
  羽根に搬送物が付着しその付着したものが次第に大きくなり羽根と羽根の
  間に搬送物が埋められ、ついには棒状となります。
  そうなると全く運搬できなくなります。
  その付着の原因には様々です。
  (1)摩擦電気、静電気
  (2)搬送中の摩擦等により熱を持ち溶けるあるいは軟化する。
  (3)水分を含みやすい物質。搬送中に湿気を帯びやすい。
  (4)搬送中に攪拌される事により凝集する物質 
  
 3)トルク不足
  搬送物により駆動トルクは異なります。
  スクリュウコンベアの駆動は回転力のみですが、運搬するものにより
  机上計算のみではうまくいかないケースが多々あります。
  又、同じ搬送物でもその物の形状、含水率、粒の大きさにより経験値では
  当てはまらない場合もあります。
  逆に大きめの馬力のモーターを当初より取り付けておけばよいのですが
  やはりコスト費用の問題があるためなかなかできないものです。


 2.トラブル対策

  スクリュウコンベアはいたって簡単な構造です。
  スパイラル状の羽根を回転させることにより物を搬送します。
  しかし、その原因を的確につかみそしてそれに応じた対策を行います。
 
 1)モーター馬力を上げる。
  トラブルの原因が噛み込みの場合は無理やり羽根を回転させる方法を
  とる場合が多々あります。
  但し、その事により羽根あるいはトラフの磨耗あるいは損傷という現象は
  当然起こると頭に入れておく必要があります。
  そして騒音もひどくなります。
  
  想定外のトルク不足であれば当然モーター馬力を上げることを先ずは
  考えるでしょう。

 2)スクリュウ羽根の外径を小さくする。
  搬送中のスクリュウ羽根とトラフの摩擦をなるべくなくし、噛み込み
  あるいは搬送物の摩擦熱を防ぐ方法です。
  又、これによりトルク不足が解消する場合があります。
  しかし、あまり羽根の外径を小さくすると搬送物がトラフ内に残留する場合が
  あります。

 3)パイプトラフをU形トラフへ
  羽根とトラフとの摩擦を少なくします。
  パイプトラフの場合羽根の回転360度全て隙間は小さいものです。
  ところがU形トラフであれば上半分も回転時180度は解放され磨耗は
  ありません。
  これも摩擦熱を少なくすることができます。
  又、U形トラフは通常上側は蓋を取り付ける構造になっており掃除が
  可能です。

 4)多連スクリュウへ変更する。
  付着しやすい物の搬送にはスクリュウを1軸ではなく多軸で搬送する場合が
  あります。
  搬送量が多い場合は多軸スクリュウを採用する場合が多々あります。
  
  但し、付着防止の多軸とは隣同士の羽根が交互に重なり合うように
  なるべく軸同士を密着させて取り付けます。
  それにより物が付着し棒状になるのを隣同士の羽根で掻き落とし防ぎます。

 5)シャフトレススクリュウへ変更する。
  その名の通りシャフトがないスクリュウコンベアです。 
  付着しやすい搬送物が付着する面積をなるべく減らす方法です。
  又、シャフトがないため若干羽根が上下左右に動くことができます。
  噛み込みしやすいものの搬送も可能です。
 
  但し、シャフトがない片持ちのスクリュウコンベアですから、トラフの下部の
  摩擦動作が激しくトラフの磨耗は激しいものがあります。
  そのため、必ずトラフには内張りを行い定期的にその内張りを取り替える
  必要があります。
   
 
 6)可変ピッチでの羽根の取付
  通常、スクリュウの羽根は同じピッチ、羽根と羽根の間の隙間は同じです。
  それを排出方向に向かってピッチを大きくする方法です。
  それにより、搬送物が詰まるという現象はなくなることがあります。


 7)羽根の形状を検討する。
  通常スクリュウの羽根は円形の板です。
  その円形の板のを様々な形へ作り変えます。
  
  (1)ドーナツ形 
   軸と羽根との間に隙間を作ります。
   分級機がこの形状です。
  
  (2)パドル形
   搬送と同時に攪拌も行う場合に採用します。
 
  (3)カット、折り曲げ形
   噛み込み防止、あるいは同時に攪拌も行う場合に使用します。

 8)冷却構造とする。
  搬送中に冷却する。あるいは搬送物が熱を持たないように冷却水を
  循環させ搬送中に冷却します。
  トラフ、軸そして羽根に水を通す構造とします。
  
  冷却目的のコンベアであれば、他の種類のコンベアでスチールベルトコンベア
  あるいは振動コンベアでの対応可能です。

 
 3.中間軸受けについて
  
  軸の長さが長いスクリュウコンベアはその軸のたわみを防止するため
  中間で軸を受ける中間軸受けを取り付けます。
 
  しかし、その中間軸受けは当然軸受け交換というメンテナンスが必要です。
  
  そのため最近は中間軸受けをなくす傾向にあります。
  その対応として軸の大きさをなるべく大きくそして太くしたわみを少なくします。
  しかし、軸の径が大きくなるため搬送量が減ります。
  それは回転数を上げる事により対応しますが、その分モーター馬力を上げる
  必要がでてきます。

  やはり初期コストと、稼動後のメンテナンスコストの比較検討が必要でしょう。





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備忘録。
読破。
「重力ピエロ」伊坂幸太郎著
レイプで生まれた子供の内面を探っている。
社会的な罪とは何かを問うている傑作。
古典を読み返したくなる。ロシアの巨匠の本を。

読破中。
「MOMENT」本多孝好著
死を前にした人の願いをかなえる青年のお話。
かなり深く人間の泥臭さをえぐっている。




それでは又です。




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2006.11.20by 博多の森と山ちゃん




2006年11月19日

11月19日 無事現場工事終了ですばいっ!!



昨日はお陰様で無事現場工事は終了した。
その現場での職人の様子を動画に納めた。
御面倒ながら是非、我らが職人の活躍ぶりを見てやって頂ければこの上ない
喜びで御座います。

この動画の中で若き職人の溶接の未熟さが短時間ですが、映し出されております。
やはり、一生勉強ですばい。












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「絶対に吊荷の下に足を置くなよ。」
と5M頭上からベテラン職人清次は大声を出した。

地上の哲二は、品物をワイヤーで巻きそのワイヤーの輪の部分をウインチのフックに引っ掛けた。
そして「ちょい上げてんやい。」とウインチの押しボタンスイッチを左手に抱えてそばで立っている
浩一郎へ指示をする。
浩一郎は頷きながら、そのスイッチを右手の指先で「上」と刻印されているボタンをほんの僅か
押し込んだ。
そして即座に手を離す。
それを数回繰り返す。

その吊荷が地上すれすれに上がった瞬間、浩一郎はボタンから指先を離した。
そして吊荷がゆらゆらと空間を漂う。
しばらく、その吊り荷を眺めていた哲二は「大丈夫やね。」と浩一郎へ声を掛ける。

これは荷が地上から離れ空間へ放たれた地上すれすれに荷が浮かんでいる地切りと
言われる状態だ。
この地切りの状態の際、一旦上げる動作を中止し、吊られた品物がワイヤーの引っ掛け方に
問題なく、安全に安定して吊り上げれるかを必ず確認する。
これ無しに一気に上げると吊荷がワイヤーからはずれ、事故に繋がる場合が起こり得る。

哲二は手で吊荷を押さえながら「上げてんない。」と浩一郎へ手を上げながら指示する。

浩一郎は「上げま~す。」と大声を出すと右手の指先でボタンをゆっくりと押す。

哲二は吊荷から手を離すと素早くその場所を離れる。
同時に吊荷を見ながら浩一郎もその場を離れる。
これはいつもベテラン職人達に「絶対吊荷の下に入るなよ。」という言葉を耳にしていた
せいだろうか。

頭上の清次は吊荷が上がって来る様子を確かめながら「ゆっくりな~。」と大声を出す。

浩一郎は真剣な眼差しで上がっていく様子を凝視しながらボタンを操作する。
右手の指先のボタンの押し加減は微妙で常に額に汗を滲ませながら、心臓の鼓動を感じながら
操作している。
押し過ぎると吊荷に加速が付き危険だ。
上っていく最中何かに当たりでもすれば。吊荷のバランスが崩れでもすれば。
その製品は地上へまっさかさまだ。
精魂込めて我が町工場の皆で力をあわせ完成した品物への努力が水の泡となる。

浩一郎は緊張した面持ちで上がって行く製品の姿に目を凝らし続ける。

「ちょい止めてんやい。」と清次の声。
即座に地上5Mの踊り場の上でもう一人の職人の秀治と共にその製品をつかむべく
手を捧げた。
二人でその製品を手で支えると「よかな。」「よかばい。」と言う短い会話の後、清二は
再び大声を出した。
「ちょい降ろしんやい。」「ゆっくりぞ~。」。

