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2006年07月05日

エントロピーと仕事量

物理の熱の分野ではエントロピー増大の法則というものが存在する。
しかし、この法則は現在は物理の分野以外でも当てはめることがある。

あくまでも「エントロピー」であり決して「ケロッピー」でないのは書くまでもない。
そして「ケロッピー」はサンリオのキャラクターである事も書くまでもない。






では先ず「エントロピー 」について。

この言葉は物質の状態を表す表現の一つで基本概念ということだ。
そしてよく「乱雑さの度合い」という表現がなされる。

このエントロピーとは実は物質の分子の運動が大きく影響する。
この分子の運動が整理された状態から乱雑な状態に変化した場合
「エントロピーが増した」と表現する。

例を示す。
温度が高いものと低いものが接したとする。
そうするとやがて温度は同じとなる。
これは分子が乱雑に活動したため起こる現象でありやはり
エントロピーが増したという。

あるいはコップの水にインクをたらすと混ざる。
これも水とインクが分かれた分子が整然とした状態から分子が乱雑に動いた
現象である。
これもエントロピーが増したという。

上記の例いずれも逆な状態にはならない。
温度の差があればいずれ同じ温度へ向かうが高い温度がより高くあるいは低い温度が
より低くなるということにはならない。

あるいは水とインクは混ざるが決してより分かれるという現象は決して起きない。

これらはいずれも自然の現象だ。
この現象はあくまでも自然でありそして決してエントロピーが減るという表現は
生まれることがない。
あくまでも付加逆な変化であり縮小するという逆向きの変化は起こらない。

これを「エントロピーの増大の法則」というとです。

わかったですかな。
この法則は現在の環境問題に大きく係わっているとです。

物理の偉大なる法則に「エネルギー保存の法則」というものがある。
これはエネルギーの総和は一定であるという事ですな。

これら2大法則は人類の営み、人間生活に大きくかかわっているとです。
人間が生きて行く上には様々なエネルギーを必要とする。
あるエネルギーを使用すれば当然そのエネルギーは減る。
それは人間にとって使用可能なエネルギーのことをあくまでも表現しているだけで
使用不可能なエネルギーではない。

つまり人類はあるエネルギーから人間にとって使用可能なエネルギーを
あくまでも使っているだけで使用不可能なエネルギーは使用していない。
それはエネルギーの総和は一定であるエネルギーの保存の法則からも
明らかだ。
しかしだ。エネルギーを使用するということはエントロピーは常に増えているということなる。
決して減る事はない。

それはこれが自然の法則だからだ。

この考え方を発展させると環境という難問に突き当たる。
エントロピーの増大が環境ひいては地球環境にいかなる影響を与えているか。
エントロピーから地球規模の環境を考える科学が現存する。

他にもエントロピーの概念から情報そして人類の営みまで説明しようという動きも
あるらしい。

産業界でもこの概念はある意味浸透している。
それは「省エネルギー」という表現方法ではないだろうか。
なるべく小さなエネルギーを使用し、エントロピーの増大を防ごうとする行為。
果たしてエントロピーまで考慮に入れているかどうかはその本人に確認しないと
回答は出ないはずだ。

いずれにせよエントロピーの増大の法則はあくまでも自然の法則であり
決して人間が作ったものではない。

人間は地球あるいは宇宙のエネルギーを消費しないと生きていけない。
石油、天然ガス、原子力、太陽光。
やはり環境という自然には自然の法則で立ち向かうしかない事は書くまでもないであろう。

決してエントロピーはケロッピーではないこともここで書くまでもない。


先を急ごう。

お陰さまで我が社はようやく仕事が入ってきた。
一時は危機的状況ではあった。

ここ最近3年近く俗に言う「暇」という現象が我が社には程遠い状況であった。
ところがGW明けより極端に仕事量が減った。

やはり自然の法則であるエネルギーの保存の法則は我が社にも存在し
会社の仕事量が減るに従い私自身のやることが増えた。

それは仕事を確保する為に行う様々な行為だ。
この機会とばかりに色々頭と体を動かしてみた。

HPの刷新。新規顧客へのアプローチ。葉書の作成。
そして新ブログへの移行。
私はできる限りの行為はやってみようと早急なる対応を試みた。
しかし、自分では満足できる成果は今まで中々生まれていない。

我が親父である社長はこの程度の谷はたまにはあるとの発言。
しかし、私は決してこの言葉は理解できていない。


会社とは常に忙しい状態でなければならないという頑固な思いが私にはある。
会社を忙しくする為には私が先ずは人一倍努力するのは当たり前だ。

しかし、最近まで性急ではあるが自分の満足する成果は現れていない。

毎日毎日、見積作業の連続。
一日として見積提出の為に費やさなかった日にちは皆無に等しかった。

会社とは常に新規のお客様を目指し行動する。
これは当たり前だ。

毎日見積もり行為を行うということは逆に引合がそれだけあったという事だ。
事実引合いの量は忙しい頃の数倍という数字が出ている。

それだけ引合は多いのに受注できた物件はほんの僅かでしかない。

実は金額もかなり大きな物件もありこのような物件は引合から受注までの期間が
かなり長い。


ここ最近新規のお客様の工場へ訪問した数は多い。
そして遠方のお客様も。
これからも引合を頂いたお客様のところはすぐさま飛んでいくつもりだ。


私はエントロピーの増大の法則ににのっとりエネルギーを費やしそして
仕事量を増大させるため力の限り励むつもりだ。


今週末から、来週頭まで遠方へ泊り込みの出張工事がある。
今日も現場工事で我らが職人はいまだ帰社していない。

それでも私は仕事量を増大さえそしてエネルギー保存の法則により、
職人の仕事量へのエネルギーへと変換させたい。

ものづくりの仕事量の谷、山という概念を何とか作り変え新しい波のない
エントロピーへの世界へと変貌を遂げることを大いに自分自身に期待している。
それこそが自分の無意識の世界であるのだろう。


さあこれからも情熱仕事。
続けるとです。

決してケロッピー仕事でないことは書くまでもなかとです。


それでは又です。


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 エントロピー仕事量ブログあるはず。
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2006.7.5 by 博多の森と山ちゃん




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