浩一郎は「下げま~す。」と声を張り上げると今度は「上」ボタンの下に取り付いている
「下」ボタンを右手の指先でゆっくりと押さえ込んだ。

「いいですか~。」「もうちょい。」
指先でボタンを僅かに押さえる。

「いいですか~。」「もうちょい。」

そして再び右手の指先がほんの僅か動いた瞬間。
「ストップ。」との叫ぶ声。

浩一郎は左手に抱えたスイッチから右手の指先を離すとしばらくそのままでいた。

「ようし。よかぞ~。」との声が聞こえた瞬間、浩一郎はほっと胸を撫で下ろす。

そして清次の「二人とも上がってこ~い。」と言う元気な声がその場に高らかに響いた。




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それでは又です。



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2006.11.19by 博多の森と山ちゃん




2006年11月18日

11月18日 プラスチックモジュラーベルトコンベアについて













何と今回もしつこくプラスチックモジュラーベルトコンベアのスライドショーを掲載している。

それでは、そのモジュラーベルトコンベアとは一体いかなる搬送機械であるか。
そのモジュラーコンベアベルトについて詳細に記しますばい。





 プラスチックコンベアベルトの種類
  
  先ずはプラスチック製のコンベアベルトの種類について
  
  プラスチックコンベアベルトには大きく3種類に分けられます。
  1.金網状のワイヤーベルト
  2.ブロック単位で接続されているモジュラーベルト
  3.樹脂製トップチェーン

  この中でトップチェーンについては歴史があり金属製のものもあり、実際既に
  この3種類のなかでは最も多く使用されています。

  この中でも今回はモジュラーコンベアベルトについて詳細に記します。


 モジュラーコンベアベルトついて

  1.構造

  モジュラーベルトは型取りしたプラスチックを組み立てて形作られています。
  強度を増すために、レンガ積みのパターンで組立られています。
  そのため自由に組立が可能なため、あらゆる幅そして長さが選択できるように
  なっています。
  そして、ベルトにはフライト(黒ゴムあるいは樹脂コンベアベルトでは桟と呼ぶ。)
  やサイドガードも取り付けることができます。
  そのため横から搬送物がこぼれることもなく、傾斜搬送も可能です。

  モジュラーベルトのそのプラスチックの材質も種類があり、高温対応あるいは
  耐薬品用のベルトもあります。
   

  2.特長

  一番の特徴にメンテナンスのやりやすさがあります。
  1)ベルトが非常に軽いため持ち運びが容易。
  2)ベルトの切断、接続、取替が簡単。
  そして
  3)錆びることがないので水洗いができる。
  4)ベルトがプラスチックのため搬送物を傷つけにくい。
  5)使用中の金属製ネットコンベアとの代替が可能。
  最近はコンベア操作は、パートさんあるいは派遣社員の方がやられる場合が
  多くなったため、安全性の高いこのモジュラーコンベアベルトの使用は
  増えると予想しています。
 
  但し、一番の欠点は値段にあります。
  モジュラーベルト向けコンベア本体の構造も高価になる要因になります。

  しかし、メンテナンスの容易さは選定理由の大きなウエイトを占めるはずです。


  3.長所 

   1)ベルトの連結が簡単。
   このモジュラーコンベアベルトのエンドレス作業に業者を呼ぶ必要がない。
   ベルトの切断そして連結が熟練者でなくても簡単にできる。

   2)蛇行がない。
   このモジュラーコンベアベルトは、ヘッドとテールの両端はスプロケットを使用する。
   そのスプロケットに噛み合わせ、そのスプロケットを回転させてベルトを進行させる。
   そのため進行方向向かって左右にベルトが蛇行することは全く無い。
   但し、ベルトの伸びによるたるみには注意が必要。

  3)水洗いができ衛生。
   このベルトはプラスチックでできているため錆びることがない。
   そのまま水洗いができる。
   また、なるべくベルトのなかまで水が通るよう工夫されており衛生に富む。

   4)食品搬送が可能。
   実際、口に入れる生ものでも搬送している。

   5)1本のベルトで直線とカーブの搬送が可能。
   他のコンベアは、直線とカーブではコンベアがそれぞれ必要。
   しかしこのモジュラーコンベアベルトは1本のベルトで直線プラス、カーブの搬送が可能。

  6)搬送物に傷が入りにくい。
   このモジュラーコンベアベルトと比較されるベルトに金属製ネットコンベアベルトがある。
    比較するとモジュラーコンベアベルトの方が傷が入りにくい。

   7)水に沈む種類もある。
   この水に沈む種類のモジュラーベルトを使用した冷却ラインがある。
   水槽に冷たい水を循環させその中にコンベアを沈め搬送物を運搬する。
   物を水槽の中を進行させるだけで搬送物を冷却することが出来る。


  4.アキュームについて

   アキューム(滞留)とは、搬送物は停止させているのにコンベアベルトは
   進行していることを指します。

   これは、搬送物をまずストッパー等で停止させます。
   先頭の搬送物は止まります。
   次の搬送物はコンベアベルトは動いているためその搬送物に当たり停止します。
   その状態を繰り返す事により搬送物がある程度整列あるいは数がまとまります。
   スットッパーを解除する事により、整列されたあるいはまとまった数の搬送物が
   一度に進行します。
   モジュラーベルトコンベア入り口では少数の搬送物としても出口では大量の
   搬送物が運べます。
   アキュームをする事により、次のラインに都合の良い状態に搬送物を形作ります。
   もっぱら、瓶、缶、ペットボトル、プラスチック容器等に使用されています。

   このアキュームコンベアは従来ローラーコンベアでの使用が殆どでした。
   最近ではこのモジュラーコンベアを使用したベルトコンベアは頻繁にアキュームコンベア
   として使用されています。

   ご質問等あればお気軽にお寄せ下さい。
   満足いくまでしつこく詰問されて結構です。




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それでは又です。



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 これでしばらくはモジュラーベルトコンベアのエントリーはないだろうブログあるはず。
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2006.11.18by 博多の森と山ちゃん




2006年11月16日

11月16日 本日はモジュラーベルトコンベア試運転の様子を動画でアップですばいっ!!


しつこく本日はモジュラーベルトコンベアの試運転の様子を動画で公開だ。
今回は少々長い。
しかし、コンベア周りの職人の会話は一体何だ。
博多弁丸出しではないか。
決してあの部分は丸出しでないのは書くまでもない。

スタートボタンか画面を1、2回クリック願うとです。










それでは又です。


備忘録。

読破。
「アジアタムブルー」大崎善生著。
透明感が響き渡る作品。
最後の場面はそこはかとなく涙が溢れる。
文章が綺麗。
泥臭さがないため私には物足りない。

読破中。
「重力ピエロ」伊坂幸太郎著。
最初から重い。



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2006.11.16by 博多の森と山ちゃん





2006年11月15日

11月15日 プラスチックモジュラーベルトコンベアを何とスライドショーでっ!!










動画の次はスライドショー。
是非ともご批判を。




2006年11月14日

11月14日 使い捨てカイロから地磁気まで(8)



この題目のシリーズもいよいよ最終回。

しかし、我が九州は福岡、博多の町工場で悪戦苦闘している我らが職人の姿の
動画はしつこく本日も掲載した。

お手数ですが画像をクリックですばいっ!!







---------------------




今回はいよいよ「地磁気」について。

方位磁石を使うと簡単に方位を知ることができる。
これは地球規模で存在する地球磁場のお陰であり、そして地球規模で磁気があることの
証明だ。
私たちが生活している奇跡の星地球が一つの磁石と言える。
方位磁石は北極側はN極を引き付けるS極、そして南極側はS極を引き付けるN極と
考えられる。

では地球規模での磁気つまり地磁気とはどんな仕組みなのか。

これは電磁石の仕組みと同じと考えられている。
地球内部に電荷を帯びた物質(電子)等が流動、流れることによりそれを地球全体を取り巻くように
磁気が発生する。
これはダイナモ、発電機の同じような構造でこの考えを「ダイナモ理論」と呼んでいる。

そもそもダイナモ、発電機は電磁誘導の原理を応用しており
これは永久磁石とコイルが組み込まれており、この磁石を回転させるとことにより
コイルに磁場の変化が起こり、電磁誘導により電気を起こす。

地球の「ダイナモ理論」はこの全く逆と考えればよい。
電気が地球内部で流れそれによりコイル状に磁気を帯びるという事だ。

そしてこの地磁気、地球磁場がたいへん大きな役目を担っていることがある。
太陽からは常に様々な電磁波が放射されている。
又、太陽風(電気を帯びた小さな粒子)も放出されており、これらはとてつもなく強い
エネルギーで地球上の生物にとっては有害なのだ。

これら太陽からの影響から実は地球の磁気、磁場が救っているのだ。
この磁場が存在する領域を「地球磁気圏」と呼んでいる。
この磁気圏が電気を帯びた小さな粒子つまり荷電子をはじき飛ばしている。

しかし、一部は北極、南極の磁気に引き付けられ、大気圏に侵入してしまう。
これが大気圏内の大気分子と衝突する事によりあの「オーロラ」が発光する。
つまり衝突により光を発する現象をオーロラと呼んでいるわけである。

これでこのシリーズはおしまいです。
ご質問があればお気軽に。

皆さんはどなたかと引っ付いて発光してますか?




--------------------




私は受話器を置きながらため息をついた。
「この案件。一体いつまで続くんだ。」と一人呟きながら大きく背伸びをした。

つい先程は我が町工場の職人より
「手直しは無事終了しました。」と報告を受けたばかり。
つかの間の安堵に浸っていたが、やはりこの世はうまくいくことばかりではない。

相手からの不具合調査依頼の電話連絡を悲しみに似た感情で
しっかりと自分の耳で確認した。
やはり指摘された。
決して逃げる事はできない。
何もかも完璧に完成しない事にはわが身は決してこの案件から離れることはできない。
嘆く前にやることはいくらでもある。
自分自身の脳裏には深く刻まれてはいるのだが、この案件に対しての
そこはかとないあきらめに似た心地が私自身を常に襲う。

しかし、決して今現在のここにいると言う存在から立ち去るわけにはいけない。
会社という組織が我が立場に歴然と激しく語りかけてくる限り立ち向かわなければ
ならない。

「元気を出せ。 」と自分自身に言い聞かせながら、会社を出る。

本日の朝の通勤時は土砂降りの雨だった。
朝の俄か雨だったのだろうか。
昼過ぎに空は雲は多少は浮かんではいるが、とても透き通った青空だ。

早足で地下鉄の駅に向かい地下への階段を下りる。
そして自販機で切符を買い、ホームに立つ。
たった今電車は過ぎ去った後のようで誰一人立っていない。

私はベンチまで歩み寄り一人座る。
3人座れる樹脂製の硬い椅子だ。
そこに私は座ると手に持った鞄より文庫本を取り出す。
そしてその文庫本の小説を読み始める。
私が目を移したページには少々あの官能的な部分も書写されており、少々ためらいは
あったが、そのまま読み続けた。

電車がベルが鳴る音と共に目の前に現れた。
私はそそくさとその本を閉じ手に取ったまま乗り込む。
幸い電車内は人はまばらで席は有り余るほどすいている。

私は入口側の最も左側の場所に座り、手に持った本を読み続ける。
既にあの官能的な文章は過ぎ去っており、ひたすら私の目は活字を追う。

地下鉄の電車は到着すべき駅に止まり私もいつの間にか電車内に溢れかえった
人ごみと一緒に外へ放り出される。
そして、階段を上り自動改札に切符を通す。

この駅は福岡一いや九州一の繁華街の地下にある。
平日と言うのにたくさんの人が繰り出しそしてそれぞれが自分の目的地に向かい
歩いている。
中にはゆっくりとしたテンポで地下街に連なる店舗のウインドウショッピングを楽しんでいる
何人か若い女性連れも楽しそうに歩いている。

地下街には既にクリスマスソングが流れそしてそのクリスマスにあわせた
装飾がなされていた。
地下街に連なる店も一斉にクリスマスに向けた衣装着替えは既に終わったようだ。

私はそれら華やかな雰囲気が漂う地下街を早足で通り抜け目的地へ向かう。
そのままその付近に縦横無尽に連なる地下の道を辿り行くべき場所へ足を向ける。

デパートの地下には雑貨が販売されている多くの小さな店軒を連らねるが
どこも寄らずに足早に通り過ぎる。

目的地のビルの地下の入口に到着し、その独特の人の暗部の感傷を醸し出すような
雰囲気の漂うビル内の道を通る。
私はこのビル内は決して好きではないし、今後も好きにはなれないだろう。

3階のその部屋に向かわねばならない。
エレベータには載らず、ビルの片隅にある階段を上る。
そして目指すべき部屋のすぐそばまで近づいた。

私はその部屋の前におかれた黒の長椅子におもむろに腰掛ける。
既に何人かの背広姿のビシネスマンが奥にも置いてある長椅子に座っていた。

時計を持ち歩かない私は携帯電話を身につけている作業着のポケットから取り出し
時刻を確認する。
本日はネクタイの上に会社の名前が入った作業着のいでたちだ。
それが私に正装なのだ。

まだ早い。
その時間ではない。
私は鞄から文庫本を取り出し早速読み出した。
明かりが暗かった。
蛍光灯は付いてはいるがその廊下を燦燦と輝かせるには本数が少ないのだろう。
それはこのビルなのだからと納得しながら活字に目をやり続ける。

読み初めてどれだけ時は過ぎたであろうか。

目指すべき時刻に向かって人が集まりだした。
スーツ姿の者。私と同じような格好で作業着の首元にはネクタイが見えている人物もいた。

隣では日頃見知っている間柄なのだろう。
雑談が始まりその声は次第に大きくなった。
その3人の声は周りが静かなだけにエコーがかかったかのように遠くまで響いたはずだ。

その声に私は少々手こずり活字を追う目の速度はかなり落ちてしまった。
それでも読み続けようとはするが、最早読んだ内容が頭の中では理解できなくなっていく。
目は活字を追うのだが、その内容の把握に手こずっている。

私は再び携帯電話を取り出し、時刻を確認する。
「もうそろそろだな。」

私は文庫本を鞄に入れ、鞄を膝の上に抱えその時を待った。
長い時間が経たない内に待ちかねた声がかかった。
それ部屋の向こうからマイクで呼び出す声であり、廊下へは部屋の外に設置された
スピーカーから聞こえる。

その声を聞いたとたん一斉に待ちかねた人らはその部屋に入った。
全員で8人はいただろう。

部屋の中には一人担当者が応対する。
その担当者は私は初めて見る顔だった。

その担当者がいる場所はカウンターの様な体裁で、それに向かい2列に
部屋の両側に机と椅子が配置されている。

それぞれがその両側の席を占領するとその担当者は皆に呼びかけ封筒に入った書類を集めた。
皆が封筒に入った書類をそのカウンターに置くと自分が占領した場所へ戻る。

部屋の中の机と椅子が数多く置いてある。
しかし、机には選挙の投票所のように隣の様子が伺えないように机の両側に
つえたてが設置されている。
その机の向こうは壁があるだけだ。
部屋自体はそんなに広くはない。
そこに長時間いると多分息苦しくなるとさえ思える。

皆、椅子に座りその結果を待つ。
とても静かだ。
この部屋に入って担当者以外誰も口を開く者はいない。

その待つ時間は決して長い時間ではなかったと思う。

そして、ついぞその担当者の声が聞こえると皆一斉に注目した。

そして丁寧に大きな声で順番に読み上げ始める。

「○○会社。○○円。」
「株式会社□□。□□円。」
「△△。△△円。」

なかなか我が社の名前が出てこない。
合計8社だった思う。

次々に順番に会社名とその提出した金額が読み上げられる。

なかなか我が社の名前が呼び出されない。

そして何と最後に我が社の名前と金額が読み上げられる。

そして担当者は皆の前でこう発言した。

「今回の入札は研機さんに決定しました。」
「有難うございました。」と。

私は颯爽と鞄を持ちその担当者の元へ向かった。




それでは又です。


備忘録。

既に読破。
「ダ・ウ”ィンチ・コード 中、下」ダン・ブラウン著。
「水曜の朝、午前三時」蓮見圭一著。
「手紙」東野圭吾著。

読破中。
「アジアタムブルー」大崎善生著。

しばらく小説を堪能してみようかと思うとります。





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2006.11.14by 博多の森と山ちゃん





2006年11月13日

11月13日 午後6時の約束。。。(2)



動画共有サイトで全世界的に有名なのがあの「YouTube」
これは言わずもがな英語版である。

では日本にはないかと言うともちろんある。
私の知識の範囲では「Cliplife」「ClipCast」、そして我が旧ブログで使用している
「exit.Dogalog」の3つと思われる。

私なりの独断と偏見により「Cliplife」を選択した。

今後、今ブログの動画共有サイトは「Cliplife」を利用させて頂きますばい。
しかし、時代の変遷と共に今後いかがなるかは自分自身でも不明だ。


下記先程「Cliplife」へアップロードした動画だ。
果たして掲載できるか不安だったが、実際やってみるとそう難しくはない。
皆さんもやってみてはいかがであろう。

下記動画を見る場合は。
画面をクリックすると大きな画面、Clip Lifeページへ変わる。
但し、注意していただきたいのが音。
騒音を聞きたくないのであれば即座にボリュームの表示をクリックし音を消してください。
これについては一刻を争うとです。


さあっ。画像をクリックッ!!↓↓↓
「又しても、我らが職人はフライス盤で奮闘中~っ!!」
我らが職人はフライス盤で奮闘中~っ!!




やはり「exit.Dogalog」も。
お手数ですが動画はこちらをクリック下さい。




それでは前回からの続きを。
昨日のページから全て抜き出しそのまま続けるとです。

----------------



あたりは既に薄暗い。
思い出したかのように、携帯電話を取り出し時刻を確認する。
「あ~。今日も又嘘をついてしまった。」とため息混じりに小さな声で呟く。

自分がかぶったヘルメットへ容赦なく溶接の火花が降りかかる。
それをよけようともせず必死に作業している職人が載った梯子を押さえている。
今日の現場工事の場所はかなり高い位置での作業。
梯子を踏みはずせばもちろん命にかかわる。

高い位置から勢いがついた火花は決して私がその場を立ち去る事など許しはしない。
私は首をすくめ、歯を食いしばりその灼熱に耐えながら梯子を握り締める。

これも天罰だろうか。。。。。。。。。

ひとしをの寂しさが身を包む。


昨日の晩。私は我が息子と約束した。
我が息子は小学校6年生。
来年は中学校へ進学する。
今だ反抗期は来ておらず、私に対しても可愛い笑顔で接してくれる。
しかし、その笑顔もいつまで続くのだろう。
自分自身の過去を振り返りながら全く寂しさを感じないかといえば嘘になる。
もうしばらくすると、無口になり親父に対してはなおさら言葉は発しなくなるだろう。
会話はなくなり、笑顔など期待する方が間違っているとばかりに男親からは遠ざかる。
今現在はそうではないとしてもいずれはそういう時期がやってくる。
分かってはいるのだが、最近の息子のその笑顔に接するにつれ私は今だ信じられない。
我が息子が今後やはり年齢を重ねるごとに私から離れていくのだろうか。
私という親父という存在をあからさまに軽蔑したかのように遠ざけるようになるのだろうか。
最近、我が息子の成長する姿を見るにつれ、私の過去が目の前に現れる。

息子の今後の姿がつかめているのなら我が子に対しては、今現在、たった今
そうでありたい。
未来の姿が想像できるのであれば今こそがそのつかの間の決して逃すことができない
時ではないのであろうか。

それはなるべく子供と寄り添うということ。
できる限り我が子を会話しそして遊び行動を共にする。
親父としてできうる限りの子供に対して密着した行動をとることだ。

それに必要なのはもちろん親としての愛情だろう。
それは自分の子供である。
ないわけがない。
我が子が怪我をすれば心配し、病気をし寝込んでいれば不安になる。
又、特に最近社会問題になっているいじめに対しても常に気懸かりになり質問する。
「お前はいじめられていないか。」
そして「お前はいじめていないか。」と。
我が子が布団に入って寝癖が悪いため掛け布団がめくれていれば、気づけば掛けてやる。
これらは、親としては当然の行為であろう。

しかし、私はとても重要だと思っていることがある。
それは何か。
子供と共に過ごす時間。
子供と一緒にいる時間だ。

これに対しては私自身どうであろう。

私は休みがあまりない。
仕事漬の毎日だ。
休日は、1ケ月に1~2日程度だ。
休みがない月も多々ある。

しかし、この休日の日数は今現在の境遇、社会的立場などを考慮すると当然であろう。
従業員を遊ばせるわけにはいかない。
給料を払いそして会社を存続させねばならない。
会社を存続させるのはたやすい事では決してない。
自分自身は常に不安で心配だ。
しかし、その悩みがあるからこそ精一杯努力しそして行動する。
それは今現在今ここにいる限り当たり前と言う言葉が当てはまるだろう。

会社が路頭に迷えば、我が家族だけではない。
従業員にも家族いる。
皆、家族を構成する子供、親が肩を寄せ合い幸せに暮らしているはずだ。
その顔の表情の笑顔を消し去るわけにはいかないのだ。


私は約束した。
私に今だ可愛い笑顔を魅せてくれる我が息子と約束した。
息子にとってはとても大きな約束だったに違いない。
いや、私が勝手にそう思っているのかもしれない。
しかし、小学6年生の我が息子とは私は約束してという事実はどうあがいても覆せない。
その約束をひたすら我が息子は信じていたのかもしれない。

私は約束した。
「明日の現場工事は早く終わるけん、5時には帰るね。」と。
私はそう言葉を発した。
自分自身で発言したのだから忘れるはずはない。

息子は答えた。
「うん分かった。そしたらキャッチボールしょうね。」
「5時やったらまだ暗くないもんね。」

その約束を交わす際、横目で見ていた我が妻の怪訝そうな顔の表情は今でも忘れられない。
その表情の裏にはそれは嘘ではなかろうかとの疑いの気持ちがあることは私にも即座に
分かった。

実は今までも早く帰宅すると言ってどれだけの回数。嘘をついてきたことか。
そのたびに我が息子のがっかりとした様子は身に染みている。
今度こそはと思うのだが、現実は約束とは全く逆の姿を映し出す。
それは冷たい表現では裏切りと言うのであろう。

私はその裏切りの行為を何度も続けてきたのだ。


しかし、これだけは信じて欲しい。
予定では早く終わるはずだった。
いや、早く終わる工事内容だったのだ。

現場工事は何が起こるかわからない。
実際、やってみない事にはどうなるか分からない場合も多々ある。

しかし。
我が子はその裏切りの理由など理解できるはずがないではないか。

約束の時間が守れず遅く帰宅するといつも我が子はしょぼんとしていた。
机に座りいつも静かに本を読んでいた。

いつも心が痛む。
しかし、どうしようもない。

いずれ分かるとかそんな言葉は理由には全くなっていない。


結局、昨日も約束の時間通り帰れなかった。
いつもの通り我が家では息子は静かに読書にふけっていた。
しかし、私に対してはこう言った。
まだ私には声をかけてくれる。
これだけでもたいへん有り難い。

「お帰り」と言ってくれたのだ。




それでは又です。



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2006.11.13by 博多の森と山ちゃん





2006年11月12日

11月12日 午後6時の約束。。。(1)



あたりは既に薄暗い。
思い出したかのように、携帯電話を取り出し時刻を確認する。
「あ~。今日も又嘘をついてしまった。」とため息混じりに小さな声で呟く。

自分がかぶったヘルメットへ容赦なく溶接の火花が降りかかる。
それをよけようともせず必死に作業している職人が載った梯子を押さえている。
今日の現場工事の場所はかなり高い位置での作業。
梯子を踏みはずせばもちろん命にかかわる。

高い位置から勢いがついた火花は決して私がその場を立ち去る事など許しはしない。
私は首をすくめ、歯を食いしばりその灼熱に耐えながら梯子を握り締める。

これも天罰だろうか。。。。。。。。。

ひとしをの寂しさが身を包む。




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九州は福岡、博多の我が町工場の現場工事の様子です。




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本日は残念ながらこれまでです。
我が息子の切なる希望を少しでもかなえるため、本日はこれで終わります。
愛すんません。




それでは又です。





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2006.11.12by 博多の森と山ちゃん




2006年11月11日

11月11日 使い捨てカイロから地磁気まで(7)



今題目については、最早7回目となった。
今回は何かと説明が難しい「電磁波」について取り上げたい。
この電磁波については健康被害という点から注目された悪者のようであるが、
実は私達が日頃生活している奇跡の星この地球は電磁波で溢れている。
これはご存知の通りでして。
電気があるところは電磁波があると言っても決して過言ではない。




相変わらずコンベアチェーンのスプロケットホイルは自社製です。
専門メーカーへ依頼すると納期、金額ともかなりかかります。
首を回す為には様々な努力が必要ですばい。




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では電磁波について。

今まで磁界(磁場)と電界(電場)について記載してきた。
これらは常に密接な関係があることは理解して頂いたと思う。

その密接な関係にあるこの両者が合体した目に見えない空間を「電磁場」あるいは
「電磁界」と言う。

この磁場と電場が互いに誘導し合い一つの波となって空間を伝わっていく。
これを「電磁波」と言う。
この電磁波を大きく分けると電波と光と言うことになる。
他にテラヘルツ波も電磁波の一種だが利用価値がようやく最近導き出され
密かに注目されているらしい。

つまり電磁波には様々な種類があるがその区分は周波数つまりその波の振動数
一定時間内での波の数により分けられている。

この電磁波の具体的な中身はネットでも調査すれば即座に分かるため
具体的内容は今回割愛させていただく。
しかし、この電磁波を詳細に調べると人間が見える波とは自然界の中で極僅かなのに
愕然とする。
それは可視光線と言う名称が付けられ電磁波の中でもごく一部に過ぎない。

この電磁波についてはマックスウエルによるところが大きく、そしてヘルツの実験に
より証明された。
このマックスウエルの考え方はあの相対性理論のアインシュタインに大きな影響を
与えている。
一方、量子力学による解釈では、電磁波は量子化され光子として扱われている。
これは量子力学とは相反するアインシュタインも認めている。


この電磁波については範囲が広く私には詳細を書くには少々荷が重過ぎる。
それでは悪者にされている理由である健康被害について少々記したい。

電磁波が人体に何かしら健康被害の影響があるとすると。
健康被害を防ぐためにはその電磁波から自分の身を遠ざけるしかない。
果たして人間は電磁波がない場所へ自分の身をおくことができるのだろうか。

電磁波はもちろん電場と磁場より成り立っている。
先ず電場。
電場はあらゆる材質を伝わっていく。
これは厳密に書くと電圧の大きさに比例する。
高電圧が発生される箇所は電場が大きいということだ。

人間の体は電流が流れる。
つまり導体だ。
当然電圧が存在しそして電場も伝わる。
現実には人間そのものが帯電する。
しかし、その帯電を外へ逃がす方法はある。
アースだ。
人間の体から地面にアース線を取ればその電場より逃れる事ができる可能性はある。
但し、実際そんなことをするかどうかはその人次第だ。

次に磁場。
確かに磁場は距離が離れると弱まる性質はある。
しかし、本来の磁場の力はとても大きく人間の体などいとも簡単に突き通す。

結局人体に影響を与えるのは電磁波でもその種類によることが容易にわかる。
電磁波の人体への影響はもしかすると長年による私達人類の日常生活と言う人体実験での
統計の数字を把握しない事にははっきりと分かるものではないのではなかろうか。

しかし。
この電磁波の発見により私達人類の日常生活に多大なる貢献を果たしているのは
書くまでもないであろう。

今現在。皆さんの目の前に電磁波が飛び交っている様子が想像できますかな?

このシリーズ。この続き物は磁界いや次回が最終回の予定です。
果たして理解していただいているのだろうか。
それよりも誰も読んでいないのかも。

ただ地道に書き続けるだけですたい。

ご質問があればどうぞお気軽に。




---------------------------




我が九州は福岡、博多の町工場は今日、明日は現場工事です。
11月は果たして私は休むことができるだろうか。
幸運を祈る。?




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果てしない暗闇だと表現すべきであろうか。
とてつもなく真っ暗だ。
車のライトだけを頼りにハンドルを握り締めアクセルを吹かす。
しかし、行けども行けども一向に明かりは現れない。
車の照明ははっきりと前方の進むべき道を照らしている。
道路には全く街灯はなく果てしなくとてつもなく深い暗闇が車を包む。

「一体私はどこを走っているのだろう。」とその周りの暗黒色に怯えながら
ひたすら静かにアクセル足を置く。

目の前に突然何が現れるか分からない。
とてつもなく暗い世界は自分の目で認識できうるまでの時間を伸ばす。
一瞬たりともおろそかにはできない。
突然の出来事は即座に衝突という事故に繋がるほど真っ暗の世界だ。
細心の注意を払い用心深く走る。
決してそのためスピードは出していない。
車はゆったりと走っているはずだが運転手はまるで猛スピードで暗闇の世界を通過している
様な気分だ。

車には他には誰も乗っていない。
その中型のワゴンには同乗者はいないはずだが、とても静かな暗闇が運転席に向かい
何かささやいているような気さえする。
その不気味な空間は運転手を震えさせそして冷や汗へと変化している。

「一体どこまで走ればいいんだ。」
その呟いた独り言は静かな車内に大きく響き渡る。

自分自身の暗闇に対する怯えはこの静けさが原因だと気づいたその運転手は
ハンドル片手にラジオのスイッチに手を伸ばす。
明かりを点している車の前方にひたすら目を凝らし続け、左手の指先でラジオのスイッチを
捜す。
しかし、一向にそのスイッチの感触はその指先には伝わらない。
なかなかスイッチを捜し当てことができないのだ。




そして。
次の行動に移す。




しかし。




それはほんの一瞬だった。
ほんの僅かな時であったはずだ。

その運転手はスイッチを捜し当てるため前方より目を離した。

その僅かな時間を待っていたかのようにその自動車の前方から大きな照明が襲う。
その明かりが現れたとたん、運転手の車はけたたましい騒音と共に大破した。

本当にそれは一瞬の出来事であった。
それまでひたすら前方に向いていた目は長い運転時間の中で、ほんの僅かな瞬間のみ
目をそらしてしまった。

それはとても明るい光だった。
目が開けることができないほどのまぶしさだった。

その閃光が現れた瞬時と言う時がその車を大破させた。
運転手はそのけたたましい振動と騒音のため自分の体の自由はそこで終わったと
即座に認識した。

体の自由はなくなったが次なる自由が待ち構えていつのだとほっとした瞬間。
「天国」と言う2文字を思い浮かべたその瞬間。




はっと目が覚める。。。。。




夢か~。




体中汗をかき、今までの経過に自分自身驚く。




しかし、果たして夢でよかったのか。
このままさらなる自由の世界へそのまま飛び込んで行った方がよかったのかも知れない。
あの夢の瞬時に現れたまばゆい閃光はきっと天国への誘いだったに違いない。


しかし、自分自身の脳細胞は即座に現実と言う空間に引き戻す。
そして、その人物は本日の行動予定を思い出す。
「今日は朝早くから出張だったな。」

一体時刻は何時を示しているだろうか。
太陽の光が照らし始めるにはまだかなりの時間を要する時刻のようだ。

その人物は隣で眠っている妻そして子供を起こさないように静かに寝室を去る。
そして身支度をそそくさと整え自宅を後にすべく玄関の鍵を閉める。

そして中型ワゴンに乗り込みエンジンを掛ける。
周りは暗闇だ。
月明かりさえその車には注いでいない。
天候は曇りなのだろう。
星も全く輝いていない。

その人物は静かに車のアクセルに足を置く。

そして暗闇の中車のライトのみを頼りに車を走らせる。

何も聞こえない静かな車内の空間の中その人物は呟いた。




「眠れない日が続く。」と。。。。。




それでは又です。





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2006.11.11by 博多の森と山ちゃん




2006年11月10日

11月10日 噴霧の4つの効果について



似ているようで全く異なる散水と噴霧。
弊社でも散水による装置は様々設置した経験は過去多々ある。

しかし、最近お客様の要望により散水ではない噴霧による設備を弊社では初めて設置した。
設置の上、実際稼動したところ従来の散水にはない効果があることが判った。
そして、今回の実際の経験、体験により今後自信を持って提案でき得る設備であると
確信を持つまでに至っている。

実際成功するまでにはやはり試行錯誤そして失敗という経験はした。
しかし、お客様の暖かいご支援により無事成功させそして順調に稼動するに至っている。

今回の噴霧設備の成功についてはお客様の多大なるご支援の賜物であるのは
書くまでもない。
当然素晴らしいお客さんだと書き加える。

今ブログでも噴霧については、過去2回取り上げたことがある。
その内容については下記クリックの上、ご覧下さい。


2006.8.19「私共でやらさせて頂いている内容が。。。。」


2006.9.3 「マイナスイオンと陰イオン。そして気化熱利用(2)」




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1.噴霧とは

先ず散水について。
散水とは単に水を散らすと定義つけたい。
例として、水道よりホース、パイプの配管の先にノズルあるいはスプリンクラーを取り付け
水を方々に撒く。

しかし、噴霧は異なる。
では噴霧とは何か。
噴霧に関する定義は私の調査では残念ながら明確にできなかった。
しかしだ。
今回我が社で設置した設備の噴霧はよりドライミストに近いものだとの知識は得ている。
それではドライミストとは一体何か。

簡単に書けば
「ドライミストは、水を微細な霧の状態にして噴射する。
水の粒子が小さいため素早く蒸発し、また肌や服が濡れることもない。」
と言うことだ。

今内容は能美防災㈱のホームページより抜粋した。
理由はこのドライミストと言う名称が能美防災㈱の登録商標だからだ。

より一層詳しく知りたいのであれば

「ドライミスト研究・開発 blog*****東京理科大学 工学部 建築学科
辻本研究室~ドライミストによる環境改善に関する研究開発~」
をご覧頂きたい。

但し、今回の弊社の設備には上記会社そして教授は全く係わっていない事を
付け加えておく。

しかし、今回弊社にて行った噴霧とはドライミストとは異なりよりドライミストに近い散水と
言うことができるのではないだろうか。
それは先ずドライミストはかなり風の影響を受ける。
本来噴霧したい箇所へはドライミストの状態では決して到達しないことが今回分かった。
それでは本来の目的からはかなり外れることになる。

弊社で行った噴霧装置は水と他の流体、空気の力を借りた。
すなわち2流体を合体させる事により噴霧そのものをつくった。
配管の先端のノズル部分にて2流体を合体させ噴霧をつくっている。
これに関してはかなりノズルメーカーのお世話になった。
感謝しています。
そしてその構造はあのベルヌーイの定理を応用していると思われる。

この簡単な構造に調整機能をもたせてある。
水と空気の量を自由に調整が可能だ。
それによりその本来の目的をより効果的に出せるものこの噴霧装置の特徴だと書くことが
できる。





2.噴霧による効果と検証

噴霧による効果として次の4つを上げたい。
1)冷却
2)防塵
3)消臭
4)加湿

今回の弊社の設備は上記の1と2が目的であった。

1)冷却について

コンベア等搬送機械での運搬途中で搬送物を冷却するため弊社でも散水を過去行ってきた。
配管の先端にノズルを取り付け水を撒き冷却する。
しかし、この方法は水量がかなり必要になりその上、コンベア内に水が溜まり
機械のより早い腐食、腐れに繋がっていた。

この散水を噴霧装置への取替を実施した。
噴霧による冷却は気化熱利用が根本的な考えだ。
水が蒸発する際、周りの温度を奪いその空間が冷却される。

今回コンベアの排出部に噴霧装置を取り付けた。
この効果ははっきりと現れた。
搬送物は冷却されるのだがその物自体は決して濡れることがない。
それは従来問題となっていた内容がかなり解決されたことになる。

搬送物が水分を含むことにより、粘着しやすくなり搬送ラインに悪影響を与えていた。
特に腐食、腐れ。
そしてシュート等の詰まり。
コンベアベルトへ接着することによるライン周りでの搬送物の散在。
それに伴う頻繁なる掃除の必要性。

実のところこれらが一気に解決した事になる。
実際の冷却温度は確かに散水には劣る。
しかし、噴霧装置のノズルを増やすことによりこれについても今後解決されるのでは
ないだろうか。




2)防塵について

目的は噴霧により塵埃が工場内を舞うのを防ぐ事だ。
塵埃は決して人間の体にはよくない。

この防塵目的でも散水は今でもあちこちで行われている。
大量に水を巻き埃が舞うのを防いでいる。
しかし、散水は機械、機器が濡れ腐食、腐れに繋がる。
あるいは水分により電子機器によくない影響を与える。
あるいは撒いた水が床に残り決して衛生上良くない等の問題がある。

今回はこの防塵の目的にも噴霧装置を取り付けた。
噴霧はかなり風の影響を受ける。
そのため圧縮空気の力を借り水とエアーを混合させノズルより噴射させた。
埃の発生源にめがけて噴霧を行った。
それにより従来工場中を舞っていた埃がその装置がある部分だけでおさまる。
エアーの力は絶大で埃を水と共にその場で押さえ込んでいた。

但し、その噴霧される箇所は発生される埃全てがそこに溜まる事になる。
工場中を舞っていた塵埃がその噴霧箇所のみに集中する。
その箇所の清掃は従来以上に必要ではある。
しかし、工場内全ての清掃と比較するとかなり人間による労力は減らされたはずだ。


今回設置した噴霧装置は上記記載の1.冷却そして2.防塵が目的であった。
そしてその実証は現在使用しているお客様の喜びの声から窺い知ることができる。
このお客様。
今後は他の場所でも使用する考えがあることを既に私は耳にしている。
お客様の多大なるお力添えにより効果があったと書き記したい。




3)消臭、4)加湿について

1.冷却そして2.防塵については弊社にて設置しそしてその効果は実証した。
しかしながらこの消臭、加湿目的の使用については今だ経験はない。

しかし、これらは同じ噴霧装置にて行うことは間違いない。
これらについては私が調査した結果を書く。

消臭。
これは本来噴霧させる流体が水ではなく消臭剤、液である。
水の代わりに消臭液を目的の箇所へ噴霧する事により消臭する。
従来より存在する脱臭機。
脱臭する気体の通り道に消臭液を噴霧することにより、より一層脱臭ができるようだ。

そして加湿。
これはよりドライミストに近い状態で大気を濡らすことであろう。
これは本来の噴霧と言う力を最大限発揮することができるのではなかろうか。

これら、消臭そして加臭。
是非経験させて頂きたい。
本来の噴霧させるべく噴霧装置の構築は完成しているのだから、後は実証と言うことに
なるはずだ。

既にある分野では大いに脚光を浴びている噴霧。
我が社もどしどし提案するつもりだ。

又、関心、ご興味がある方はお気軽に連絡下さい。
心よりお待ちしております。




最後に画像を掲載する。




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それでは又です。





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 明日こそは何とか。発行せねば。
 
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2006年11月09日

11月9日 コンプレッサーで最も大切なのは温度管理。(2)



本日はお客様のお誘いそして打合せの要件もあり久方ぶりに展示会なるものに訪れた。

それは九州は福岡市内で本日より開催されている「2006 NEW環境展 福岡」だ。
そこには産業廃棄物、リサイクルに関する様々な製品が展示されていた。





実際その「2006 NEW環境展 福岡」訪れると見知った顔の方に出会う。
それも一人、二人ではなかった。
中にはたいへん懐かしい方にも出会う。
世間は広いようで狭い。


又、小さい企業ながらも素晴らしい製品を展示されているメーカーもあった。


自分の目でその展示されている製品の詳細を嘗め尽くすように見て回った。

実際嘗める様な行為は決してやっていない。

しかし、その機械機器の特徴、構造をじっくりと眺めることができたいへん為になった。
もちろん仕事上である。
いらぬ考えは一切起こしていない。



その機器の中で私が特に興味を引かれたのが、遠心分離の技術を利用した製品。
これは渦を作ることにより分離する方法で、渦には自由渦と強制渦がある。
通常強制渦による遠心力の力で重いものと軽いものを分けている。
台風、竜巻は外側は自由渦、中心付近は強制渦の組み合わせといわれている。

私が目にした機械は、この強制渦を上手に利用したものだろうと判断した。
カバーがかぶせてあり外からは見ることができない。
一社の製品は特許申請中とのこと。


素晴らしい製品とは実際現物を眺めるとそうたいしたことないのが普通だ。

しかし、外見ではその単純で簡単な構造に到達する距離のとてつもない長さにどこも
苦労している。
失敗を重ね多くの苦労の血と汗を流した結果がその単純さだ。

単純こそが実のところ本来あるべき姿であるのは書くまでもない。

ふと思う。
我が町工場も展示会へ出展するかな。
今回の環境展であれば、ベストコンベア式汚泥乾燥機。
そして汚泥搬送用シャフトレススパイラルコンベア。


しかし、いつもながら首は回っていない。
金銭的な最も重要なる大きな課題が付き纏う。

しかしだ。

そうである。
ある大きな商社のブースへ紛れ込ませてもらう方法がある。
実際その方を本日教えて頂いた。
次回は2年後ではあるが一考する価値があるかも知れんとです。

ようし私も渦を引き起こすぞ~。
しかしその渦は一体どんな渦であるのか。
もちろんあのスーパーがつく。
イニ。。。。今回は記入を遠慮しておく。

皆さんも是非11月11日(土)まであるこの「2006 NEW環境展 福岡」の渦を
堪能しては如何でしょうか。
チケットは私の手元で何枚も保管していますばい。



--------------------



それでは前回の続きを。


先ずは前回の終わりの部分から。

-----------------


そんな些細な出来事に大きな幸せを覚える自分を第三者として
外から自己満足に過ぎないと批判をしながら眺めていた。
そしてそのはかなくそしてほんの僅かな幸せが私自身を覆い
あの暗くて奥深いベールは剥がされいくのが分かった。

しかしこの現実が。
今しがた自分自身で体験したあの現実の事実に私の心は大いに外の大地へ広がった。

私は爽快な足取りでその現場へ早足で向かった。
しかし、この心の動きは単純な人物であることを世間へ知らしめたのではないだろうか。
自分自身をいぶかしく思いながらも即座に湧き立つ微笑がその不信感を打ち消した。


現地では確かに私を待つ人物が待機していた。
既に車に乗り込みその車のバックミラーで私を求めていたようだ。
そのバックミラーの鏡に映る私を見つけると即座にその人物は運転席のドアを開けた。
そして私の方を向きながら出てきた。


----------------




私はその人物に頭を下げ「お疲れ様です。」と声をかける。
そしてそのコンプレーサーの今現在起きている現象をつぶさに教えていただく。

このコンプレッサーはレシプロで圧力開閉式のオイル式のタイプ。
そのため修理、メンテナンスはスクリュー式と比較するとたいへん容易ではある。

その人物から詳しい状況を確認する。


そしてついぞ。
やはり電話で既に何度も確認していた事実と同じ内容が私の耳元で繰り返された。


その果てしなくとてつもなく大きな驚愕の落胆されるべく事実とは。

その人物は何の表情も浮かべず、淡々と語った。

「圧縮機が焼け付いています。」と。

それはやはり最も私が嫌悪していた内容であった。
コンプレッサーの心臓部の圧縮機が焼け付けば当然コンプレッサーとしての価値は
全くない。
それどころかこの装置全体が全く動作しないことになる。


実はこのコンプレッサーはある装置の一部分として使用している。
弊社が納入しそれもつい何ヶ月か前。
状況によっては弊社にて修理はもちろん面倒みなければならない。


そしてその人物は続けざまに。
「モーターは大丈夫です。Vベルトを外し確認しました。」と。
この発言には少々安堵感を覚える。
圧縮機だけでなくモーターまで動かないとなると弊社で面倒見る金額もかなりの
負担額となる。


モーターが回転するだけでも少しは救われたとこの世に感謝する。


しかしだ。当然その状況に至った原因を追究せねばならない。
当然原因がありそして結果がある。
その原因によっては我が社はたいへん不利な立場に陥る。

そして私はその原因についての言葉を発するのを待った。
私の脳裏にはかすかでほのかな期待はあった。

しかし、その人物の発言はその期待を大いに裏切る。

「設置環境は悪いのが原因ですね~。」
「温度がかなり上がったと思われます。」と。

設置したのは確かに我が社だ。
その環境で設置したのは我が町工場だ。

しかしだ。

すぐ隣にも全く同じような環境で設置されているコンプレッサーがある。
その隣のコンプレッサーは決して焼け付くことなく全くの問題無しに動いている。
客先にも十二分に相談を行い。
その上で隣で順調に動いているコンプレッサーと似た環境で設置したのだ。

隣は順調なのに、何故我が社が設置したコンプレッサーだけが焼け付くのか。


確かにコンプレッサーにおける温度管理は最も重要であるのは私も認識している。
スクリューコンプレッサーであればある一定の温度に達すると回路で自動で停止する。
それはもちろん焼け付き防止だ。
それに自動制御のコンプレッサー設置時は停止を避けるため、換気扇を利用し強制排気
ダクト設置し、温度がなるべく上がらないように工夫する。
その工事も我が社は何度も行った経験がある。

今回のレシプロ式もそうだ。
あまりの高温の環境ではオイルが噴出し、焼け付く。
特に最近の材質はアルミ鋳物であるため余計だ。

既に原因はそうであろうとは自分自身では薄々はわかってはいた。
しかし、その原因を自分の耳で実際確認するとやはり冷汗が出た。


私は当然反論した。
「隣のコンプレッサーは何故焼け付かないのですか。」と。

しかし、その人物はその質問には答えず、
「原因は雰囲気温度の上昇です。」と発言するばかりだった。


これでは埒が明かない。

私は話を進め、今後の対応方法について協議した。
例え、圧縮機を修理し元の状態へ戻したとしても又同じ現象、焼け付くという最悪の
状況に陥る可能性がある。

次なる改良がもちろん必要だ。

その人物とは十二分に今後の対応については話し合う。
そして結論をだす。

その原因についてはいぶかしく思いながらもそのサービスマンとは別れる。

しかし、私は次なる行動を起こさなければならない。
それはお客様への報告だ。
それも当然詳細な状況そしてそれに至った原因の説明だ。
そしてそれに対する対応についてもつぶさに話をせねばならない。

今回の出来事の原因には完全には納得できていない。
しかしながら実際その結果は目の前で起こっている。
そのコンプレッサーは殆ど新品に近い。

隣のコンプレッサーは既に何ヵ年も使用されており焼け付いたという事実は全く聞いていない。
しかし、同じような環境下で我が社が設置したコンプレッサーは瀕死の重体だ。
その原因は確かに理解できる。
その原因の重要性も既に過去の経験から十二分に自分自身の脳裏には刻み込まれていた。
それなのに。
何故だ。
既に知りつくした原因に今回はわが身を削られた事になる。




私は大いに天を仰ぎ客先の担当者の座っている事務所へと向かった。


いや。その向かおうとする瞬間。

隣のコンプレッサーのモーターがけたたましい音と共に回りだした。。。。。。




その後については皆様各個人が想像されてください。
ここではやはり私はついていると書いときますばい。



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最後に備忘録として。
相変わらず乱読中毒でして。


最近読破した本。


「科学の方法」中谷宇吉郎著。
科学に対してたいへん興味を起こさせる本。
この作者は雪の研究で有名な物理学者だが、決して難しい内容は書かれていない。


「女はなぜ突然怒り出すのか?」姫野友美著。
女性から見た女性の本来の姿を赤裸々に書いてある。
しかし、あまりに赤裸々過ぎてこれ以上は書けない。


「坂の上の雲(1)~(8)」司馬遼太郎著。
あの「竜馬がゆく」を凌ぐ超大作。
構想5年。執筆5年の約10年がかけられた大作。
日露戦争当時の日露のありのままの姿がまさに目の前に浮かんでくる。


「流星ワゴン」重松清著。
私は親子でも父と子の関係をここまで突き詰めた小説に今回初めて出会った。


「半落ち」横山秀夫著。
私にはあまり。。。。すんません。

「ダ・ウ”ィンチ・コード(上)」ダン・ブラウン著 越前敏弥訳。
私はあまりミステリー物は読まないが我が息子が既に読破していたので。

読破中。
「ダ・ウ”ィンチ・コード(中)」ダン・ブラウン著 越前敏弥訳。





それでは又です。





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2006.11.9by 博多の森と山ちゃん




2006年11月07日

11月7日 コンプレッサーで最も大切なのは温度管理。(1)



突然私の胸の鼓動は鳴り出した。
それは目の前に何かが現れた訳ではない。
私が書くのだからその何かとは、何であるか書かなくてもそのものが特定できるとすると
私はあのひとかどの人物に違いない。

あのひとかどについてもその具体的内容を書かなくても分かるとすると私は一体何者であろうか。

私も一人の人間である。
そして名前もある。
この地球と言う奇跡の星の大地に2本の足で立っている人である。

しかしだ。
かなり本題より話がそれているような気がする。
いや、気がするだけでなく実際それている。

それでは又です。

いや~んっ。。。。。


いや。まだまだ続きますけん。






話を戻す。

私の胸の鼓動は鳴った。
それはとてつもなく大きな振動だ。
そう。
書くまでもなくポケットに入れた携帯電話だ。
あらぬ想像をされた方。
残念至極でございまする~。

やかん。いやいかん。
本日はどうもおかしい。
何故かしら文章を書くべくキーボードを叩く手が勝手に動く。

又しても本題に戻す。

胸ポケットにしまってある携帯電話のバイブが振動した。
私はとっさに判断した。

実は初期不良と言うことでコンプレッサーメーカーへ修理依頼をしていた。
その修理が終了したとの連絡だろう。
私はその携帯電話の画面に映し出される電話番号を眺め即座にそう決め付けた。

ところがだ。
さすが私が日夜生活しているこの地球。
素晴らしい。

電話口からその終了したとの報告を私は当然ながら期待した。
その修理が終われがこの件は決着できる。
既に安心と言う二文字が私の心を落ち着かせようとしていた。
安らぐという安逸な心地がこの先待ち構えているはずだった。

ところがだ。
いつもの如く。又しても。
ところがだ。

電話口から聞こえてくる内容は私には到底信じられない内容だった。
それは安心と言う二文字を即座に消し去りそして私を奈落の底へ突き落とした。

その内容は私の脳細胞をしばらくその活動を停止させた。

しばらくその内容を理解するのに時間がかかった。

相手の話す内容は聞いているのだが、私は無口になり相手の話す内容にひたすら
全く心のこもっていない空返事をするだけだった。
いやその行動しか取れなかったのだ。

相手の話の区切りがつく。

ようやく私、自分自身の脳細胞が動き出しそして理解しだした。
そして理解が深まるにつれ次第に体が自然と震えそして総毛立つ。
私を恐怖と言うとてつもなく大きくて暗くそして奥深いベールが包み込もうとしている。
いや、瞬時に私をベールは包み込んで覆い隠してしまった。

私はその暗くて重いべールのなかで必死に問い返した。
それも一度でもない。
何度か「それは本当ですか。」と。
同じ質問を繰り返した。

そして相手は。
「本当です。これからの行動はどうしたら良いか判断を仰ごうと思って連絡しました。」
と。
はきはきと颯爽とした口調で私に問いかける。
そのはっきりとした口調に私は何故かしら爽快感が湧き立った。

そうだ。
客先現地でそのメーカーのサービスマンは私の最終判断を待ちかねている。
私が何かしらの言葉を発しない事にはその現地にいるサービスマンそして電話口の相手の方。
動きようがない。
今後の行動をどうしたらよいか判断がつかないのだ。

依頼したのは私だ。
当然今後の行動については私が判断しそして結論を出さねばならぬ。
それも素早い判断が私に求められている。

私の次なる言葉を待っている相手に私はついに言葉を発した。
どのくらい時を刻んだであろう。
そんなに長い時間は要しなかったと思われる。

「現地で待たせておいていただけますか。すぐに私が現地に向かいます。」

電話口の相手はその答えに安心したのか、より一層声が弾んだ口調になった。

「分かりました。私から現地へ待つように伝えましょう。」


「宜しくお願いします」。。。。。。
私はそう口を動かすと一目散に現地へ向かうべく車に乗り込む。
もちろん現地の様子を写すべくデジタルカメラを入れたバックも車へ載せている。

幸い車の渋滞はない。
いつもにになく自動車はスムーズに動かせ現地に到着した。

客先でいつも車を止める場所。
それは私が勝手に決め付けている自分専用の駐車場だ。
本日はそのわがまま極まりない自分勝手な自動車置き場に車を置き
そそくさとこんな私を待つ人物のところへ向かう。
しかし、心地よさが私を襲った。
それは止めるべく場所に自分の車を止めることができた。
その現実の事実を私自身が今行動できた。
非常なる満足感。

そんな些細な出来事に大きな幸せを覚える自分を第三者として
外から自己満足に過ぎないと批判をしながら眺めていた。
そしてそのはかなくそしてほんの僅かな幸せが私自身を覆い
あの暗くて奥深いベールは剥がされいくのが分かった。

しかしこの現実が。
今しがた自分自身で体験したあの現実の事実に私の心は大いに外の大地へ広がった。

私は爽快な足取りでその現場へ早足で向かった。
しかし、この心の動きは単純な人物であることを世間へ知らしめたのではないだろうか。
自分自身をいぶかしく思いながらも即座に湧き立つ微笑がその不信感を打ち消した。


現地では確かに私を待つ人物が待機していた。
既に車に乗り込みその車のバックミラーで私を求めていたようだ。
そのバックミラーの鏡に映る私を見つけると即座にその人物は運転席のドアを開けた。
そして私の方を向きながら出てきた。


時間切れです。
すいません。
続きものになってしまいました。
そんな気はなかったのですが。

磁界をいや次回をお楽しみにして頂くと私は天にも昇る素晴らしい心地ですばい。




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本日の九州は福岡、博多の我が町工場の様子です。




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そして。
本当の。
それでは又です。





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2006.11.7by 博多の森と山ちゃん




2006年11月05日

11月5日 使い捨てカイロから地磁気まで(6)



今だ九州は福岡は博多は暖かだが既に11月に突入している。
我が町工場は連休時の出勤は日常茶飯事であるし今回の3連休が仕事としても
最早誰一人としても文句そして非難などする人物など存在しない。
世間が例え3連休との名称を使用したとしても、多分我が社のような零細企業にとっては
飛び石の休みであるに過ぎないはずだ。

先週来我が社は現場工事が続いている。
現場3ケ所での仕事だ。
それぞれが異なるお客様でありそしてもちろん場所も異なる。

そんな中。
私のみ本日は一足先に事務所へ戻り今ブログを書いている。
本来の目的はブログを書くためではないのだが。
もちろんあのスーパーが付くイニシャル○な行動のためでもない。
何かしらここでこれだけは書いておかないとより一層疑われるような脅迫観念が
私自身に染み付いている。

もちろん我らが職人は現場での作業を続けている。
しかし、お陰様で無事一連の現場での作業は予定通り終了する見込みだ。

これぞ、皆様そして神様のご加護の賜物だと感謝しとるとですばい。





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先日来書いている磁界、電界との関係。
つまり密接な磁気と電気の関係は今現在も日常生活にとってなくてはならないものである。

特に電磁誘導。
最近何度も登場しているこの言葉。
科学の分野でも特に重要な地位を占めると私は思う。

そして電磁誘導によって発生する熱。
つまりジュール熱。

物理学の分野を成り立たたせている意味でも磁気、電気そして熱はとても需要な要素だ。

その重要な要素の一部である電磁誘導。
これについて再度取り上げたい。
そしてもう少しこの内容についてお付き合い頂ければ幸いですばい。

では早速。
「電話」。
現代社会において、日常生活そして仕事上でもなくてはならないものに電話がある。
電話には電磁誘導の原理が使用されているのは皆さんはご存知だろう。

おさらいの意味で電話の構造を簡単に記す。

ベルが鳴ると手に持つ受話器。
この電話の受話器には振動板が取り付いている。
この振動板の先には導体のコイルが付けてある。
そしてこのコイルの周りには磁石がある。

順を追って書くと。
受話器を持ち、相手の声が聞こえる。
これは相手の声が振動板を振動させ、それと共にその振動板に取り付いているコイルも
振動する。
この振動するコイルとその周りにある磁石の関係で電磁誘導が起こる。
それにより起きた誘導電流が電話線を通り相手の受話器まで伝わり、
周りの磁石による電磁誘導の関係によりがその中のコイルが振動し
そして振動板を振動させることにより相手に音として伝わる。

電磁誘導と言うことであれば、誘導起電力が関係する。
電気で言えば電圧に相当する。
大きな声を出せば振動が大きくなるので当然誘導起電力つまり電圧も大きくなる。
小さな声であれば起電力、電圧は小さい。
これら一連の動きは波の形で表現できる。
これら時間当たりの波の動きには「電気信号」という名称を使用する。

そしてこの電気信号にはアナログとデジタル信号がある。
アナログはその波がそのままの状態であるが、デジタルは0か1。
つまりアナログの波を2進法で数値化した信号と言うことになる。


ここで「自己誘導」について取り上げたい。
これも電磁誘導に大いに関連する。

日常使用している家電製品。
この家電製品のスイッチを入れたままコンセントを引き抜くと火花が散る現象を見たことは
ないだろうか。
コイルが取り付いているヘアードライヤーなど電力が大きい家電製品。
スイッチを入れたり切ったりするとこのコイルに流れる電流が大きく変化する。
そうなるとコイル事体が電磁誘導を起こし誘導起電力を生じる。
これを自己誘導と言う。

この自己誘導はレンツの法則により証明されるのだが磁束、そして向きがある。
これまで書くと少々理解が困難になるため説明は割愛したい。
どうしてもと言う場合は個人的に質問されてくださいませ。
しかし、私がスーパーが付くイニシャルHということをお忘れなく。
特に女性の方々。


実のところドライヤーでなくても電気回路にはコイルが存在する。

スイッチを入れたままコンセントを引き抜くと、電流の変化量が非常に大きくそのため
大きな誘導起電力が起き、火花が散ると理解すればよかと思うとります。
レンツの法則で言えば、コイルに急激に発生する大きな磁束を打ち消すために反対の向きの
大きな誘導起電力が発生する。
それが火花となるとです。
これでよかとでしょうか。


再び電磁誘導。
私の花の青春時代。
私にも実の所青い春の時代が存在した。
今現在もスーパーが付く青春時代だが。キャーッ!!イニシャルがエイチーッ!!

遺憾。やかん。いや、いかん。話がそれた。

私達世代の若い頃。音楽を聴くのは専らあのアナログ盤。レコード盤。
レコードプレーヤーを使用していた。
あのジージーと小さく聞こえる音。
そして時には針が飛び同じ音楽が何回も流れる。
あるいはブチッと音が途切れる。
何ともいえない味わいがあったとです。

このレコードプレーヤーも電磁誘導で音を鳴らしている。
レコード盤に刻まれた溝。
その溝に沿ってレコード針は動く。
そのレコード針の振動がピックアップの周りが磁石のコイルに伝わり
コイルと磁石の関係により誘導電流が流れる。

もちろんその振動の変化により誘導起電力も異なるものが発生する。
つまり誘導起電力の違いにより色々な音色が流れる。

そのアナログの波。電気信号がアンプにより増幅されスピーカーを通して音楽が鳴る。

皆さんも身の周りの電磁誘導を捜してみらんですか。
その付近にスーパーが付くイニシャル○がいたらとにかく逃げてください。
そうしないと磁力で引っ付きます。
その上、火花が散ります。

特に女性の方。安全第一。




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現場工事の様子を少々画像にて紹介ですばい。

いずれもコンベアと言う名の付くものでして。
ローラーコンベア。(画像にはない。)
ベルトコンベア。
そしてバケットエレベータ。
そして決して公表できないこの世にないものづくり品。




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それでは又です。





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2006.11.5by 博多の森と山ちゃん